2017年正月映画、第一報!!

「スター・ウォーズ」スピンオフVS「ハリー・ポッター」新シリーズ!!

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

(C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

女の後輩 気が・・・早すぎませんか?

先輩 なんで?こないだ夏休み興行の総括を終えたんだから、次は正月興行と、日本の映画界では決まってるんだ。

女の後輩 秋の作品は?

先輩 うんまあ、それはそーだけどさあ、やっぱり派手な作品が集まる正月興行は、早くから注目したいじゃん。

女の後輩 そうやって、せっかちすぎるから、モテないんですよ、先輩は。

先輩 だまらっしゃい!! とにかく今度の正月は、「スター・ウォーズ」のスピンオフ「ローグ・ワン/STAR WARSストーリー」が12月16日から、「ハリー・ポッター」シリーズ久々の新作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」が11月23日から公開される。この洋画2本が中心になるだろうね。

女の後輩 「ローグ・ワン」は、「エピソード4/新たなる希望」の前の話になるんですね。

先輩 そう。しかも監督はギャレス・エドワーズだ。「GODZILLA/ゴジラ」の。

女の後輩 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、もうシネコンで特報を見ましたが、ハリポタのあの世界観プラス・アルファって感じで面白そうです。

先輩 洋画の全国公開作品を、初日が早い順に並べてみるとこうなる。12月1日より「マダム・フローレンス!/夢見るふたり」、12月23日から「バイオハザード・ザ・ファイナル」、同じく12月23日からディズニーの「ピートと秘密の友達」。

女の後輩 ・・・それだけ・・なんですか?

先輩 うーん。やっぱりというか日本映画が優勢なんだよなあ。どっちかというと洋画の大作は夏休みにでることが多いし。

女の後輩 でも「バイオハザード」シリーズが、これで完結なんですね。長いシリーズでした。

先輩 最初の「バイオハザード」が公開されたのが2002年の8月だから、実に14年間も続いたわけだ。日本発の外国映画シリーズとしては、最も長いシリーズになるだろうね。

日本映画は「海賊とよばれた男」「ポッピンQ」が注目作。

海賊とよばれた男 WEBメイン

(C)2016「海賊とよばれた男」製作委員会 (C)百田尚樹/講談社

女の後輩 ではその日本映画のラインナップをどーぞ。

先輩 これも初日が早い順に言っていくと、12月3日から松竹の堤幸彦監督作品「RANMARU/神の舌を持つ男」。これはTVシリーズの劇場版のようだね。それから12月10日から、山崎貴監督の新作「海賊とよばれた男」、東映のお馴染み「仮面ライダーエグゼイド×仮面ライダーゴースト/MOVIE大戦2017」、「モンスターストライクTHE MOVIE」。12月17日より「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」、シリーズ第3弾「妖怪ウォッチ/空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」。12月23日初日では東映の「ポッピンQ」、東宝の「土竜の唄/香港狂騒曲」といったところだ。

女の後輩 お疲れ様でした。

先輩 仮面ライダー・シリーズの新作映画は、毎度タイトルをタイピングするのが大変だぞっ!!!

女の後輩 誰に向かって言ってるんですか? まあこの中では、山崎監督の「海賊とよばれた男」がヒット確実とされていますね。

先輩 なんたって、あの大ヒット作「永遠の0」の監督と主役が顔を揃えたからね。監督も映画の出来に自信を持っているみたいで、「まだ見てないんですか?マスコミ試写、とうに始まっていますよ!!」とメールで煽られた(笑)。

女の後輩 ノーマークだった作品で、東映の「ポッピンQ」というのは・・。

先輩 東映アニメーション60周年記念作品で、当初1月の公開予定だったものを、どこぞの気の短い人が「正月に勝負しろ!!」と正月映画に格上げしたのさ。それだけ興行的なポテンシャルがあるってことだろう。

女の後輩 シリーズ作品が多い中で、ちょっと目を引きますね。

先輩 同じことが言えるのが、ワーナーの「モンスト THE MOVIE」かな。これまたシリーズ化を睨んでの映画化だろうね。

女の後輩 早くも第3作を数える「妖怪ウォッチ」ですが、今回はアニメと実写の混合になるみたいですね。「ロジャー・ラビット」みたいな映画になるのかしら?

先輩 まさか(笑)。いくらなんでもその例えは古すぎるぞ、君(笑)。

ミニシアター作品では「ロマンポルノ・リブート・・」に注目。

女の後輩 気を取り直して、ミニシアターまたは単館拡大公開の作品は、どんなものがありますか?

先輩 あくまで僕が情報をキャッチした範囲だけど、11月26日から「母の残像」と、なんと日活ロマンポルノがでるんだ。「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」。このうち正月番組としては、12月17日から塩田明彦監督の「風に濡れた女」。第69回ロカルノ映画祭コンペ部門に正式出品され、「若手審査員賞」の第3位に選出された映画だ。監督自身はロカルノに渡航する際、「成人映画で受賞はあり得ないでしょう」と言ってたけど、その壁を見事に乗り越えた感じだね。

女の後輩 今は女性もロマンポルノに抵抗がありませんから、けっこう女性層が来るんじゃないでしょうか?

先輩 続いて12月3日から蒼井優主演の「アズミ・ハルコは行方不明」。もう僕は試写を見たけど、「オーバー・フェンス」といいこの映画といい、蒼井優はこのところノッてるねえ。さらに12月10日から「ノーマ東京」と「ヒッチコック/トリュフォー」が、12月17日からは「幸せなひとりぼっち」、日本製アニメ「好きになるその瞬間を ~告白実行委員会~」が、12月23日初日では洋画「MILES AHEAD/マイルス・ディヴィス空白の5年間」、テレンス・マリック監督の新作「聖杯たちの騎士」が、同じく24日初日で「こころに剣士を」、大晦日の31日からは「MERU」が公開されるぞ。

女の後輩 こんなにたくさん、短い正月休みの間に見られませんよお!!

先輩 これだけの本数が正月映画として公開されるということは、まだまだこの国の映像文化は豊かだということだな。それもベストセラーの映画化あり、実写とアニメのコラボあり、ヒット・シリーズの新作やスピンオフからロマンポルノまである。選り取り見取りで楽しみじゃないか。

(文:斉藤守彦)

関連記事

「七人の侍/4Kデジタルリマスター」は、早起きして、一食抜いても見るべし!!
「君の名は。」「シン・ゴジラ」大ヒットの秘密? / 疾風怒濤!2016年夏休み興行の総括を試みる
「スター・トレックBEYOND」/えらく「ワイルド・スピード」っぽい内容じゃないかと言われても、この監督だからなあ。
疾風怒濤!! 2016年夏休み興行の総括を試みる/その2=邦画編「ONE PIECE・・」50億円突破とファミリー番組
疾風怒濤!! 2016年夏休み興行の総括を試みる/その1=洋画編 シリーズ作品依存過多と、ネタバレ宣伝

    ライタープロフィール

    斉藤守彦

    斉藤守彦

    斉藤守彦(さいとうもりひこ) Morihiko Saitoh 静岡県浜松市出身。映画館、ビデオ会社でのアルバイトを経て、映画業界紙「東京通信」記者 (後に編集長)に。1996年からフリーの映画ジャーナリスト/アナリストとなり、以後多数の劇場用パンフレット、「キネマ旬報」「HiVi」「ザテレビジョン」「日経エンタテインメント!」「宇宙船」「スターログ日本版」「INVITATION」「東京カレンダー」「アニメ!アニメ!」「フィナンシャル・ジャパン」「Pen」などの雑誌・ウェブメディアに寄稿。2007年秋に「日本映画、崩壊 -邦画バブルはこうして終わる-」を、08 年「宮崎アニメは、なぜ当たる -スピルバーグを超えた理由-」、09 年「映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?」、 10 年に「『踊る大捜査線』は日本映画の何を変えたのか」(共著) を上梓。 他の著書に「図解でわかるコンテンツ・ビジネス」1〜4(共著)、「ソノラマ MOOK/ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(構成・執筆) 、電子書籍「日本映画、飛躍と困惑の過去・現在・未来」等があり、ここ数年は「映画宣伝ミラクルワールド」「80年代映画館物語」と、独自の視点による書籍を執筆。2016年3月には新作「映画を知るための教科書 1912−1979」が世に出る。現在、水道橋博士編集長のメールマガジン「メルマ旬報」で「2016年映画館物語」を連載中。また「BOOKSTAND映画部!」で、「映画を待つ間に読んだ、映画の本」と「映画惹句は、言葉のサラダ」の2つの連載を行っている。

    ピックアップ

    関連記事

    新着記事

    言語を選択

    私と映画Vol.7 メニコン 田中英成社長
    金曜映画ナビ
    八雲ふみねの What a Fantastics!~映画にまつわるアレコレ~
    能條愛未の「乃木坂週刊映画」
    スペシャル 写真家『早田雄二』が撮影した銀幕の女神たち
    antenna

    人気記事ランキング

    シネマズ公式ライター

    • タクスズキ
    • よしかわあやの
    • 猫ライター(コロン)
    • じぇみじぇみ子
    • kamito努

    シネマズ公式チャンネル

    教えて goo

    情報提供元:教えて goo