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2021年07月01日

「特捜9 season4」13話までのネタバレ感想:ついに村瀬と小宮山が…最終回は最高の「グッデイ!!」に!

「特捜9 season4」13話までのネタバレ感想:ついに村瀬と小宮山が…最終回は最高の「グッデイ!!」に!


第11話あらすじ&感想

第11話あらすじ



ベテラン鑑識官・猪狩哲治(伊東四朗)が殺人事件の容疑者として連行され、浅輪直樹(井ノ原快彦)は複雑な思いを抱きながら取調室で対峙していた…。猪狩は所轄署で黙秘を貫きとおしており、長年親交のある直樹ならば口を割るのではないかという中原圭一郎管理官(小須田康人)の判断で、特捜班に捜査がまわってきたのだ。

猪狩は直樹に対し、たまたま前を通りかかったアパートから争う声を聞き、その直後に慌てた様子で逃げていく男を目撃したと証言。気になってアパートを確認したところ、奥の部屋で若い男が殺されているのを発見したが、ちょうどそこに宅配業者が現れたため、犯人と間違われ連行されたのだと話す。

しかし、猪狩が疑われるのには理由があった。被害者の前島公也(岸田タツヤ)は、猪狩の亡き後輩の息子だったのだ。公也は警察官の父に反発したのか素行が悪く、猪狩は彼を更生させようと何かと声をかけていたが、最近2人の間ではもめ事が起きていたようだった。ところが、公也との関係を指摘しても、猪狩ははぐらかすばかり。しかも現場からは公也と猪狩の指紋しか検出さず、状況はすべて猪狩が犯人だと告げていた。

そんな中、猪狩の”弟子”でもある鑑識課員・佐久間朗(宮近海斗)がどんな結果でも真実を突き止めてほしいと、猪狩の携帯電話の通話記録を調べ上げてきた。それによると、猪狩は何度か人材派遣会社に電話をかけていたことが判明。青柳靖(吹越満)と新藤亮(山田裕貴)がその会社を探ったところ、介護サービスを標榜しながら“恋人レンタルサービス"で稼いでいる事実が浮上した。しかも、猪狩が何度か指名していた、レンタル恋人の“マミ”こと広瀬舞(岡本あずさ)の連絡が取れなくなっていることがわかり…!?

一方、矢沢英明(田口浩正)は事件当夜、現場近くに止まっていたトラックの車載カメラ映像を入手。猪狩の証言どおり“逃げていく男”が映っていることを期待しながらチェックするが、事件の夜、アパートから出てきたのは”思わぬ人物”だった…!?

第11話の感想:鑑識官・猪狩と特捜班の絆を再確認した回!チャラ男扮装にノリノリな新藤にも注目


今回、ベテラン鑑識官・猪狩哲治が殺人事件の容疑者に。シリーズのファンとして、あの猪狩が殺人犯のはずがない、人を殺すわけがない…と決して信じることができませんでした。

当の猪狩からはっきり情報が掴めないまま、捜査に乗り出す特捜班。何人も容疑者が出てくる中、今回は逮捕までかなり難航したように思えました。

事件を動かしたのは、矢沢が入手した事件現場近くの映像。そこには猪狩が指名していたレンタル恋人のマミ=舞が映っていました。ただ、彼女は公也の部屋に行ったことは認めましたが、ついたときすでに公也は死んでいた…と犯行を否定。

そして、小宮山・国木田が殺人現場のアパートで見つけたのは、人材派遣会社の社長・藤木が女性を脅迫する音声が録音された携帯。

実は藤木はレンタル恋人の女性たちに売春を強要しており、それに耐えきれず自殺したのが携帯の持ち主であり前島公也の恋人だった女性でした。

さらに、青柳・新藤の調査で、恋人の死の真相を知った公也が藤木を責めた際、藤木が「警察は俺たちの味方だ」と意味深な言葉を残していたのがわかります。そして、この味方=警察内の藤木の協力者が猪狩の取り調べに同席した管理官・中原であることも判明。中原は舞のお客であり、写真をネタに藤木に協力させられていたのでした。

中原、藤木らの悪事が続けて明らかになったものの、彼らはいずれも殺人を否定。結局、真犯人は公也の友人・加藤だと最後にわかりました。小宮山と国木田に捕獲された彼は、公也に藤木からお金を巻き上げようともちかけるも断られて、怒りのあまり公也を殺害したことを自供します。

事件の日に公也のアパートを訪れた猪狩は、公也の遺体を前に怯える舞と遭遇。実は舞は公也と同じく猪狩の後輩の娘で、猪狩は彼女を見守ってきていました。藤木と警察の繋がりを知った猪狩は彼女を逃がし、痕跡を消して通報しようしたところでまさかの容疑者に…というのが事件の真相でした。

容疑者となった当初は頑なだった猪狩。口を閉ざしたのは、舞を守りたい、藤木の協力者に情報を知られたくない、浅輪たちに迷惑をかけたくない…など、いろいろな理由があったのでしょう。しかし、その一方で彼は何かあったら特捜班を頼るようにと公也に話していました。そして、公也が自分の言葉を守って特捜班に助けを求めていたのを知ったとき、自分も彼らを信じて頼ればよかった…と気づいたのだと思います。

「9係」の頃からの付き合いである浅輪たちと猪狩。この11話は彼らが長年培ってきた深い絆を再確認できたストーリー。久々登場の猪狩が容疑者になったのは悲しかったですが、浅輪、小宮山らの捜査で疑いが晴れて本当によかったです!

他、特に印象的だったのは、前回のケガが治っていない矢沢に替わって青柳に同行した新藤。レンタル恋人の女性を呼び出すためチャラ男に扮して、かなりノリノリな様子で笑わせてくれました。ここのところ、パルクール→ガチオタ→チャラ男と魅力が次々開花している感ありの新藤。今回の青柳とのペアもかなり新鮮で、このコンビもまたそのうちにぜひ見てみたいです。

なお、前回から何より気になっていた村瀬の辞表ですが、どうやら彼は思いなおした様子。小宮山が返した辞表をゴミ箱に捨てていてホッとしました。

ただ、次回の予告映像で流れたのは、そんな村瀬の運命が動きだす…という兆し。

かなり佳境に来ていますが、まだまだ見逃せない展開が続くこのシーズン4。村瀬や他の特捜班の面々に何が起こるのか? 期待と不安まじりで次回放送を待ちたいと思います。



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(c)テレビ朝日

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