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2017年10月26日

『超獣戦隊ライブマン』戦隊シリーズ初“ロボ同士”の合体!【篠宮暁の特撮辞典・第34回】

『超獣戦隊ライブマン』戦隊シリーズ初“ロボ同士”の合体!【篠宮暁の特撮辞典・第34回】

スーパー戦隊シリーズ 超獣戦隊ライブマンVOL.5【DVD】



■オジンオズボーン・篠宮暁の特撮辞典

気合いの入ったアニバーサリー作品


『超獣戦隊ライブマン』は、『バトルフィーバーJ』から数えて10作目ということで、当時結構盛り上がっていた気がします。

恐竜VSライブロボ



実際は嶋大輔さんなど、すでに有名だった俳優をキャスティングしているあたりから、スタッフさんの力の入れ具合がわかるのですが、当時5歳だった僕には、例年と同じく「新しいイケメンの兄ちゃんが変身するんやぁ」程度にしか思っていませんでした。

そんな状況でもアニバーサリーイヤー独特のお祭り感のようなものは感じていました。

念願のロボ同士の合体


命に誓う三つの力



まず、マシンに新しさを感じました。「ライブマン」はそれぞれ、ジェットファルコン、ランドライオン、アクアドルフィンというマシンに乗り込みます。今では当たり前になった、動物モチーフを取り入れたマシンというのは、スーパー戦隊シリーズでは「ライブマン」が初でした。

しかし、当時の僕はシリーズ初の動物モチーフに驚いたわけではなく、イエローライオンの専用機・ランドライオンの躍動感にとても驚きました。CGなんてまだない時代、あったとしてもまだ市民権を得てない時代に、ミニチュアを使い、まるで生きてるように疾走する姿は大人になった今見ても感動するものがあります。

驚きはランドライオンだけではありません。前々回の『超新星フラッシュマン』で、シリーズ初の2号ロボが登場したと紹介させていただきました。次作の『光戦隊マスクマン』でも2号ロボが登場しました。

そして「ライブマン」では、1号ロボのライブロボと2号ロボのライブボクサーが登場し、スーパー戦隊シリーズ初、念願だったロボ同士の合体を果たし、スーパーライブロボとなりました。

この作品以降、1号ロボと2号ロボのスーパー合体はスタンダードになっていきました。

2人の戦士が加わり、さらにゴージャスに


怪!?ギルドス最期の姿



途中から参戦した追加戦士にも胸が熱くなりました。スーパー戦隊シリーズの追加戦士は、公式では92年の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドラゴンレンジャーが元祖となっているのですが、それより4年前の「ライブマン」で2号ロボ・ライブボクサーの登場と同時に、ブラックバイソンとグリーンサイという黒と緑の戦士がライブマンに加わりました。

それまで3人だったライブマンが5人になる演出は、アニバーサリーイヤーにふさわしいゴージャス感を出してくれました。

この作品をみれば、胸がライブ熱くなること間違いなし。

そして「ライブマン」を見終わったら『海賊戦隊ゴーカイジャー』の30話を是非見てください。西村和彦さんが、20数年振りにイエローライオンこと大原丈を演じられてて、涙涙の神回となっております。台詞のひとつひとつがしみます。

「ライブマン」ファンがグッとくる演出が、いたるところに散りばめられています。

(文:オジンオズボーン・篠宮暁)

※この記事は、WEBサイト「WB」にて以前連載していたものを、再編集したものです

以前の記事はこちらから

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】も連載中!

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