24のジャック・バウアーも?!映画『スタンド・バイ・ミー』子役たちの今


ひと夏の冒険を通して成長するみずみずしい少年たちの物語


映画『スタンド・バイ・ミー』は、作家のゴードンが新聞で親友のクリスの死を知り、少年時代を思いだすところから、物語が始まります。

1950年代のアメリカの小さな町。内気で作家肌のゴーディ(=ゴードン)、タフなリーダー格のクリス、好戦的なメガネ少年・テディ、ふとっちょで臆病なバーンは、仲良しの4人組。

ある日、バーンが情報を持ち込んできます。数日前から行方不明になっている少年の死体のある場所がわかったと。死体を見つければヒーローになれる!と期待した少年たちは、死体探しの旅へ出かけます。

亡くなった兄の影を追う両親に悩むゴーディ。アル中の父と不良の兄という家庭環境で、未来に希望がもてないクリス。戦争で心を病んでしまった父を英雄と慕い続けるテディ。

それぞれ、子供ながらに傷を抱えている彼らは、旅の中で、ともに笑い、怒り、語らい、そして、ピンチにはともに戦い、冒険を通して着実に成長していきます。

少年時代を一緒に過ごした友達とのかけがえのない友情。それは、子供のときにしか得ることができなかった、かけがえのないもの。4人の少年の友情と成長の物語は、とてもみずみずしい感動を見ている人たちに届けてくれます。

ベン・E・キングの歌う『スタンド・バイ・ミー』は、映画のエンディングで流れます。

"僕のそばにいて"と歌うこの曲。それは、もとは愛する恋人に向けたものだったのかもしれませんが、映画のラストで聞こえてくるそれは、"友"に対する思い。

"友よ、僕のそばにいて"という少年たちの希望が、ベン・E・キングの歌にのせてつづられ、そして、映画は幕を閉じていくのです。

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