レトロな音楽やファッションが楽しめる!懐かしくも新しい青春映画5選



©BIF Bruce Limited 2019


『ベッカムに恋して』のグリンダ・チャーダが監督を務め、パキスタン移民の少年がブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けながら成長していく姿を描く『カセットテープ・ダイアリーズ』。

懐かしのカセットテープやウォークマンが登場する本作。近年では各方面でレトロブームが起きており、ジャスティン・ビーバーやテイラー・スウィフトといった有名アーティストがカセットテープでリリースする動きもある。

また、映画でも70年~90年代初頭を舞台にした懐かしの音楽やファッションが登場する作品が注目を集めている。その時代に青春を過ごした人々には懐かしのアイテムである一方、若い世代にはそのアナログ感が新鮮に感じられ、おしゃれだと人気に。

そこで今回、どの世代が観ても楽しめる、懐かしくも新しいレトロな雰囲気満載の青春映画をピックアップした。

『カセットテープ・ダイアリーズ』4月17日(金)公開




©BIF Bruce Limited 2019


1987年、イギリスの田舎町ルートンで暮らすパキスタン系の高校生ジャベド。音楽と詩を書くことが好きな彼は、閉鎖的な街の中で受ける人種差別や、保守的な親に価値観を押し付けられる鬱屈とした生活から抜け出したくてたまらない。そんなある日、友人に勧められたブルース・スプリングステ ィーンのカセットテープを聴き、まるで自分のことを歌っているようだと衝撃を受ける。スプリングスティーンの音楽をきっかけに、自分の夢や可能性に自信を持ち前に進もうとする――。

ブルース・スプリングスティーンの楽曲が存分に使用されている他、a-haやペット・ショップ・ボーイズなど人気アーティストの曲も登場。また、当時のポップ・スターを真似た学生たちのおしゃれでカラフルなファッションも楽しめる作品。

『シング・ストリート 未来へのうた』(2016年公開)



シング・ストリート 未来へのうた(字幕版)


1985年、舞台は大不況のさなかのアイルランド・ダブリン。14歳のコナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)は父親の失業の影響で荒れた高校に転校させられ、家では喧嘩が絶えない両親のせいで家庭崩壊寸前と、どん底の人生をおくっていた。そんなある日、街で見かけたラフィナの大人びた美しさにひと目で心を撃ち抜かれたコナーは、バンドのPVに出ない?と勢いで誘ってしまう。慌てて仲間を集めバンドを組んだコナーの曲作りと猛練習の日々が始まった――。

『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』のジョン・カーニー監督の実体験を基に描かれている作品。デュラン・デュランのヒット曲「リオ(Rio)」や、ザ・ジャムの「悪意という名の街」といった楽曲が使用され、コナーたちがPVを撮る際のメイクやヘアスタイル、衣装も当時のUKロックバンドを彷彿させるものとなっている。

『ゴット・ヘルプ・ザ・ガール』(2014年公開)


ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール 通常版 Blu-ray



拒食症で入院中の少女イヴ(エミリー・ブラウニング)はたった一人ピアノに向かい作曲をする日々を過ごしていた。そんなある日病院を抜け出して向かったライブハウスでアコースティックギターを抱える青年ジェームズ(オリ―・アレクサンデル)、音楽仲間のキャシー(ハンナ・マリー)と出会い、一緒にバンドを組み音楽活動を始めることになる。

スコットランド・グラスゴーの人気ポップ・バンド、ベル・アンド・セバスチャンのスチュアート・マードックが、 2009年リリースのソロ・アルバム「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」をミュージカル化し、初監督と脚本を自らが務めた作品。2014年サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞し、映画、ファッション、音楽業界から熱烈な支持を受けた。70年代風のファッションや音楽が楽しめる、青春の痛みと輝きが詰まった ポップな青春ミュージカル映画。

『ホット・サマー・ナイツ』(2019年公開)


HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ(字幕版)



1991年、マサチューセッツ州の海辺の街ケープコッドの伯母の家にやってきたダニエル(ティモシー・シ ャラメ)は最愛の父の死による悲しみから抜け出せずにいた。気分転換のために訪れた街に馴染めずにいたある日、地元の悪で有名だったハンター(アレックス・ロー)と出会い次第につるむようになる。一方、ハンターから絶対に近づかないように言われている彼の妹マッケイラ(マイカ・モンロー)に惹かれ、秘密のデートを重ねていき、スリリングな日々の中で徐々に自分を取り戻していくが...90年代のドライブインシアターやゲームセンター、デヴィッド・ボウイ、リンダ・ロンシュタットなどの懐かしの楽曲 がキラキラとした90年代の青春を彩っている。

『ミッドサマー』や『レディ・バード』『ムーンライト』などの次々と話題作を世に送り出しているA24が、長編デビューとなったをイライジャ・バイナムを監督に抜擢し、大人気若手俳優ティモシー・シャラメを主演に迎えた青春映画。

『イングランド・イズ・マイン モリッシー はじまりの物語』(2019年公開)


イングランド・イズ・マイン モリッシー,はじまりの物語[DVD](特典無し)



舞台は1976年のマンチェスター。学校を中退したスティーヴン・モリッシー(ジャック・ロウデン)はライブに通いつめ、音楽誌に批評を投稿する日々をおくっていた。家計を助けるため就職するも職場に馴染むことができず、仕事をさぼって詩を書くことが唯一の慰めだった。ある日美大生のリンダ―(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と出会い、バンドを組むことを勧められる。初ライブの成功もあってミュージシャンの仕事をしていこうと決めたが、出会いや別れ、苦悩と挫折を経験し順調には進まない。 1982年、それでもあきらめずに音楽を続けるスティーヴンの元に、のちに彼と「ザ・スミス」を結成するジョニー・マーが訪ねてくる――。

80年代にイギリスの若者に絶大な人気を誇り、のちの音楽シーンにも多大なる影響を与えた「ザ・ スミス」の結成前夜を描いた作品。1970年代を代表するニューヨーク・ドールズ、ロキシーミュージック、セックス・ピストルズ、モット・ ザ・フープル他様々なアーティストの楽曲が登場する。

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