「24」&「プリズン・ブレイク」が再始動、海外ドラマの双璧が日本の夏を席巻する!




こんにちは、八雲ふみねです。

今回は海外ドラマ特集。
この夏をさらにアツく盛り上げる海外ドラマの双璧として今なお多くのファンを魅了する「24−TWENTY FOUR−」「プリズン・ブレイク」の2作品が、いよいよ待望の再始動。
眠れないのは熱帯夜だけが理由じゃなかった!?

八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.115


「24」シリーズ初のスピンオフ。ジャック・バウアーことキーファー・サザーランドが製作総指揮に名を連ね、オリジナル・スタッフが再結集!


6ヶ月前にイエメンで、テロリストの首謀者であるビン=ハーリドを殺害した、陸軍特殊部隊のエリート、エリック・カーター。
母国アメリカに戻り、妻のニコルと共に静かに暮らそうとしていた。

しかし、ビン・ハーリドの従者たちが特殊部隊員に報復を開始。
しかも自分だけでなく、家族、そして国家までも危険にさらされていることを知り、作戦を指揮した元CTU(テロ対策ユニット)の局長レベッカ・イングラムに警鐘を鳴らす……。

……と、いきなり第1話の冒頭から事件が勃発する「24:レガシー」。
そのスリリングな展開に、「やっぱり『24』シリーズはこうでなくっちゃ!」とコブシを握りしめてしまうことでしょう。
事件を追う24時間を24話で完結する“リアルタイム進行”。

この斬新すぎるスタイルがファンの心をつかみ、「24」ブームと呼ばれる社会現象まで生まれた本シリーズ。キーファー・サザーランド演じるジャック・バウアーの活躍はシーズン8を経て2015年の「リブ・アナザー・デイ」で完結。しかしファンの期待に応え、今度はキーファー・サザーランドが製作総指揮に名を連ねた新たなシリーズが復活したのです。


©2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.



ニューヒーローはエリック・カーター。「24」シリーズの神髄を受け継ぎ、史上最悪のテロに立ち向かう!


ジャック・バウアーに次ぐ新たなヒーローは、エリック・カーター。
元陸軍特殊部隊出身の精鋭中の精鋭で、運命のカウントダウンが刻一刻と動き出す中、史上最大のテロ計画を阻止するため戦いに挑みます。

演じるのは、コーリー・ホーキンズ。
『キングコング:髑髏島の巨神』や「ウォーキング・デッド」などに出演し、いまもっとも注目される若手スターの一人。

さらにはエドガー・スタイルズの従兄弟やトニー・アルメイダなどのオリジナルキャストも登場し、前作との関係も回を追うごとに明らかになっていく……という、ファンにとってはたまらない展開も。

「24」シリーズの魅力と言えば、やはりそのスピード感。
画面を多分割して複数の場所が映し出されるスプリット画面やデジタル時計といったおなじみの手法が「レガシー」でも採用されているのも嬉しいところ。

今、どこで、何が起きているのかを同時に目撃しながら、ストーリーが進むうちにあの人もこの人も怪しく見えてくる、言わば“「24」的人間不信”に陥っていくのは、相も変わらず愉快爽快。

「ジャックがいなきゃ『24』じゃない!」「クロエが出ない『24』なんて……」と、嘆くことなかれ。
シーズン1から最終話までの間に“ジャック・バウアー”というキャラクターが熟成されていったように、本作の主人公エリック・カーターも全12話の中でキャラクターとしての成長を遂げていきます。
初めて「24」を観た時の驚きと衝撃が待っていますよ。


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8年ぶりのシリーズ復活。なんと、マイケルは生きていた……。


……って、ちょっと待って!!!!
「プリズン・ブレイク」シリーズの主人公マイケルは、確か、前作で死んだはず。
生きていたってどういうコト?!
……と、驚愕したファンの方も多いのではないでしょうか。

「プリズン・ブレイク シーズン5」は、サラの脱獄のためにマイケルが命を落としてから7年後のストーリー。
現実を受け入れ、サラやリンカーンたちは平凡な生活を取り戻そうとしていた。
そんなある日、息子と暮らすサラの元に一枚の写真が届く。

それはマイケルが今も生存し、イエメンの刑務所に服役していることを匂わせるものだった。
マイケルの生存確認と救出のため、リンカーンとスクレたち仲間は再び手を組むことに……。


©2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.



オリジナルキャストとスタッフが再びタッグを組み、史上最悪の脱獄劇の火蓋が切って落とされる。


マイケルの上半身に彫られたタトゥー、大胆勝つ緻密な脱獄計画。
刑務所内の囚人たちの逃走や駆け引き、さらには政府や巨大組織の陰謀が絡み合い、そのスリリングなストーリーに誰もが熱狂した「プリズン・ブレイク」シリーズ。

待望の続編で何よりも嬉しいのは、主要キャラクターたちが全員揃って出演していること。
マイケル、リンカーン、サラ、スクレ、ティーバッグ、シーノート。
再始動までの期間、それぞれが着実にキャリアを積み、さらなるクオリティの演技とアクションで私たちを魅了します。

アメリカを飛び出し、“脱獄”ならぬ“脱国”作戦が繰り広げられる今作。
もう第1話の段階で様々な疑問が飛び出し、それをどのように回収していくのか、トリックや伏線について考えただけでもワクワクします。

そして、そもそも何故、マイケルは遠い異国の刑務所にいるの?
サラは再婚してるけど、これって三角関係?
マイケルとサラの間に生まれた息子との対面は???
…と、年月の経過が引き起こす人間関係の妙も大きな見どころ。
間違いなく、前シリーズを超える面白さです。


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やっぱり“事件”は起きていた!“声優あるある”な収録エピソードに海外ドラマファンも大爆笑


先日、「24:レガシー」「プリズン・ブレイク シーズン5」両作品のブルーレイ&DVDリリースを記念したトークショー付き試写会が開催され、私、八雲ふみねが司会を務めました。
ゲストは各作品の日本語吹き替え版で主役を務める、豪華な顔ぶれ。

「24−TWENTY FOUR−」シリーズからジャック・バウアー役の小山力也さん、「プリズン・ブレイク シーズン5」からマイケル・スコフィールド役の東地宏樹さん、そして「24:レガシー」からエリック・カーター役の鈴木達央さん。

売れっ子声優のお三方がイベントで顔を揃えるのは初めてという、とってもレア感あふれる並びに海外ドラマファンのお客様も瞳がキラキラ。



「台本をもらっても、自分の演技の仕上がりに納得がいかなくて…。夜中に何度も『クソッ』とジャックのセリフでも自分への苛立ちでも怒鳴ってたら、近所から『うるさい!』と苦情が来たことも……」(小山さん)

「刑務所が舞台なので、出演者は男ばかり。ガヤを録った後のムンッとする部室のような匂いが、昨日のことのように思い出されます(笑)」(東地さん)

「『24』シリーズは登場人物が多いので、メインに近いキャラクターを担当する役者さんも別のキャラクターを兼ねることが多いんです。とは言っても、最終話まで台本が揃っているわけではないでので……。気がつくと兼役のキャラクター同士、一人で会話しているという不思議な光景に出会いました」(鈴木さん)

……と、それぞれ収録現場を振り返りながら“声優あるある”なエピソードを披露。

さすが、様々な事件が勃発する両作品、日本語吹替え版の収録現場でも、やっぱり“事件”は起きていたんですね。

作品情報


「24:レガシー」
ブルーレイ&DVDリリース中、デジタル配信中(※字幕版、吹替版同時配信)
©2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

「プリズン・ブレイク シーズン5」
ブルーレイ&DVDは2017年8月11日リリース、字幕版は先行デジタル配信中(※吹替版は8月11日より配信)
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「熱血!24 −TWENTY FOUR−祭」
海外ドラマチャンネルAXNにて、2017年7月29日(土)12:00より全8シーズン(193話)一挙放送スタート

(文:八雲ふみね)

八雲ふみね fumine yakumo


八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。

八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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