「ゴーストバスターズ」VS「セックス・アンド・ザ・シティ」夏だ!! NYだ!! 女4人でゴースト退治だ!!

ゴーストバスターズ

「ゴースト・アンド・ザ・シティ」?

女の後輩 あれ? 爺さんと先輩は?

後輩 ふたりとも夏休みだそーです。爺さんは温泉、先輩はシネコンめぐり。

女の後輩 ったくあの先輩ときたら、どこまで映画館が好きなんだか。そのうち「映画館で死にたい」って言い出さないといいけど。

後輩 例の「面白いドキュメンタリー」連続対談も1回休みで、それで僕たちがかり出されたみたい。

女の後輩 ちっ、留守番かよ。つか、今タイトルを観て気づいたけど、なんで「ゴーストバスターズ」と、「セックス・アンド・ザ・シティ」を比較するのさ?よりによって私が大好きなSATCを持ち出すなんて。

後輩 ふっふっふ。僕は気づいてしまったんです。この2本の映画には、濃密な共通点があるってことを。まず、主役が女性4人であること。

女の後輩 それから?

後輩 舞台がニューヨーク。

女の後輩 そうだけど・・・で?

後輩 いや、そんだけなんですが・・・。

女の後輩 たったそれだけかよっ!?

後輩 でもなんとなく、近い感じがするじゃないですか。SATCって30代近辺の独身女性4人が、仕事と恋愛に血眼になる話だし、それが「ゴーストバスターズ」になると、女4人ゴーストに夢中で・・。

女の後輩 そろって理系女子って共通点はあるけれど、SATCのおねいさんたちよりも、もっとマッチョだぞ。年もちょっと上だし。

後輩 マッチョというか、色気を感じないと言ったほうが・・。

女の後輩 そんなのわかんないじゃん。ああいうたくましい女性に抱かれたいって男子もいるかもしれないよ。

後輩 そもそもSATCのおねいさんたちは、男を気持ち良くなることかキャリアアップの道具としか観てないじゃないですか。差別よ。きい!

女の後輩 あんた、そーとー偏見強いねえ、若いくせに。SATCがあれだけ流行ったのは、当時の女性たちが皆ああいうライフスタイルに憧れたからよ。今、2016年の夏に「ゴーストバスターズ」を観て、「ああ、理系女子になって中華料理店の2階からゴースト退治に行きたい!!」なんて思う?

後輩 ミスター・ビッグみたいないい男と遭遇する機会より、ゴーストと出会うチャンスのほうが少ない。貴重ですよ!!

おバカのケヴィン、実はけっこう重要なキャラ?

後輩 今度の「ゴーストバスターズ」には、ちゃんと男性キャラも出てきます。ケヴィンという・・。

女の後輩 ケヴィン!! このバカ男!!

後輩 クリム・ヘムズワースが、ほとんど地じゃないかと思える天然演技を見せてますよね、おバカのケヴィン。

女の後輩 電話応対も受付も出来ない。なのに強引にゴーストバスターズのオフィスに居座ってしまう。なんでこんなバカを・・ただねえ、映画を観ていて気づいたんだけど、このバカ男ケヴィンって、けっこう重要な役割を背負っているんだよね。

後輩 どういうことですか?

女の後輩 いい? あらゆる映画は誰かの主観で語られているものよ。「ゴーストバスターズ」の場合、それがケヴィンじゃないかなって。

後輩 えーっ!? おバカ青年の視点でですかあ?

女の後輩 だって、よく考えてご覧。4人のバスターズが出動したりゴースト退治をする、そのモチベーションを与えているのが、実はケヴィンなのよ。みんな「あのバカ男、しょーがねえなあ・・・」ってイヤイヤな感じだけど、結局彼を助けてしまう。

後輩 だからといって、ケヴィンってキーパーソンの割にはバカすぎて・・・。

女の後輩 そのあたりも、SATCと似ているかもしれない。4人の女性が理想の男性を求めるものの、結局そうは行かなくて、情にほだされたり妥協したり。その対象が男ってとこも共通しているわ。うん。これって発見ね!!

後輩 そ、そうでしょーか・・?

脳味噌にも保養を。何も考えずに楽しむべし。

女の後輩 まあとにかく、映画としては面白く出来ているし、なんたって余計なことを考えずに楽しめるのが、この映画の良いとこ。

後輩 地球が滅びそうになったり、モンスターが暴れたりって映画も飽きましたしね。いったい何度襲撃されるんだ、地球?

女の後輩 オリジナル版を見ている世代は、あのテーマ曲とトレードマークだけでも懐かしいと思うけど、今回はバリバリの3D映画になっていて、画面からはみ出すほどの立体映像が楽しめるわよ。

後輩 監督はポール・フェイグ。「プライスメイズ/史上最悪のウェディングプラン」の監督だそうですが、この映画、観たけど覚えてないなあ。

女の後輩 これからの監督にこの大作、しかもリブートものを任せてしまうあたり、ハリウッドの懐の深さを感じるわあ。とにかく、夏の暑さにとろけた脳味噌にも保養が必要だから、これ観てシワを伸ばすと良いわよ。

後輩 そうそう。何も考えずに楽しみましょう!!

(企画・文:斉藤守彦)

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    ライタープロフィール

    斉藤守彦

    斉藤守彦

    斉藤守彦(さいとうもりひこ) Morihiko Saitoh 静岡県浜松市出身。映画館、ビデオ会社でのアルバイトを経て、映画業界紙「東京通信」記者 (後に編集長)に。1996年からフリーの映画ジャーナリスト/アナリストとなり、以後多数の劇場用パンフレット、「キネマ旬報」「HiVi」「ザテレビジョン」「日経エンタテインメント!」「宇宙船」「スターログ日本版」「INVITATION」「東京カレンダー」「アニメ!アニメ!」「フィナンシャル・ジャパン」「Pen」などの雑誌・ウェブメディアに寄稿。2007年秋に「日本映画、崩壊 -邦画バブルはこうして終わる-」を、08 年「宮崎アニメは、なぜ当たる -スピルバーグを超えた理由-」、09 年「映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?」、 10 年に「『踊る大捜査線』は日本映画の何を変えたのか」(共著) を上梓。 他の著書に「図解でわかるコンテンツ・ビジネス」1〜4(共著)、「ソノラマ MOOK/ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(構成・執筆) 、電子書籍「日本映画、飛躍と困惑の過去・現在・未来」等があり、ここ数年は「映画宣伝ミラクルワールド」「80年代映画館物語」と、独自の視点による書籍を執筆。2016年3月には新作「映画を知るための教科書 1912−1979」が世に出る。現在、水道橋博士編集長のメールマガジン「メルマ旬報」で「2016年映画館物語」を連載中。また「BOOKSTAND映画部!」で、「映画を待つ間に読んだ、映画の本」と「映画惹句は、言葉のサラダ」の2つの連載を行っている。

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