撃って撃って撃ちまくれ!情け無用の『エンド・オブ・キングダム』!

みなさん、こんにちは。

5月28日より、『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編となる『エンド・オブ・キングダム』の劇場公開が始まりました。
ホワイトハウス陥落から数年。タイトルが示す通り今度はイギリスが戦場と化す本作。今回の「映画音楽の世界」では、『エンド・オブ・キングダム』とその音楽についてご紹介したいと思います。

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爆発、カーチェイス、銃撃戦のアクション詰め合わせ

前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』(原題:OLYMPAS HAS FALLEN)は、『トレーニング・デイ』『キング・アーサー』のアントワン・フークアを監督に迎え、主演のジェラルド・バトラーが製作も兼任したサスペンスアクションで、同時期に『ホワイトハウス・ダウン』も公開されましたが興行的にも批評的にもこちらに軍配が上がり、即続編制作にゴーサインが出た作品。

『エンド・オブ・キングダム』(原題:LONDON HAS FALLEN)では残念ながらフークア監督は離脱してしまいましたが、シークレットサービス役のバトラー、米大統領役のアーロン・エッカート、そしてモーガン・フリーマンが続投しています。

はっきり言ってこの映画、序盤から盛大にバン!バン!バン!と爆破のオンパレード。ロンドンに集う各国首脳を狙っての大規模な同時テロが発生し、なぜかやたらと観光スポットが破壊されつつロンドンを未曾有の戦場へと変貌させます。その爆破ぶりの見事たるや。その威力は波状に広がり衝撃波で周囲の建物の窓ガラスが粉砕するほど。監督のババク・ナジャフィの爆破フェチ的な描写がオープニングから堪能できます。

そこからは前作同様ジェラルド・バトラーの独壇場。撃つべし、刺すべし、殴るべしの三拍子で有無を言わさず敵をなぎ倒していく姿がやたらとカッコイイ。なおかつカーチェイスも披露して、さすが大統領を護衛するシークレット・サービスのバトルスキル! バトラー、プロデューサーとしても名を連ねているだけに気合の入れ方がハンパありません。
終盤に展開される長回しの銃撃戦はステージ攻略ゲームの様相まで呈していて、見応えもたっぷりです。

燃えるトレヴァー・モリスの音楽

本作の音楽を担当したのは前作に引き続き、トレヴァー・モリス。オーケストラではっきりとしたメロディを奏でながら、緊迫した銃撃戦では打ち込みも取り入れて、映画により緊張感を与えるサスペンスフルな音楽が印象的です。

London Has Fallen (Original Motion Picture Soundtrack)

モリスは映画音楽を意識している人でもまだ馴染みのない名前かもしれません。実際、モリスのディスコグラフィにおいてメガヒットと呼べるような作品はまだなく、大作系への登板もありません。

とはいうものの、モリスはヒットメーカーのハンス・ジマー率いる作曲家集団リモート・コントロール・プロダクションの一員。それもあってか、基本的にはアクション映画では「鳴らす」ことを得意としていて、本作でもドラムや太鼓など力強いリズムとジマーゆずりの勇壮なメロディを響かせます。ちなみにヘンリー・カヴィル主演の『インモータルズ 神々の戦い』での音楽はよりアグレッシブなバトルスコアも披露していました。

また、モリスはドラマ作品の音楽を担当することが多く、本国アメリカでは『The Tudors』や『Viking』も有名です。

まとめ

そんなわけで。ヒーロー同士が戦ったり地球が崩壊の危機に立たされたり相変わらず目まぐるしく展開する作品が多い中で、『エンド・オブ・キングダム』は久しぶりに純粋に「派手なドンパチものが観たい!」という、言ってみればごくごくシンプルなアクション映画に仕上がっているのではないでしょうか。暴力描写も多い作品ではありますが、スカッと気分を爽快にしたいときに観る映画としてオススメです。

ここまで読んでいただき、ありがとう ございました。

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(文:葦見川和哉)

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    葦見川和哉

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    葦見川和哉 映画が好き。旅が好き。小説が好き。 映画開眼と同時に映画音楽の魅力にも取りつかれたサウンドトラック収集家。

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