実は『君の名は。』だった!劇場版『鷹の爪8』予想を裏切る感動作!

鷹の爪8

(C)「鷹の爪8」製作委員会

今回はタイムトラベルが題材!時空を超えて世界を救うため、少年時代の吉田くんと、モレルダー&ナスカリー捜査官たちの戦いが始まる!

ついに今年10周年を迎えた『秘密結社鷹の爪』シリーズ!

劇場版としては、前作『鷹の爪7〜女王陛下のジョブーブ〜』、に続くシリーズ8作目となるのが、現在絶賛公開中の映画『鷹の爪8・吉田くんのx(バッテン)ファイル』だ。

現在、『月刊コロコロイチバン!』(小学館)で大人気連載中のコミック『鷹の爪 吉田くんのX(バッテン)ファイル』を完全オリジナル脚本でアニメ化した本作。

気になる今回の主人公は、なんと少年時代の吉田くん!未来の地球に恐ろしい影響を及ぼすことになる『のろいのビデオ』。それが宇宙人の手に渡るのを阻止するために、未来から来た世界連邦捜査局・X(エックス)捜査課に所属するモレルダー&ナスカリー捜査官!それを助けるのが、鷹の爪団の大人気キャラである吉田くん(少年時代!)と仲間たちいうわけだ。

『Xファイル』や『呪いのビデオ』、「あなたの後ろにいるわ!」でお馴染みの都市伝説キャラメリーさんに、未確認生物チュパカブラなどなど。その強烈過ぎるキャラクターの登場に加えて、いつもの畳み掛けるような脱力系ギャグはもちろんのこと、ちょくちょく挟み込まれる島根県の歴史や謎の物体オーパーツ情報のお陰で、知らない間にそれらの知識も身に付くという、非常にお得なストーリーとなっているので、夏休みのお子様の自由研究対策としても、持って来いの内容だと言える。(あくまでも、個人の見解です)

10周年の今回は、笑いだけじゃ無い!

本作の主人公は、まだ鷹の爪団に入る前の少年時代の吉田くん。そこで描かれるのは、仲間同士の友情と、知られざる吉田くんの家族のエピソードだ。更には、未来から来たモレルダー&ナスカリー捜査官の恋の行方も描かれるなど、テレビシリーズとは一味違った作品になっているので、昔からのファンも、本作が初めてという方も、それぞれが十分楽しめる内容なのは嬉しい。例えるなら、劇場版の『ドラえもん』や、『クレヨンしんちゃん』シリーズのテイストと言ったら判り易いだろうか。

実際、ユーザーレビューにも、「普通に映画として楽しめた」、「ラストで感動した」、などの意見が多く見られたほどだ。

特に今回の注目ポイントは、モレルダー&ナスカリー捜査官が事件を防ぐために取るある選択!そして二人を助けるために吉田くんが取る、ある決断だろう。この二つが見事に絡み合って迎える感動の結末!これを観るためだけでも、劇場に駆けつける価値は十分にある、とだけ言っておこう。

豪華すぎる!意外な吹替え声優陣に注目!

ご存知の通り、登場するキャラクターの殆どが、FROGMAN監督自身の吹替えによる『秘密結社鷹の爪』シリーズだが、劇場版の本作では、意外な人物が意外過ぎるキャラの声を担当している。

例えば、吉田くんのガールフレンドの里美ちゃんの声を担当するのが、『渇き』や、『Too Young Too Die 若くして死ぬ』で印象に残る演技を見せた、森川葵だったり、重要なキャラとして登場するメリーさんの声を担当するのが、漫才コンビハリセンボンの箕輪はるか、だったり!

彼らが繰り出すギャグの連続に、思わず笑ってしまうことは請け合いだ。

その他にも意外な人物が声の出演をしているので、以下の公式サイトのリンクから、是非ご確認頂ければと思う。

http://xn--u9j429qiq1a.jp/xfile/character/

実は、『君の名は。』だった!時空を越える感動のラストを見逃すな!

実は今回、この『鷹の爪8』鑑賞後すぐに、『君の名は。』を観たのだが、製作規模も違うし絵のクオリティも違いすぎるにも関わらず、「あ、これって結構同じような展開じゃないか!」、そう思わずにはいられなかった。

モレルダー&ナスカリー捜査官たちの未来のために、吉田くんが取る行動とか、吉田くんと里美ちゃんの別れとか、特にラストの意外過ぎる展開と深い余韻!時間とお金に余裕があれば、是非とも両作品を見比べてみてはいかがだろうか?(あくまでも、個人の見解です。念のため)

最後に

『鷹の爪団』シリーズ=脱力系のギャグ満載のおふざけアニメ、そんな固定観念や先入観を持つ方が多いと思う。しかし、本作は前述したように『劇場版ドラえもん』的な内容、あるいは『劇場版クレヨンしんちゃん』的な、意外な感動作となっている。数々の野心的な試みを続けて来たFROGMAN監督が、記念すべき10周年に製作したこの『鷹の爪8・吉田くんのx(バッテン)ファイル』!これからの新たな展開を期待させるに十分な内容となっているので、是非とも劇場で鑑賞頂ければと思う。

もしもあなたが映画館に行って、万が一『君の名は。』が満席で入れなかったら、その時は是非『鷹の爪8』を!オススメです。

(文:滝口アキラ)

    ライタープロフィール

    滝口アキラ

    滝口アキラ

    滝口アキラ 映画ライターにしてブルース・リー研究家。主な著書に、「ブルースリー超全集」「俺たちのジャッキーチェン」「俺たちの007」などがある。映画のコミカライズや、日本オリジナル映画主題歌などの、「失われた映画カルチャー」にも造詣が深く、TBSラジオ「ウイークエンドシャッフル」へのゲスト出演、今関あきよし監督作品への声優出演、更には「実際に映画に出演する映画ライター」として、現在「毎月1本必ず映画に出る」をノルマに活動中。その抜群の企画力と、交友関係の広さには定評がある。

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