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2021年06月20日

「リコカツ」第9話までのネタバレ感想|ついに咲と紘一が思いを打ち明ける! あと、あの家の平米数はどれぐらい?(&第10話のあらすじ)

「リコカツ」第9話までのネタバレ感想|ついに咲と紘一が思いを打ち明ける! あと、あの家の平米数はどれぐらい?(&第10話のあらすじ)


第9話のあらすじ&感想

第9話のあらすじ



咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は、互いの幸せを願うあまり本音を隠して再び別れた。
そして咲は、紘一との思い出が詰まった共有名義のマンションを売ることを決意。貴也(高橋光臣)にマンション売却の一切を委ね、依頼を受けた貴也は水戸の緒原家に紘一を訪ねる。

ある日、武史(平田満)に呼び出された紘一は、武史が美土里(三石琴乃)をだまして大金を奪った立川(中山麻聖)をやり込めようと作戦を練っていることを知る。立川に対面した二人は、美土里が必死に隠していたある事実を知ることに…。

咲が担当するカリスマ恋愛小説家・水無月連(白洲迅)の小説が完成間近に。結末は咲と紘一次第だと言う連は、強がる咲の本心を見抜く。

それぞれが大切な人に伝えたい、本当の想いとは…。

第9話の感想

「自分は、どうしようもなく、君のことが好きだ」

「リコカツ」最終回手前の第9話。咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)はラストでついにお互いの気持ちを確かめ合う。公式サイトに書いてあった「離婚から始まるラブストーリー…?」は本当だった!

9話では、離婚した3組の男女がそれぞれ本当の気持ちを確かめ合う展開になった。まずは咲の両親、武史(平田満)と美土里(三石琴乃)。武史は美土里から大金をだまし取った立川(中山麻聖)から美土里の乳がんのことを知る。

年老いて醜くなるのが怖いから治療せずに死にたいと言う美土里(あまりピンとこないが、そういう悩みの人もいるのだろうな……)に対して、武史は熱い思いを語る。

「しわくちゃのおばあちゃんになっても、どんな姿になっても、美土里は美土里だ! 生きててくれよ!」

武史役は病気によって佐野史郎から平田満に交代したが、浮気現場を見られてもニヤニヤ笑っていた武史と、誠実に愛を訴える武史が別人に見えて仕方なかった。それだけ両ベテラン俳優の個性が強く、演技が見事ということなのだろう。

次に、紘一の両親、正(酒向芳)と薫(宮崎美子)。正は自分にクビを言い渡した温泉旅館の支配人(吉田ウーロン太)に土下座して本心を吐露する。

「家庭とは常にそこにあるもの」だと思って仕事に打ち込んでいたが、実際には家庭は崩壊していた。薫から離婚を突きつけられて初めてそのことに気づいた正は、薫の職場に押しかけて一緒に働き、今からでもやり直せるところを見せたかったというのだ。

離婚した妻の職場に押しかけるのはかなり強引なやり方だと思うが、正の言葉は薫と紘一にも届き、薫の理解を得る。直接、妻に言えよ! という気もしないでもない、正の圧が強すぎる言葉は直接言っても薫に届かなかった可能性がある。

最後が咲と紘一。元カレタカヤこと貴也(高橋光臣)と煮物女こと純(田辺桃子)との関係は決着していて、あとは二人の気持ちがどうやって通じ合うのかが焦点になっていた。

ポイントは咲がマンションを売ってしまったこと。第6話でもこの家がフィーチャーされていたが(「家売る夫婦の最後」は北川の主演作「家売るオンナ」のパロディー)、二人にとって家は双方をつなぎとめる大切な存在だった。だけど、それがなくなり、いよいよつながりが消えかかったところで、あらためて相手のことを意識するようになる。

なお、咲と紘一のマンションの住所は文京区春日3丁目1093番地232。文京区春日は1丁目と2丁目しかないので架空の住所ということになる。マンションの外見は目黒区のヴィンテージマンション「泰山館」。部屋はセットだが、面積はだいたい80㎡らしい(「リコカツ」とコラボした「リノベる。」のサイトで同じような平米数のリノベーション事例が紹介されていたが、どれも80㎡前後だった)。文京区春日近辺でこの面積なら8000万円はしたと思う。

咲にとって大きな存在だったのが小説家の水無月連(白洲迅)だった。連は咲に気があるような素振りを何度となく見せていたが、実は価値観がまったく違ってぶつかり合ってばかりいるのに、お互いをいたわりあう咲と紘一のカップルそのものが気になっていたのだ。いいところ持っていったなぁ、連。

去っていく咲に向かって、連が何か呟くが、音は聞こえない。この口パクが何と言っているのかSNSで話題になったが、たぶん最終回を見ても答えはわからないだろう。

「紙切れ一枚で赤の他人が家族になる。夫婦と呼ばれる」

あらためて夫婦のことを考える咲と紘一。価値観も考え方も違うし、性格も違う。だから離婚した。だけど離婚してはじめて、相手のことが好きだとわかることもある。だったら、もう一度、恋をしてもいいんじゃないか? 

初めてデートした場所で待ち合わせるけど、うまくいかなくて、口論を始める二人の姿がちょっと懐かしくて微笑ましい。自然な流れで、二人はお互いの思いを告白していた。

最終回の注目ポイントは、二人がどのような関係を選ぶかということだろう。再婚するのか、恋人のままなのか、それとも新しい関係を見出すのだろうか? 

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