『君の名は。』聖地巡礼レポート!これだけは持って行きたいモノとは?
『君の名は。』は公開12週目にして興行成績1位をキープ、まだまだその勢いは止まりそうにありません!
同作は、その舞台やモデルになった場所を周る“聖地巡礼”が大盛り上がりしていることも周知の事実。ここでは、その1つである岐阜県の“飛騨”についてレポートします。
記事の最後には、これから飛騨へ聖地巡礼に行く方へ向けての注意事項も記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.飛騨古川駅:瀧たちが三葉を探しに降り立った場所
名古屋駅から電車に乗り、たどり着いたのは“飛騨古川駅”。劇中で瀧、司、奥寺先輩が降り立った場所です。
ホームから駅舎に入ると、飛騨牛のマスコットキャラクター“ひだくろ”のパネルがあります。
駅の待合所には、飛騨市の観光パンフレットのほか、“(『君の名は。』の)舞台訪問マップ”も置いてあります。これさえ手にしておけば、大きく迷うことはないでしょう。
2.気多若宮神社:瀧が聞き込みに立ち寄ったスポットの1つ
“気多若宮神社”は、瀧が聞き込みのために立ち寄るスポットの1つです。三葉が「東京のイケメン男子にしてくださーい!」と叫んでいた糸守町の宮水神社とは違うのですが、どことなく似た光景も見つけられました。
3.飛騨市図書館:瀧たちが糸守について調べた図書館
瀧が糸守について調べた図書館は、“飛騨市図書館”をイメージしています。とても広く快適で、ゆったりと読書を楽しむことができます。2階では電子機器を充電できるスポットもありますので、休憩にもぴったりです。
館内の写真撮影には、カウンターで許可を取る必要があるので注意しましょう。入り口には“飛騨図書館きたよしおり”が置かれているので、TwitterなどSNSに投稿する際には、こちらを持って撮影することをおすすめします。
1階には、『君の名は。』の関連本が置かれているほか、聖地巡礼に訪れたファンたちがその想いを残せるコーナーも展開。メッセージノートにはさまざまな場所から来た、ファンたちの熱い気持ちやイラストを見ることができました。
4.飛騨古川さくら物産館:パネル展が登場&組紐体験ができる!
飛騨の工芸品、銘菓、名産加工品が何でも揃う“飛騨古川さくら物産館”では、『君の名は。』のパネル展があります。劇中のシーンが見られますので、これまで周って来た場所と照らし合わせてみるのもいいでしょう。
ここでの大きな魅力になっているのは、“組紐体験”ができること!劇中の重要アイテム“三葉の髪留めの紐”のような、オリジナルの組紐を作ることができるのです。
筆者も体験してみたのですが、ぶきっちょなためか、かなり時間がかかりました……。糸の1本1本を手で編んでいくわけですから、手先が器用な方であっても1時間〜1時間半はかかると思っていたほうがいいでしょう。なお、“麻”と“毛糸”の2タイプを選ぶことができ、毛糸であると40分〜50分ほどで組紐を完成できるそうですよ。
この組紐体験が行われているのは12月27日(火)まで。お早めに訪れてみてください。
5.飛騨市宮川町落合のバス停:遠いところにあるので要注意!
瀧がうなだれながら休憩しているシーンは、宮川町落合にあるバス停をイメージしています。このバス停の中に置かれている紙には、ちょっとおもしろいことが書かれていますよ。
この場所で注意してほしいのは、行くのが難しく、帰るのもまた大変だということ。飛騨古川駅から2駅離れた“角川駅”から徒歩10分(500m)の位置にあるのですが……電車は“3時間に1本”くらいしか来ないのです。
筆者は飛騨古川駅すぐそばにある“宮川タクシー”で貸し出している自転車でここまで行きましたが、往復で2時間半以上かかりました。かなり寒くなることも予想されるので、タクシーを使ったほうが無難でしょう。
6.『君の名は。』にちなんだ食べ物
飛騨では、『君の名は。』にちなんだ食べ物も販売されています。
・蕎麦正 なかや:こちらのお蕎麦やさんでは、限定10食となる“君のそば”があります。温泉卵の黄身で“君”を、かまぼこと赤かぶ漬けで“赤い組紐”を、三ッ葉は“三葉”をそれぞれ表しているのだそうです。
・新名屋:『君の名は。』の代名詞とも言える“結び”にちなんだ“結び餅”が販売されています。その場ではなく、持ち帰ってオーブントースターで焼いて食べましょう。
・飛騨牛串焼き 〜岡田屋〜:劇中で司と奥寺先輩が食べていた“五平餅”があります。お気軽に飛騨牛を食べられる“飛騨牛串”もおすすめですよ。
7.飛騨の魅力を堪能してほしい!
飛騨古川で何よりも感動したのは、“白壁土蔵街”の光景でした。川には色とりどりの鯉が泳いでおり、まるで城下町のような風情。そこを歩いているだけで、飛騨という場所の魅力を堪能できるでしょう。
そのほか、老舗のお酒屋さん“蒲酒造場”や“渡辺酒造店”、昔ながらの手法で和ろうそくをつくり続けている“三嶋和ろうそく店”など、ここにしかないお店がたくさんあります。ぜひ、ふらっと立ち寄ってみてほしいです。
8.飛騨の観光はここに注意!映画の半券を持って行こう!
ここで、飛騨へ聖地巡礼に行こうと思っている方への注意事項をまとめます。
(1)寒さ対策は必須!
(2)電車の本数が少ないので、時間のチェックを忘れずに!
(3)飛騨市図書館と飛騨古川さくら物産館は休館日があるので要チェック!
(4)飛騨市宮川町落合のバス停は遠いので注意!
(5)『君の名は。』の映画半券を持っていると、サービスを受けられる施設が多い!
知らなかったのですが、映画半券があると、さまざまな場所でかなりおトクになるのです。チケットを捨てずに、ぜひ持って行きましょう。ここで、図書館にあった“チケットが使えるお店の一覧”を載せておきます。
また、観光案内所の方や、お店の方、道行く人たちに話を聞くと、親切に、色々なことを教えていただけました。しかも、劇中の三葉と同じように「〜やさ」「〜なんやよ」という喋り方をしてくれるのでかなり萌えます(笑)。ぜひぜひ、これから飛騨へ行こうと思っている方も、楽しんでください!
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(撮影・文:ヒナタカ)
参考リンク
・飛騨市公式観光サイト「飛騨の旅」
・映画「君の名は。」に一部イメージとして登場する飛騨市を満喫しよう!
・「君の名は。」飛騨市パネル展
・飛騨市「君の名は。」応援委員会 Twitter
・飛騨市図書館 Twitter
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