加藤泰監督作『ざ・鬼太鼓座』ベネチア国際クラシック部門での上映決定

2016年8月31日からイタリア・ベネチアで開催される、第73回ベネチア国際映画祭クラシック部門で、加藤泰監督作『ざ・鬼太鼓座』(英題:”The Ondekoza” Digitally Remastered Version)デジタルリマスターの上映が決定した。

第73回ベネチア国際映画祭クラシック部門
『ざ・鬼太鼓座』デジタルリマスター上映決定

ざ・鬼太鼓座

1981年製作の『ざ・鬼太鼓座』は、一般に広く公開されず幻の映画とされてきた作品で、世界的名匠・加藤泰監督の遺作で、異色のドキュメンタリー映画。

完成当時、試写の舞台挨拶で「生まれて始めて思う通りのことをやれた映画」と加藤泰監督自身が語ったといわれる本作は、佐渡ヶ島で太鼓を鳴らし続ける芸能集団「鬼太鼓座」の若者たちを撮影し、セットとロケを含めて約2年かけて製作された。

それから35年の時を経て、加藤泰監督生誕100年の2016年に、35mmネガフィルムを4K解像度でスキャンし、2Kでデジタルリマスター作業を行い、今回の上映となった。グレーディング作業には、本作プロデューサーの田中康義、脚本・助監督の仲倉重郎、撮影助手の満井坦彦が監修し、製作当時の色調を再現しているとのこと。

ざ・鬼太鼓座

上映されるのは、8月31日から9月10日までイタリア・ベネチアで開催される第73回ベネチア国際映画祭のクラシック部門(ベネチアクラシックス)。今回の選定は、ベネチアクラシックス開始の2012年木下恵介監督『カルメン故郷に帰る』、2013年小津安二郎監督『彼岸花』、中村登監督『夜の片鱗』、2014 年高橋治監督『彼女だけが知っている』に続いて、松竹から5本目の出品となる。

本年は『ラルジャン』(1983、ロベールブレッソン)、『マンハッタン』(1979、ウディ・アレン)、『山中傳奇』(1979、キン・フー)、『ストーカー』(1979、アンドレイ・タルコフスキー)、『アルジェの戦い』(1966、ジッロ・ポンテコルヴォ)のほか、日本からは『七人の侍』(1954、黒澤明)などが選出されている。

さらに、今回のデジタルリマスター版は、2016年11月19日から27日まで開催予定の、第17回東京フィルメックスにて、ジャパンプレミア上映もされる。

(C)1989「ざ・鬼太鼓座」製作委員会

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