ナインティナイン主演「岸和田少年愚連隊」のスピンオフ作品! 本家を乗っ取る勢いで脇役だったカオルちゃんが大暴走

1959年の大阪・岸和田。少年たちは行き場のないエネルギーをケンカによって発散させていた。本作品は典型的な昔の不良“長ラン番長”カオルちゃんのケンカ物語だ。

「なぜケンカするのか?」、そんな質問はカオルちゃんにとって愚問にすぎない。暴れることで生を実感し、暴れることでしか正義を見いだせない。そんな男の不器用な生き様を描く。

岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE1

高校1年生の長ラン番長を演じる竹内力

2001年公開の映画「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE1」は、ナインティナインが主演を務めたことでも有名な“本家”「岸和田少年愚連隊」(1996年)のスピンオフ作品です。

本家では小林稔次が演じた「カオルちゃん」を主役にした本作品では、竹内力が15歳(高校1年生)の頃のカオルちゃん役として暴れまわります。1964年生まれの竹内力が36才で高校1年生役を演じているところも必見のポイント。

ただ、カオルちゃんは“親父顔”として岸和田で有名だった人なので、決して無理のある配役ではありません。それどころか、僕が何作品か見たことのある竹内力主演作品の中では、メーターを振り切るほどの勢いで“硬派な番長”を演じている本作品はハマり役です。

脇役だったカオルちゃんが続編7作品の主役に!

カオルちゃんの夢は「全国高校総番」――。つまり、高校1年生にして全国の高校を支配するトップ番長になること。そんな大志を抱いて高校に入学するところからストーリーははじまります。

有言実行のカオルちゃんは入学した日から学校内だけでなく、地域のヤクザまで締め上げてしまうという暴れっぷり。それだけの並外れた強さがあれば、大志が現実のものとなるのも夢じゃないと思いますが、そうはいかないのがこの映画の面白いところ。

傍若無人なだけではなく、人情に厚いカオルちゃんは余計なことにも首を突っ込んでしまい、ドタバタ劇がはじまります。

このスピンオフ作品で大人気になったカオルちゃんは「カオルちゃん最強伝説シリーズ」として続編がつくられ、「EPISODE2 ロシアより愛をこめて」、「EPISODE FINAL スタンド・バイ・ミー」など、2007年まで7作品が公開されています。

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(文:廣田喜昭

    ライタープロフィール

    廣田喜昭

    廣田喜昭

    廣田喜昭 1979年横浜生まれ。2013年に出版業とライター業の会社、㈱代官山ブックスを一人で起業。

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