映画ファンで語ってみた『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』公開直前!大統領を描いた映画を振り返ってみる!

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8月15日からサミュエル・L・ジャクソンが大統領を演じる『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』が公開されます。フィンランド・イギリス・ドイツ合作でアメリカ大統領を描くという異色の映画ですが、ハリウッド映画への憧れと自国(フィンランド)の美しさを融合させた非常に面白い作品に仕上がっていました。

そんな『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』の公開を半月後に控えた7月末、映画ファンの飲み会でこの作品や同じように大統領が描かれている作品について語ってみました。

【やっぱ『エアフォース・ワン』でしょ!】


『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』は大統領専用機(エアフォース・ワン)が登場します。そして大統領とテロリストが戦います。既に『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』を鑑賞していた私は、「大統領専用機」「大統領が戦う」という2つの情報を飲み会参加者へ基本情報として与えました。

そうなるとやはり最初に連想される作品は『エアフォース・ワン』。これが大半の意見でした。




『エアフォース・ワン』は機内で大統領とテロリストが死闘を繰り広げますが、『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』では脱出後の地上、フィンランドの森の中で大統領とテロリストが死闘を繰り広げます。

この点場所に違いこそあれど、『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』から感じるハリウッドへの憧れは、『エアフォース・ワン』を意識していると容易に想像ができます。

その意味でも『エアフォース・ワン』が好きな人は、きっとこの『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』も楽しめること間違いありません。

【森での戦い?『ハンガー・ゲーム』?】


森での死闘と言った時に3本の映画が合わせて参加者から連想として出てきました。大統領の映画ではありませんがそれぞれ『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』で描かれるシーンと繋がる部分もあります。

『ハンガー・ゲーム』、『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』です。

この3本とも森の中での命を懸けた死闘が繰り広げられます。

どこに敵が潜んでいるかわからないとなると『ハンガー・ゲーム』、

森で襲撃に遭いながら逃げるとなると『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』、

襲撃に遭いながらも攻めこむとなると『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、

がそれぞれ連想されます。

ハンガー・ゲーム



シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム



アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン



『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』では「敵が見えない」、「逃げる」「攻める」がそれぞれ描かれるため、これら3作品好きな方も楽しめる映画に仕上がっています。

【大統領映画の名作と言えば?】


『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』では「戦う大統領」を描いているため『エアフォース・ワン』が一番近い作品にはなります。

しかし映画の話は「大統領映画の名作」へ。『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』でも大統領の権力とアイデンティティについて描かれているので、テイストこそ違えどその本質はやはり様々な大統領映画となると繋がっている部分もあります。

ニクソン大統領、ウォーターゲート事件を描いた『大統領の陰謀』や『フロスト✕ニクソン』が真っ先に上がりました。緊迫感でいけばキューバ危機を描いた『13デイズ』も名作との声が多数出ました。

賛否あれどアメリカ大統領としてのリーダーシップを描いているのはやはり『リンカーン』。そのリーダーシップを皮肉に描きつつも映画としてのエンタメ性もあったのが『ブッシュ』。

大統領映画の名作となると実在した大統領を描いているものが多く上がってくる印象です。

同時に大統領が主人公でないフィクション映画『ディープ・インパクト』なども映画的に名作であり、大統領の演説は名シーンとの声が多数上がりました。

【『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』の大統領映画としての魅力】


あちこち脱線しながら大統領映画トークは大盛り上がり。みなさん『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』を鑑賞してない状態でしたので「大統領映画」として様々な連想を思いめぐらして期待をしていました。

「戦う大統領」を描いている点やハリウッドへの憧れを見せる製作陣の演出は『エアフォースワン』や『13デイズ』がやはり近い映画かなと思いました。特にスコア(音楽)はこの2作品の重厚なイメージにかなり近いです。

同時に「大統領と少年ハンター」という副題が付いている通り少年ハンターも主人公です。少年の成長を描く点ではシリアスな映画一辺倒ではなくアドベンチャー映画としても魅力を放っています。

前述の通り大統領の権力というアイデンティティを描きながらも、エンターテイメント性をしっかりと感じさせる映画が『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』です。

91分というコンパクトな上映時間、夏休みにサクッと楽しめる作品、いよいよ8月15日から公開です。

(文:柳下修平)

■『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』



■公開日:2015年8月15日

■監督・脚本:ヤルマリ・ヘランダー
■出演:サミュエル・L・ジャクソン、オンニ・トンミラ、レイ・スティーヴンソン、フェリシティ・ハフマン、ジム・ブロードベント

■作品紹介
“ビッグゲーム”、それは“地上最大の権力者・アメリカ大統領狩り”。
ノンストップで繰り広げられるスリルと興奮のサバイバル・アクション超大作が遂に日本上陸!!
“空飛ぶホワイトハウス”と呼ばれるエアフォース・ワンが無残に撃墜される冒頭から、サプライズに満ちた見せ場の連続が展開される。
フィンランドの雄大かつ美しい絶景の真っただ中で繰り広げられる前代未聞の“大統領狩り”。
鬱蒼とした森、急勾配の斜面や岩山、崖や湖といった未開の大自然を生かし、絶え間なくスリルと興奮を誘うサバイバル・アクションが展開していく。
さらに本作のユニークな見どころは、大統領があどけない13歳の少年と偶然めぐり合い、年の差と身分の違いを超えて結束するバディムービーとしての面白さ。
秘境に放り出されて丸裸同然となった大統領と、伝説的な狩人である父親の期待に応えられない臆病な少年ハンターが、極限状況の中で固い絆を育んでいく。
そのヒューマンな友情と成長の物語が映画に熱いパッションを吹き込み、テロリストとの激烈なバトルを力強くヒートアップさせていく。
主演のアメリカ大統領役には、『パルプ・フィクション』『ダイ・ハード3』『アベンジャーズ』シリーズの個性派俳優サミュエル・L・ジャクソン。
持ち前のユーモアと味わい深い存在感を発揮し、体当たりのアクション・シーンも披露している。
少年ハンター役にはオンニ・トンミラを抜擢。サミュエル・L・ジャクソンという世界的スターを相手に堂々たる掛け合いをやってのけた彼の大物ぶりも見逃せない。
そして『マイティ・ソー』『G.I.ジョー バック2リベンジ』のレイ・スティーヴンソン、『アイリス』でアカデミー助演男優賞に輝いたジム・ブロードベントといった実力派キャストが脇を固めている。

■公式サイト:http://biggame-movie.jp/

https://www.youtube.com/watch?t=50&v=BrxoiPmZKTc

(C)2014 SUBZERO FILM ENTERTAINMENT, ALTITUDE FILM ENTERTAINMENT, EGOLI TOSSELL FILM

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