『モアナと伝説の海』が初登場1位!今週の全米興収ランキング速報![11/25・26・27版]

全米興収ランキング(11/25〜11/27)

1位(NEW)『モアナと伝説の海』
2位(↓)『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
3位(↓)『ドクター・ストレンジ』
4位(NEW)『マリアンヌ』
5位(↓)『メッセージ』
6位(↓)『Trolls』
7位(↓)『Almost Christmas』
8位(NEW)『Bad Santa2』
9位(↓)『Hacksaw Ridge』
10位(↓)『The Edge of Seventeen』
(速報値/Box Office Mojo参照)

感謝祭の週末となった今週、2016年絶好調のウォルト・ディズニーからまた新たなヒット作が生まれた。23日に封切られた『モアナと伝説の海』は、週末3日間では5500万ドルほどだが、すでに8000万ドルを超えるヒットとなっている。

モアナと伝説の海 01

(C)2016 Disney. All Rights Reserved.

週末の成績を、同時期に公開されたディズニーアニメーションと比較してみると、3年前の『アナと雪の女王』(最終興収4億ドル)には及ばないが、さらに3年前の『塔の上のラプンツェル』(最終興収2億ドル)は軽々上回る。今年すでに23億ドルを稼ぎ出している配給のブエナビスタ(ウォルト・ディズニー傘下)は、本作と3週後に控える『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で、昨年ユニバーサルが記録した配給会社別の興収新記録を超え、さらに記録を伸ばし続けるだろう。

もうひとつ本作に集まる注目といえば、年明けのアカデミー賞長編アニメ部門での戦い方だ。エントリー作品の中でも、同じディズニーの『ズートピア』と『ファインディング・ドリー』の2作品が有力視されており、5枠しかないノミネート枠の中に、ディズニーが3作品入ることがあるかと話題を集めている。興行的にはメガヒットとなっている2作に届くかは微妙なところだが、現時点では批評家からの高い支持が本作に集中している点から考えて、大逆転の可能性もゼロではない。

他の新作勢はいずれもシビアなスタートに。ロバート・ゼメキス監督の最新作で、ブラッド・ピットとマリオン・コティヤール共演の『マリアンヌ』は、4位という順位こそまずまずだが、3000館以上という公開規模、主演二人のスターパワーから考えると、もうひと伸びあっても良かった印象は否めない。あらゆるヒット作を生み出したゼメキス初の失敗作となった前作『ザ・ウォーク』と比較すれば申し分ないとはいえ、8500万ドルの制作費を回収できる可能性は極めて低い。これでゼメキスは2作連続で興行的失敗を叩き出してしまったことになる。

マリアンヌ 予告

(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

8位に初登場を果たした『Bad Santa2』も、前作『バッド・サンタ』から13年のブランクは大きい。カルト的人気を誇った前作とはいえ、シアター数が150%で、興収は半分ほど。クリスマスシーズンに上乗せが期待されるタイプの作品ではなく、海外興収が弾けるタイプでもない。次なる続編が作られることは考えづらいだろう。

しかしどの作品よりも悲惨な結果になってしまったのは、往年の名スター、ウォーレン・ビーティーの18年ぶりの監督作『Rules Don’t Apply』だろう。一時は賞レース参戦の目も噂されていたが、実に2300館以上の公開規模でありながら、ベストテン圏外のスタート。週末の1館あたりのアベレージは600ドルほどでは当然の結果だろう。公開初日の23日からの累計で見てもようやく200万ドルに超えたようでは、目も当てられない。

来週は『インシディアス』のプロデューサーが贈るホラー映画『Incarnate』が1500館規模で公開される。ホラーが当たる時期ではないが、ベストテン入りは必至だろう。さらに、アカデミー賞主演女優賞の呼び声高い、ナタリー・ポートマン主演の『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』が限定公開される。

(文:久保田和馬)

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    ライタープロフィール

    久保田和馬

    久保田和馬

    久保田 和馬 1989年生まれ。映画評論家/映画ライター/映像作家。フランス映画とアジア圏の映画をこよなく愛する。大学時代からの自主制作の延長で映像制作を行い、2013年から文筆業を開始。「図書新聞」へ映画評の寄稿、「リアルサウンド映画部」への寄稿など。

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