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2021年07月14日

マーベル『ロキ』全6話感想 | ついに完結!ロキとシルヴィの前に現れた「在り続ける者」との決着の行方は!?

マーベル『ロキ』全6話感想 | ついに完結!ロキとシルヴィの前に現れた「在り続ける者」との決着の行方は!?

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2021年6月9日(水)、Disney+(ディズニープラス)にて『ロキ』が配信が開始されます。

マイティ・ソーの弟のロキが主人公のドラマ作品で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品の中でもヴィランを主人公とした作品は今回が初めて。

今後のMCU作品にどのような影響をもたらすのか、予測不能なロキのストーリーを1話ずつ紐解いていきます。

目次

・『ロキ』とは

・第1話 大いなる目的:あらすじ&感想

・第2話 変異体:あらすじ&感想

・第3話 ラメンティス:あらすじ&感想

・第4話 分岐イベント:あらすじ&感想

・第5話 未知への旅:あらすじ&感想

・第6話 とわに時を いつでも:あらすじ&感想

・『ロキ』をより楽しむためには

・作品情報へ

『ロキ』とは



『ロキ』はマイティ・ソーの弟であるロキが主人公のドラマです。
これまでの作品同様、トム・ヒドルストンがロキを演じます。

神の国・アスガルドの王子であるソーは雷を操り、選ばれた者のみが持つことができるハンマーを武器に豪快かつ、大胆なヒーロー。

それに対して、ロキは血縁関係はないものの、ソーの弟。アスガルドだけでなく地球をも自分のものにしようとする悪戯の神。
口達者で、自分の望みのためならばどんな嘘もつき、仲間になったと思いきや自分の兄をも簡単に裏切る利己的な人物。何度も裏切りを繰り返すも、しぶとく生き残ったり、時折チャーミングな一面も見せたりする人気のキャラクターでもあります。

今回の『ロキ』は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後の時系列の話となります。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』でインフィニティー・ストーンを集めるためにアイアンマンたちがタイムトラベルした過去の世界で、ロキは偶然にも四次元キューブを奪い、どこかに消えてしまいました。劇中ではそれ以降のロキの行方については何も語られることはありませんでした。

そして、『ロキ』ではここから話が始まります。
ロキは四次元キューブを持ち去ったことが原因で時間を歪ませてしまったことを理由に謎の組織・TVAに拘束されてしまいます。ロキが自由の身になるための条件は、時間の流れを大きく変えてしまったロキが時間と歴史を元に戻すこと。果たして、ロキは自由の身になることができるのか。そして、ロキが歴史を元通りにしていく中で明かされる大きな謎とは。



これまでのMCU作品でも飄々として行動が全く読めないロキは多くの嘘と裏切りを何度も重ねてきました。そのロキが自ら壊してきた時間と歴史をきちんと元通りに修復する…はずはないでしょう。
歴史を修復していくロキがたどり着く謎とはいったい何なのか。
また、ロキと修正した歴史がこれからのMCUにどう影響するのかも見所となっています。

『ロキ』は全6話、毎週水曜日 16:00に最新話が配信開始される予定となっています。

第1話 大いなる目的:あらすじ&感想

あらすじ


四次元キューブを手にしたロキはアベンジャーズの手から逃げ出すことに成功。
しかし、逃げ出した先で謎の組織・TVAにロキは捕まってしまう。
TVAからも逃れようとするロキだが、逃げることができないロキはTVAエージェントのメビウスと出会う。

感想


ついに『ロキ』が配信開始となりました。
全6話で構成される謎解きタイムトラベルスリラー。

これまで謎となっていた『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後のロキの行方が明らかになります。

さて、第1話はこの『ロキ』の序章とも呼べる回でしたが、最初から沼にハマってしまいました…。
『ロキ』第1話はロキらしいユーモアが随所に散りばめられながらも、ロキ自身にきちんとスポットライトを当てて描かれている作品となっていました。

冒頭10分ちょっとまでは多くの笑いが散りばめられています。
チケットを取らずにクレームを言う男が一瞬にして存在を消し去られるのを見たロキが必死になってチケットを探すシーンを見ると、そう思ってしまいます。
また、中盤に出てくる引き出しにインフィニティー・ストーンが雑にしまわれているところは、思わず「おいおい!」と突っ込んでしまいました。だって、これまでのMCUのストーリーはインフィニティー・ストーンを中心に回っていたのに。

そういう笑いどころが散りばめられつつも、シリアスな部分もきちんと描かれています。
それは、ロキの人間味の部分。これまでのMCU作品の中で一番ロキの人間味の部分が描かれたと思います。

特にそれが印象的だと感じたのは、メビウスと一対一でロキが自分自身について聞かれるシーン。
メビウスがロキの本心を探っていく中で、ロキは自分自身が弱者であるとわかってしまうのを見ると、つらい気持ちになりました。いくらこれまで悪役だったロキとはいえ。

また、ロキ自身が自分の未来を見てしまって、それに抗うことができないと知るところも印象的なシーンの1つ。
母が殺されることを知って悲しみに暮れ、父も死んでしまうことに落胆。さらにはロキ自身もサノスに殺されてしまう未来がわかってしまう。
その後、これまでのロキらしからぬ、自分の正直な気持ちを語るシーンはいたずらが好きな神ではなく、1人の人間に映っていました。
ですが、このシーンはもしかして嘘なのか?とすら思えてくるのも否定できませんでした。


さて、今後の展開として気になるポイントの1つは、TVAのチームを倒していっている方のロキ(と思われる正体)。
彼の目的はいったい何なのか。気になるところです。

自分の未来を全てを知ったロキが神聖時間軸に抗って、元の世界に戻ろうとしている?
(雑に扱われていた)インフィニティー・ストーンを手に入れようと何かを企てている?
時間をリセットすることができる謎の装置を集めている?
TVAを乗っ取ろうとしている?

謎は深まるばかり。この作品の結末が気になってしょうがない!!早く第2話を観たい!!!


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