インタビュー

2015年10月28日

「ずっとこれからも3人で」Perfume 第28回東京国際映画祭・舞台挨拶レポート

「ずっとこれからも3人で」Perfume 第28回東京国際映画祭・舞台挨拶レポート

シネマズ公式ライターの田下愛です。

2015年10月24日(土)、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、第28回東京国際映画祭・パノラマ部門選出作品・『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』の公式上映が行われ、上映後の舞台挨拶にPerfumeの3人と、メガホンをとった佐渡岳利監督が登壇しました。

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レッドカーペットに「ここ歩いていいんじゃろうか」と緊張


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結成15周年&メジャーデビュー10周年のアニバーサリーイヤーを迎えたPerfume。東京国際映画祭に正式招待された『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』は、そんな彼女たちの姿を追った初のドキュメンタリー映画作品です。

舞台挨拶は、「シネマズby松竹」公式ライターでもある奥浜レイラさんのMC、外国メディア向け通訳とともに始まりました。

まず、映画祭のオープニングでレッドカーペットを歩いたことについて、“あ~ちゃん”こと西脇綾香さんは、「『女優さんでも何でもないのに、ここを歩いていいんじゃろうか』とか、『あれ、歩くでいいんだよね?』と、踊るとか何かないことに手持ち無沙汰で、人生で一番緊張したんじゃないかというくらい緊張しました」と、興奮のひとときだったことを話してくれました。

続いて、“かしゆか”こと樫野有香さんが、「私たちのことをドキュメンタリー映画にしたいと言ってくれる方がいるだけでうれしかったのに、映画祭に出していただけて、自分の話じゃないかのようなふわふわした夢見心地の感覚」と話し、レッドカーペットについて「歩きつつ、横目で見ながら『OK、階段は下向くのね』『ここで前向くのね』と緊張しながらも楽しんでいたのが、Perfumeの3人らしいなと思った」と、振り返りました。

そして、“のっち”こと大本彩乃さんは、「映画は監督の作品なので、監督と歩けたこと、マネージャーが後ろのほうで一緒に歩いてくれたのもとてもうれしかった」と喜びの感想を語りました

タイトル『WE ARE Perfume』は、世界に対しての本当の挨拶


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映画のタイトルに入っている『WE ARE Perfume』という言葉、こちらは、佐渡監督から提案されたもの。

これについて監督は、「メンバーがステージでお客さんに自己紹介をするとき、『We Are Perfume』と言っていたのが、印象に残っていた。それで、タイトルを考えたとき、アメリカにも初めて行ったし、世界に対して本当の挨拶ができたんじゃないかなということと、Perfumeを支えるチームも含めて「私たちこそがPerfume」ということで、このタイトルがふさわしいと思った」と語りました。

「どれほど腹くくって行っとるか」ワールドツアーへの思い


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映画『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』は、2014年に開催され、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各地を回った「Perfume WORLD TOUR 3rd」の裏側に完全密着した作品。

このワールドツアーについて聞かれた3人。まずあ~ちゃんが「世界に発信しようと決めたとき、日本でやっているのと同じことで世界を周るのが私たちの願いだった」と話しました。ライブを作り方は、アメリカだから変わる…ということはなく、いつもやっているやり方と変わらなかったとのこと。

とはいえ、海外にライブをしにいくことについて、「どれほどの決意で、どれほど腹くくって行っとるかっていうのは、あちらの方にわかってほしいし、日本の人にも、日本のアーティストが海外で通用するパフォーマンスをやっていることを、誇りに思ってほしい。まあ、『よお行ったな』というのが、一番の感想です」と、並々ならぬ意気込みがあったことも話してくれたあ~ちゃんでした。

かしゆかさんは「私たちが『海外でツアーをしたい』と決断したきっかけになったアメリカに行ったツアーでもあるので、やっと夢がかなったというのと同時に次の夢が見つけることができ、すごく意味のあるツアーになった」とツアーを振り返りました。

また、映画について「並んで待ってくれているお客さんの声や表情、ライブ中に盛り上がっている人の顔、一緒に踊ったり、歌ってくれている姿など、Perfumeに対するみなさんの愛をすごく感じた作品」と感想を話してくれました。

のっちさんは、ワールドツアーと映画について、「客観的に(自分たちを)見て、すごく堂々としてるなと思いました。ワールドツアーを周るにあたっての目標はアメリカだったんですが、1年目からスピード感を大事にして行っていたら、あの堂々とした感じは出なかったし、ふわふわしたまま終わっていたと思うので、今は石橋を叩いて3年かけてアメリカに行けてよかったと思います」と、自分たちの軌跡を振り返りました。

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