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2021年05月13日

『ボーダレス』第10話までの感想|坂道グループ主演ドラマの最高傑作!むしろ坂道ファン以外に観てほしい

『ボーダレス』第10話までの感想|坂道グループ主演ドラマの最高傑作!むしろ坂道ファン以外に観てほしい


第4話のあらすじ&感想

第4話のあらすじ



父親を襲ったある男から逃げていた芭留と圭は、父の安否を確認するため山荘へと戻る。一方、叶音がアルバイト先であるガールズバーに偶然和志が訪れ、その帰り道叶音がアルバイトをする理由を明かす。奈緒と希莉は事件現場で拾ったカフスボタンが犯人の狙いだと気づき……。

第4話の感想

希莉(齊藤京子)が事件現場で拾ったカフスボタンを犯人が探していることはすでに分かっていたが、ここでようやくそのカフスボタンの模様が、松宮製薬と呼ばれる会社のものであることに気づく。2人は調査のために会社を訪れるのだが、アポイントがないという理由で警備員に追い払われてしまう。しかし、そこで警備員と揉めている2人に視線を向ける怪しい女性がいた。希莉はその女性が同社の社長秘書であることを突き止める。

事件の真相へ着々と近づいている一方で、奈緒(森田ひかる)への思いを独白するという2人の友情関係が醸造されていることを感じさせる描写が印象的だったラストシーン。作中で友情関係が育まれていくのと同時に、あどけなさが残っていた第1話から回を経て演技面でも2人の成長を感じさせた。

 一方で芭留(渡邉理佐)と圭(濱岸ひより)の姉妹山荘へと戻り、あの夜の出来事を思い出す。父親を襲ったある男が口にしていた屋敷に何かあるのではないかと疑いをかける。ここにきて「松宮」と「屋敷」という今後へと繋がる重要なキーワードが出そろった。第5話以降一気に物語が進展していくことだろう。第4話時点では渡邉理佐と濱岸ひよりに与えられたセリフ量はまだまだ少ないが、微細な表情の変化を通じて、シリアスな空気感を上手に作り出しており、特に濱岸の絶妙な表情には思わずシビレてしまった。日向坂46での笑顔が印象的な妹キャラという立ち位置も加味されて、表情だけで魅せる演技はより新鮮に感じられる。

 さらに今回、叶音(早川聖来)がガールズバーで働いている理由が明らかとなった。これまであまり口を開かない叶音が和志(押田岳)に対しては東京に行ってプロを目指すと本心を打ち明ける。それは家族にお金の面で迷惑をかけたくないがゆえの行動でもあった。それぞれ何らかの事件が起こっているが、琴音(小林由依)&叶音パートでは家族間のしがらみにフォーカスされるばかりでいまだ平穏なのが少々不気味ではある。

ついに第5話では遠藤さくら演じる松宮結樹が登場。4つの物語が交錯するその先には何が待っているのだろうか。次回からは大きく物語が進展していきそうで楽しみだ。

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