映画コラム

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2016年08月12日

R15の官能的さ!大人の色気が花開く『花芯』の見どころ3選!

R15の官能的さ!大人の色気が花開く『花芯』の見どころ3選!

こんにちは、桜井です。恋愛と映画について語る「素敵な恋と映画の関係」、今回ご紹介するのは『花芯』です。

花芯 ポスター


(C)2016「花芯」製作委員会


『花芯』は、瀬戸内寂聴先生の小説が原作になっているR15の恋愛映画です。不倫、略奪、家族との確執、などドロドロしています。難しい作品なので、観る人によって感想が違うと思いますが、今回は大人の色気が花開く映画『花芯』の見どころをご紹介します。

1.スクリーンに釘付けになるほど、美しい園子の裸体


R15映画だけあって、濡れ場がたくさんあります。

劇場の大きなスクリーンで魅せる主人公、園子を演じる村川絵梨さんの美しいヌードは必見です。陶器のように白く美しい裸体は、まさに芸術!真夏の炎天下でも、映画館に足を運ぶ価値は、十分にあります。

園子はずっと着物姿、シーンごとにその柄も変わり、「色気とエロは違う」ということがよく分かるのがこの作品です。本当に色っぽい人は、着物姿でも色気が漂っています。村川絵梨さんは、まさしく大和撫子です。

花芯 村川絵梨


(C)2016「花芯」製作委員会



2.穴を開けるほど威力抜群の壁ドン!


園子の夫である雨宮を演じるのは、林遣都さん。雨宮は妻の園子を一途に愛する、よくできた夫で、世の女性の理想を体現したかのような存在です。園子がどんなワガママを言っても怒らないし、彼女のすべてを優しく受け止め、まるごと愛してくれます。

こんなイケメンの夫に溺愛され、経済的にも何不自由ない生活が送れて、専業主婦になれた園子。しかし、これ以上ないほど恵まれているのに、彼女は夫を愛することができず、他の男に心惹かれてしまうのです。

夫、雨宮にそのことを告げるシーンでは、彼が激怒し、穴を開けるほど迫力ある壁ドンを演じています。男の人を本気で怒らせると怖い、ということがよく分かるシーンです。

花芯 壁ドン


(C)2016「花芯」製作委員会



3.「彼女とは別れるよ」という嘘を信じた結果


園子の愛人である越智を演じるのは、安藤政信さん。

越智は、雨宮の上司なのですが、いまだに独身で何かと謎の多い、ミステリアスな色男です。園子はその彼に一目惚れしてしまい、その瞬間から今までの順風満帆な日常が狂っていきます。

園子と越智は一線を超え、男女の関係に……不倫ですね。実は越智にも彼女がいるため、「W浮気」ということになります。彼は「彼女と別れる」というのですが、その約束が果たされる日は、どんなに待っても訪れません。現実でも、すでに恋人がいる男の「あの子とは別れるから」という言葉が、いかに当てにならないのかが痛感するシーンです。

花芯 吉野川(埼玉県深谷市)


(C)2016「花芯」製作委員会



まとめ『女は死ぬまで女である』


この映画の1番の見どころは、園子の最後のセリフです。そのセリフは、ぜひ、あなた自身が劇場に足を運び、映画を観て、知ってほしいです。観た人にしかわからない、ドシンとくる重みがあります。

『花芯』は、「女は死ぬまで女である」というメッセージを伝えています。園子は自分勝手で、欲望に忠実に生きているように見えると同時に、その姿は、とても清々しくて凛々しいです。

世間で「してはいけない」とされている禁忌をぶち破ってでも、自分がしたいことをする園子の覚悟には、圧倒されます。

(文:桜井)

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