特撮向上委員会
予想してた人はいないかも?「ジオウ」出演の仮面ライダーアクアが登場した映画とその魅力を語る
予想してた人はいないかも?「ジオウ」出演の仮面ライダーアクアが登場した映画とその魅力を語る
先週の『仮面ライダージオウ』の予告で声を張り上げた方、非常に多かったんじゃないかと思います。
まさかの仮面ライダーアクア登場。
『仮面ライダーディケイド』のときのアマゾン、ブラック登場よりもインパクトが強かったかもしれません。
アクアが登場すると予想してた方、相当少ないんじゃないでしょうか。
下手したら一人も予想してなかった可能性もあります。
それもそのはず、アクアはテレビシリーズにはまったく登場してない仮面ライダーでして、8年前の映画『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX』にだけ登場した仮面ライダー。語弊があるかもしれませんが、メジャーかマイナーかで言うと確実にマイナーの部類に入るライダーなんです。
どのくらいマイナーかわかりやすく例えると、『仮面ライダードライブ』の仮面ライダー純、『仮面ライダーアギト』のV-1システムが仮面ライダーカブトのゼクトマイザーで戦うくらいのマイナー度。
しかし、しかしですよ。
40年後の1号を想定してデザインされたとのことで、1号オマージュがちらほら見受けられ、素直にかっこいいと言える外見。
また「MEGA MAX」のオーズパートは『仮面ライダーオーズ』の最終回以後が、脚本家・小林靖子さんの見事な手腕により、なんの違和感もなく、むしろこの演出以外ないんじゃないかと思わせる展開で繰り広げられ、ファンからも非常に人気が高い作品。
そこに登場したアクアはファンの記憶に強烈に焼き付けられていて、マイナーなライダーと言わせる隙を与えないほど輝いています。
水上バイク型のマシン・アクアミライダーでのアクションは、バイクアクションとは違った豪快な技をこれでもかと見せてくれています。
今日から3回ほど湊ミハルが登場するということなので、これを読んだらすぐに「MEGA MAX」を確認してみてください。
栄光の七人ライダーや翔太郎、フィリップのWコンビの出演、スーパータトバなど見所がえげつなくありますがアクア、負けておりません。
今回のアクア然り、「ジオウ」の予告で何度驚かされたでしょうか。
シノビ、クイズ、キカイあたりは隔週で叫んでました。
今や、ネットニュースは意識してなくても目に入ってくる時代。
仮面ライダーに関するニュースも、連日様々なサイトから発信され続けています。
そんな中、その包囲網をくぐってテレビで第一報を知るのはなかなか難しい時代になってますが、そんな中で未見の情報をいきなり知れる驚きは極上のエンターテイメントだと僕は思ってます。
無意識に体の筋肉に力が入るあの感じ、大好きです。
テレビではありませんが『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』で佐藤健さんが出てきた、あの驚きは忘れることができません。
シリーズを振り返ってみれば翔一くんが沢木哲也だったり、真司の死ぬシーンだったり、たっくんがオルフェノクと判明したとき、明日夢が弟子の道を選ばなかったとき、桜井侑斗の目的がわかったとき、音也が死んだとき、BLACKとRXが並んだとき、蛮野が剛の父親とわかった時、飛彩の「俺と一緒に戦ってくれ」と言うセリフ、ブリザードグリスへの変身など、強烈な驚きをリアルタイムのテレビからもらえる度に作品を、そして特撮を好きになっていった気がします。
「ジオウ」の最終回も、もう間近。
驚きを欲するのは野暮かも知れませんが、散々驚かせてくれた「ジオウ」に期待せずにはいられません。
しかし、なくて当然、あってラッキーぐらいの感じで「ジオウ」の残り数話を楽しめたらと思います。
(文:篠宮暁)
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