村川絵梨の美しき肢体を官能的に―映画『花芯』昭和モダンな香り漂う原風景たち

花芯 村川絵梨

瀬戸内寂聴原作の同名小説初の映画化『花芯』(R15+)が2016年8月6日より公開となる。

本作は、瀬戸内寂聴がまだ瀬戸内晴美として執筆していた当時「新潮同人雑誌賞」を受賞するも、1957年発表当時批評家から「子宮作家」と批判を浴び、長く文壇的沈黙を余儀なくされた、同名恋愛小説を映画化する作品。

花芯 ポスター

肉体の悦びに目覚め、世間の常識に背を向けながらも子宮の命ずるまま生きることを選ぶ主人公・園子を村川絵梨が演じるほか、園子の夫・雨宮を林遣都、園子と逢瀬を重ねる男・越智を安藤政信、園子夫婦が下宿するアパートの大家・北林未亡人を毬谷友子など、実力派俳優たちが顔を揃える。メガホンをとるのは『blue』『僕は妹に恋をする』『海を感じる時』の安藤尋監督。

主人公・園子を演じる村川絵梨の官能的で、体当たり演技が目を引く本作。先日公開された予告映像や、ポスタービジュアルでは大胆にも露わになった村川絵梨の肢体が、儚くも美しき本作の世界観を見事なまでに映しだしていることで、映画公開前から話題を集めている。

花芯 瀬戸内寂聴

本作は、埼玉県深谷市をメインに、群馬県、茨城県といった関東近郊で撮影をおこない、舞台となる昭和20年前後の“昭和モダンな美しい風景”も抒情的に映し出している。まるでタイムスリップしたかのように、心地よく、いまにも当時の空気がにおい立つようなロケーションの数々が、女性の愛欲や性愛の物語にとどまらない本作の大きな魅力のひとつといえる。

今回は、本作を彩った昭和モダンな香り漂うロケ地の数々をお届けする。

映画『花芯』昭和モダンな香り漂う美しきロケ地たち

吉野川(埼玉県深谷市)

花芯 吉野川(埼玉県深谷市)

昭和の空気が色濃く残る街並みが人気の埼玉県深谷市。市内を流れる吉野川は、風にそよぐ草の緑、そよそよと流れる水面の美しさはいかにも昭和らしく、村川絵梨が演じる園子の白く透き通った脚、と朱い着物のコントラストが映える、本作の撮影には欠かせないロケーションのひとつとなった。

滝澤酒造(埼玉県深谷市)

深谷市にある文久三年(1863年)創業の老舗酒造会社周辺で撮影が行われた。劇中設定の一部は、京都が舞台ではあるが、小京都と呼ばれる深谷の街並みは、まさに古都の姿そのもので、モダンな世界へと観客を誘う。

わたらせ渓谷鐵道 上神梅駅(群馬県みどり市)

花芯 上神梅駅(群馬県みどり市)

国の登録有形文化財指定を受けている木造の「上神梅駅」駅舎は1912年(大正元年)に建築され、昭和初期増築という貴重な建造物だ。時が止まったままのようで、重厚感が際立つ場所となっている。村川絵梨が演じる園子と、安藤政信が演じる越智は、この駅で落ち合い、誰も知らない地へ向かう本作を彩る重要なシーンのひとつとなっている。

県立赤城公園(群馬県前橋市)

群馬県を象徴する名山である赤城山。その山頂部の豊かな大自然に広がる県立公園は、昭和天皇の赤城山行幸を記念し、山頂の御領地の払い下げを受け県立公園となった場所。この湖の守護神は女性の神様で「女性の願い事にご利益がある」とされており、まさに本作にうってつけの場所といっていいだろう。

積善館(群馬県吾妻郡)

花芯 積善館(群馬県吾妻郡)

スタジオジブリの名作『千と千尋の神隠し』のモデルとも言われている、群馬県吾妻郡・四万温泉にある「積善館」は、日本最古の湯宿建築とされる由緒正しき日本旅館。対面からのロングショットで押さえられたシーンでは、いかにも老舗らしい情緒と趣に溢れている。この旅館で、園子と越智は愛を確かめあう、官能かつ情緒あふれるシーンとなっている。

安楽寺(茨城県常総市)

花芯 安楽寺(茨城県常総市)

時代劇のロケにも頻繁に使用されている安楽寺は、東西南北の4方向すべてに門が構えてあり、福禄祈願・子孫繁栄・延命長寿・厄除けとそれぞれ願い事によって入る門が異なるという珍しい謂れがある。本作では、重要なシーンのロケ地となっている。

花芯 県立赤城公園(群馬県前橋市)

傷だらけになりながらも、女としての性愛を貫いた熾烈な女性の恋愛を映し出す本作。現在にも通ずる女性の「愛欲」や「性愛」の真実が、美しきロケーションとともに紡ぎだされる。

映画『花芯』は2016年8月6日(土)より、テアトル新宿他全国公開。

映画『花芯』あらすじ

「きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ」―それが園子(村川絵梨)の恋人・越智(安藤政信)の口癖であった。園子は、親が決めた許婚・雨宮(林遣都)と結婚し息子を儲けていたが、そこに愛情はなかった。ある日、転勤となった夫について京都へ移り住んだ下宿で越智と出会い好きになってしまう。生まれてはじめての恋に戸惑いながらも、自身の子宮の叫びは次第に大きくなり抑えられなくなっていく――

(C)2016「花芯」製作委員会

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