2021年03月18日

綾瀬はるか、清野菜名、土屋太鳳、動ける女優のアクション映画15選と8人のキーパーソン

綾瀬はるか、清野菜名、土屋太鳳、動ける女優のアクション映画15選と8人のキーパーソン



日本のアクションシーンを支えるキーパーソン8人

谷垣健治

まずはなんと言っても『るろうに剣心』シリーズを支える谷垣健治。日本映画におけるアクションのあり方を大きく変えた人物です。国際的なアクションスターのジャッキー・チェンのチームに入ったり、ドニー・イェンの片腕としても知られ香港映画界でも名前が通じる存在です。2021年正月に日本公開されたドニー主演の『燃えよデブゴンTOKYOMISSON」では本編監督も手掛けています。またハリウッド大作『G.I.ジョー: 漆黒のスネークアイズ』でもアクション監督を務めています。

坂本浩一

早くからアメリカに渡りハリウッド流のアクションを身に着け、日本の特撮現場に持ち込んだ第一人者。スーパー戦隊、仮面ライダー、ウルトラマンなど日本を代表する特撮ヒーローをことごとく手掛けています。本編監督とアクション監督を兼任することも多く、バイクアクションやカーアクションもふんだんに取り込む、日本の現在の変身ヒーローを支える人物です。

大内貴仁

『SP』劇場版2部作でアクション監督を務めた大内は谷垣健治と共にドニー・イェンのチームに参加することもあり、谷垣と共に『るろうに剣心』にも参加しています。

彼の名前を一躍広めたのが『HIGH&LOW』シリーズ。ほぼ全てのシリーズでアクション監督を務めた大内は、今までの邦画にはなかなか無かったダイナミックな集団格闘シーンを演出し、シリーズのカラーを決定付けました。

坂口拓

アクション俳優としても知られる坂口拓(TAK∴)。『狂武蔵』では77分ノンストップ・ワンシーンワンカットの殺陣を披露して健在をアピールしました。

匠馬敏郎名義も含めてアクションデザイン、アクション監督としてのキャリアも豊富で園子温監督作品の多くに参加してます。清野菜名や吉本実憂、篠田麻里子など彼の元でアクションのトレーニングに励む俳優も少なくありません。

 下村勇二

上記の坂口拓の盟友と言えるのが下村勇二。多くの坂口出演作品でアクション監督、本編監督を務めています。『図書館戦争』シリーズでは岡田准一と共にハイレベルなアクションシーンの数々を創り上げ、月9ドラマ「ラッキーセブン」などのテレビ作品も手掛けています。NETFLIXオリジナルドラマとして国内外で大ヒットした「今際の国のアリス」のアクション監督も彼です。

 辻井啓伺

スーパー戦隊のスーツアクターからキャリアをスタートさせた辻井啓伺。映画では三池崇史監督作品の多くに参加『妖怪大戦争』から『クローズZERO』シリーズ、『十三人の刺客』などのアクションをコーディネート。最近では福田雄一監督の『新解釈・三國志』にも参加しています。小柄な体格と言うことでスーツアクター時代は女性キャラクターを演じることもあったとか。

金城一紀

窪塚洋介主演で映画化もされた「GO」で直木賞作家となった金城ですが、アクション映画・ドラマの仕掛け人としても知られています。岡田准一主演で映画化もされた「SP警視庁警備部警護課四係」や小栗旬主演の「BORDER警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」「CRISIS公安機動捜査隊特捜班」で原案・脚本を担当しています。「奥様は取り扱い注意」のテレビシリーズではアクション設計まで担当しています。

 諸鍜治裕太

80年代から映画・ドラマで活躍『あずみ』『探偵はBARにいる』や『太陽は動かない』までバラエティー豊かな作品を手掛けています。

舞台「Endless SHOK」や「滝沢演舞城」「滝沢歌舞伎」、宝塚歌劇などのライブアクションも手掛けています。AKB48の「フライングゲット」のアクション監督を務めたもの彼です。

 他にも俳優等してNHK大河ドラマやトム・クルーズ主演の『ラストサムライ』に出演し、綾瀬はるかの「精霊の守り人」シリーズではアクション監督を務めた舟山弘一。俳優とアクションコーディネーター両面で活躍する横山誠などの名前は覚えておくと映画の楽しみ方にアクセントが加わるのではないでしょうか?もはやアイドルというよりトップ俳優と言った方がいい岡田准一も最近ではアクション設計をすることが多く『ザ・ファブル』『燃えよ剣』などではアクション担当(ファイトコレオグラファー、殺陣設計)としてクレジットされています。

 特撮やCGの技術のアップと安価化に伴い、多くの作品の中にアクションシーンがふんだんに盛り込まれるようになりました。また専業化、分業化が進みアクション監督(スタント・アクションコーディネーター)という人たちの地位も向上、ジャパンアクションアワードが制定されたりと日本でもドラマと濃密に絡むアクションを味わう映画が増えてきていますね。

(文:村松健太郎)

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