クランクイン当日に監督が事故った映画は大ヒットする?

仮面ライダー1

ライダー生誕45周年、スーパー戦隊シリーズ40作記念

東映が毎年夏休みに公開している「仮面ライダー」「スーパー戦隊」の劇場版シリーズも、今年で15年目を迎えた。

とはいえ2001年公開の「仮面ライダーアギト/プロジェクトG4」「百獣戦隊ガオレンジャー/火の山、吠える」は9月番組だった。以来このカップリングは8月番組と9月番組を行ったり来たりした後、2006年の「劇場版仮面ライダーカブト/GOD SPEED LOVE」「轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス」から夏休み公開が定着し、2007年の「仮面ライダー電王」からはスピンオフや番外編的な作品がゴールデン・ウィークや秋に劇場公開され、年間数本のライダー映画がお目見えすることになる。

さらには2009年12月の「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」からは「MOVIE対戦」と銘打ち、TVシリーズや2大ヒーローのエピソードとも連動し、堂々正月番線を飾るヒット・シリーズと相成った。

「クランクイン当日に,監督が事故った映画は大ヒットする」?

今や東映の夏・正月番線を背負って立つ劇場版「仮面ライダー」「スーパー戦隊」両シリーズ新作の製作発表が,今年も例年通り行われた。

はい。「今年も」と言うのは、夏公開の「ライダー」「戦隊」劇場版の場合、6月に入って製作発表が都内で行われるのがパターンで、そこから8月第1週目の公開まで広範囲に話題が拡散されるというわけ。

そしてこの製作発表記者会見、かしこまって作品への抱負やポリシーなどを高らかに発言する類いのものでなく、壇上に並んだTVでお馴染みのメンバーと監督が、撮影中のエピソードなどを楽しく披露するといった、楽しくて肩がこらないあたりは取材する立場としてもありがたい。

とは言っても,今年は仮面ライダー生誕45周年のメモリアル・イヤー。春には元祖ライダー・藤岡弘。を迎えて「仮面ライダー1号」が公開された。さぞ夏作品のスタッフ、キャストも気合いが入っていると思いきや、「えーと、実はクランクインの日、現場に向かう時、自動車で事故っちゃって・・」と告白したのは「仮面ライダーゴースト」の諸田敏監督。

これはキャスト陣も初耳らしく「ええっ!?」と、リアクション・マジ。「でもまあ、大当たりしたので、映画も大ヒット間違いなし(笑)。クルマの修理代も払わなくてはならないので、ぜひそうなってくれないと・・」と、諸田監督。これは東映の皆さん、責任重大ですぞ。諸田監督が思い切って新車を購入出来るぐらいのヒットを実現させようぞ!!

「好きなライダーはV3、赤い仮面のV3です!」と、目がマジ。

質疑応答になっても、なんつーか場内はオフ会ムード。

「仮面ライダーゴースト」劇場版ゲストの沢村一樹、木村了、そして「ジュウオウジャー」劇場版ゲストの吉村崇(平成ノブシコブシ)を迎えて,和気藹々のムードの中、記者から上がったのは「これまでで、どのライダー(戦隊ヒーロー)がお好きですか?」という、これまたお約束の質問。

はい。長い歴史を持つ両シリーズですから、ゲスト出演される方も、「小さい頃、TVで見てました!!」と、喜びのコメントを発することもよく見られます。期待通りのリアクションだったのは、沢村さんで、「仮面ライダーは、僕等の世代にとって、物心ついた頃からありました」と。「好きなライダーはV3。赤い仮面のV3。『仮面ライダーV3』の最終回に、カメバズーカという怪人が出てきて、これがとんでもなく強いんです。当時友人とライダーごっこをやりましたが、カメバズーカ役のヤツが出てくると,テンション上がって良かったですよ。あと『仮面ライダーフォーゼ』『仮面ライダー電王』も好き」と、こりゃなかなか本格的ですなあ。

あ、沢村さんの愛するカメバズーカですが、正確には「V3」の最終回ではなく第1話と2話に登場します。確かに強い怪人で、体内の原爆を処理するために、仮面ライダー1号と2号が空を飛んで(!!)太平洋上でこいつを爆破させたほど。

「僕がライダーの映画に出ると言ったら,子供たちはガッツポーズをとり、かみさんもこんなに喜ぶか!?と言うほど大喜びし、周囲の人たちにも大反響でした!」。沢村さん、本当にうれしそう。

というわけで、楽しい雰囲気のままフォトセッションに突入。当たり前だけど、戦隊ヒーローはカラーが派手。故に写真も原色ギラギラの大賑わい。見てよ、この華やかさ。

仮面ライダー2

そして記者陣へはノートやらレトルトカレーやらオロナミンCやら、スポンサーからのお土産もどっさり。うれしいなあ。
 今年もまた、ライダーとスーパー戦隊の夏が来る。

8月6日より、全国東映系にて一斉大公開。

www.ghost-zyuohger.jp


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夏の仮面ライダー&スーパー戦隊映画の楽しさ!

(企画・文:斉藤守彦

    ライタープロフィール

    斉藤守彦

    斉藤守彦

    斉藤守彦(さいとうもりひこ) Morihiko Saitoh 静岡県浜松市出身。映画館、ビデオ会社でのアルバイトを経て、映画業界紙「東京通信」記者 (後に編集長)に。1996年からフリーの映画ジャーナリスト/アナリストとなり、以後多数の劇場用パンフレット、「キネマ旬報」「HiVi」「ザテレビジョン」「日経エンタテインメント!」「宇宙船」「スターログ日本版」「INVITATION」「東京カレンダー」「アニメ!アニメ!」「フィナンシャル・ジャパン」「Pen」などの雑誌・ウェブメディアに寄稿。2007年秋に「日本映画、崩壊 -邦画バブルはこうして終わる-」を、08 年「宮崎アニメは、なぜ当たる -スピルバーグを超えた理由-」、09 年「映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?」、 10 年に「『踊る大捜査線』は日本映画の何を変えたのか」(共著) を上梓。 他の著書に「図解でわかるコンテンツ・ビジネス」1〜4(共著)、「ソノラマ MOOK/ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(構成・執筆) 、電子書籍「日本映画、飛躍と困惑の過去・現在・未来」等があり、ここ数年は「映画宣伝ミラクルワールド」「80年代映画館物語」と、独自の視点による書籍を執筆。2016年3月には新作「映画を知るための教科書 1912−1979」が世に出る。現在、水道橋博士編集長のメールマガジン「メルマ旬報」で「2016年映画館物語」を連載中。また「BOOKSTAND映画部!」で、「映画を待つ間に読んだ、映画の本」と「映画惹句は、言葉のサラダ」の2つの連載を行っている。

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