映画『ジェイソン・ボーン』9年の空白期間を経た理由とは?

ジェイソン・ボーン マット・デイモン

マット・デイモン主演の「ボーン」シリーズ最新作『ジェイソン・ボーン』が現在大ヒット公開中だ。

極限まで臨場感を追求したアクションシーンと、ノンストップで展開されるストーリー。2002年に誕生し、アクション映画の新機軸となった<ボーン>シリーズ。ポール・グリーングラスとマット・デイモンの最強タッグによる最高傑作が約10年の時を経てついに復活した。アリシア・ヴィキャンデル、トミー・リー・ジョーンズら豪華キャストを迎え、アテネ、ロンドン、ラスベガスなど世界中を舞台にジェイソン・ボーンの新たな物語が描かれる。

ジェイソン・ボーン 撮影

9年ぶりの新作公開となった本作。ボーン・シリーズといえば息もつかせぬアクションシーンが大きな魅力だが、作中に描かれる世界情勢もまた魅力の一つ。

前作『ボーン・アルティメイタム』の公開後から、シリーズのファンからは続編が熱望されていたが、9年もの期間を空け製作された理由は、ボーンが帰ってくるべき舞台にふさわしい世情が整ったタイミングが“今”であったから。

本作の舞台背景について、1作目から製作を担当しているフランク・マーシャルは次のように語る。

「ボーンが帰ってくるだけの正当な理由があり、かつ現実社会と関連があるストーリーをようやく思いついたんだ。チーム全員で様々なストーリーを検討して、ようやく『これだ!』と思うものに行き着いた。ストーリーを決める上で最も考慮したのは、単に『ボーン・アルティメイタム』の続きを作るというのではなく、現実味のある現代社会にうまくボーンをシフトさせ、全く新しいストーリーを語るという点だったね」(フランク・マーシャル)

ジェイソン・ボーン トミー・リー・ジョーンズ

フランク・マーシャルが語るように、現代社会にボーンをシフトさせるため「前作『ボーン・アルティメイタム』が公開した2007年から今に至るまで、世の中で起こったことを書き出してリストを作った」と明かすのは監督のポール・グリーングラス。そのリスト化によって驚くべき変化が見えてきたという。

「2007年当時、ソーシャルメディアはほとんどなかったし、もちろんウィキリークスもなかったし、スマートフォンもまだまだ使われていなかった。社会全体の大きな変化を今回の映画には反映したいと思っていたんだ」(ポール・グリーングラス監督)

そんな、グリーングラス監督とクリストファー・ラウズが執筆した脚本は、タイムリーなだけでなく推進力があると製作のグレゴリー・グッドマンは明言する。

「今では私たちを監視する秘密機関が実際に存在すると考えられているし、エドワード・スノーデンによる衝撃の告発やウィキリークスによる暴露もあった。現代社会における問題は、シリーズの過去作品で取り上げられた問題とは比べものにならないほど深刻なんだ。現実社会でも、私たちは安全保障とプライバシーの確保というバランスの中で難しい決断を強いられている。この作品ではそういった現実問題がアドレナリン全開のアクションシーンと共に描かれているよ!」(グレゴリー・グッドマン)

ジェイソン・ボーン マット・デイモン トミー・リー・ジョーンズ

前作よりパワーアップしたアクションはもちろんのこと、その背景に描かれる世界情勢を読み解くことも本作の楽しみのひとつ。2007年から9年の間に起きた様々な社会の変化を取り入れ、満を持して製作された映画『ジェイソン・ボーン』。その全貌を劇場で刮目していただきたい。

映画『ジェイソン・ボーン』は大ヒット公開中。

(C)Universal Pictures

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