2017年ブレイク必至!『銀魂』にも出演の吉沢亮ってどんな人?

吉沢亮 ファースト写真集 『 はじまり。 』


【シネマズ女子部 第9回】

「吉沢亮」という俳優をご存知でしょうか。

今回の女子部で紹介するのは、2017年6月3日(土)公開の『劇場版 トモダチゲーム』で主演を務めている、現在23歳のこの方です。

すでに公開済みの作品を合わせると、2017年は5本の映画に出演が決まっている、今年絶対に注目したい俳優さんです。ファンからは「お亮」という愛称で親しまれ、女子中高生からは手堅い人気がありますが、名前と顔が一致せず、ピンと来ないと感じる人もいるのでは。

それもそのはず、作品にすんなりと溶け込んでしまい、「吉沢亮」を絶妙に消しつつも、役としてスクリーンに生きているのが最大の魅力の、俳優さんなのです。

デビュー年に『仮面ライダーフォーゼ』出演


仮面ライダーフォーゼ 公式ヴィジュアルブック (グライドメディアムック92)



福士蒼汰さんが主演を務めた『仮面ライダーフォーゼ』で、ライダーのひとり、朔田流星(仮面ライダーメテオ)を演じたのが吉沢さんでした。

2009年に開催された「アミューズ全国オーディション」での受賞がきっかけで芸能界入りを果たし、すでにデビューしていましたが、一気に注目度が高まったのが仮面ライダーと言えるでしょう。

約1年間、『仮面ライダーフォーゼ』関連でドラマ、映画に出演しました。

2011〜2012年の作品なので、今から6年前、単純計算で吉沢亮さんは当時17歳前後なんですが、顔つきがしっかりしていて、今とほとんど変わらないのが特徴的です。

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そして、2012年には映画『ぼくが処刑される未来』で福士蒼汰さんと再共演を果たしています。いや、本当に、福士蒼汰さんには幼さと初々しさが見られるのですが、吉沢亮さんは、ほんとーうに今と変わらなくて後から振り返るとすでに貫禄があります。

役者として、10代の頃から大人っぽい顔立ちで変化がないというのが、良いか悪いかは明言できませんが、その分、他での変化が求められたのではないかと想像できます。

実際、本当に様々なキャラクターを演じていらっしゃるんです。

少女漫画原作の実写化でも、キーマンとして活躍


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『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(2013)、『アオハライド』(2014)、『オオカミ少女と黒王子』(2016)の3作品に出演した吉沢亮さん。少女漫画原作の実写化で、公開当時、どれも話題になりました。

『カノジョは嘘を愛しすぎてる』では、ヒロインを演じた大原櫻子さんと一緒にバンドを組んで、高校生ならではの勢いのあるキャラクターを演じていました。

『アオハライド』では、主演した東出昌大さんが辛い過去を抱えているキャラクターだった分、反対に太陽のような存在でした。ただ明るいだけでなく、まっすぐな物言いでグっとくるシーンもありました。

そして、『オオカミ少女と黒王子』は、Sっ気のある黒王子(山崎賢人)とは対照的に人見知りが激しく引っ込み思案な高校生を演じました。ヒロイン(二階堂ふみ)を一途に思いやり、三角関係に発展しましたね。

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少女漫画原作の実写化というと、キャストが原作とマッチしているか、また再現度はどうかといったビジュアル面が厳しく評価される傾向にあります。それを踏まえても、吉沢亮さんは、演じたキャラクターに馴染んでいただけでなく、それぞれの作品で、ストーリーの中で築いた人間関係に、ごく自然に入り込めている印象がありました。

3作品の共通点は高校生ということだけで、性格はまったく違うのに、ストーリーの中にしっかりと存在してくれて、「スクリーンに生きる」とはこのことではないかと思わされます。

ストーリー展開や胸キュンシーンなど決まりごとの多い作品群で、あくまで現実的に、実際に存在しそうなほど生感のあるお芝居をされています。だからこそ、スクリーン(フィクション)の中にある人間関係や感情の動きも、観客は生きたものとして捉えることができるのではないでしょうか。

“少女”漫画原作から“少年”漫画原作へ


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そして、2017年6月3日(土)に公開された『劇場版トモダチゲーム』。今回は、“少年”漫画が原作の実写化映画で、吉沢さんが主演を務めています。

ご自身も、今作公開に合わせたいくつかのインタビューで、少女漫画原作と少年漫画原作の演じ分けについて言及されていました。少年漫画はキャラクターとしての個性が強い分、”型”が出来上がっていて、それを無視することはできないと考えているようです。

かといって、急に現実味がなくなったかといえば、そうではありません。この作品でも、「吉沢亮が演じた片切友一」ではなく、「片切友一本人」だったんですよね。

作品の性質上、ネタバレをしてしまうと面白くないので詳しくは書けませんが、同じゲームの場面が1時間以上繰り返され、疑っては騙し、騙しては疑って、観客が飽きてもおかしくない部分でも、見事なタイミングで心の揺れを表現し、最後には鮮やかな独壇場が待っていました。

劇場版FINALが秋(9月2日公開)に控えていることもあり、まだまだ片切友一の素性は明かされていないままですが、吉沢亮さんならではの現実味のあるお芝居が光っています。

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心置きなく語りましたが、少しでも「お亮」こと吉沢亮さんのことを知っていただけたでしょうか。

ちなみに、『劇場版 トモダチゲーム』は、4月に放送されたドラマの続編という位置づけです。もちろん、映画からでもご覧いただけますが、「ゲーム」シーンがメインの作品で、ストーリーもダイレクトに繋がっているので、ドラマを観てからの方が確実に楽しめます。

2017年は、『銀魂』(7月14日公開)や『斉木楠雄のΨ難』(10月21日公開)など、少年漫画原作の作品が続きます。現実的でないキャラクターやストーリーに、「リアル」を吹き込む吉沢亮さんのお芝居にぜひご注目ください!

(文:kamito努)

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