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2021年08月27日

<ハコヅメ~たたかう!交番女子~>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ハコヅメ~たたかう!交番女子~>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】



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2021年7月7日にスタートした「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」。

戸田恵梨香演じる交番に飛ばされたワケありの元エース刑事と、永野芽郁演じる安定収入を求めて警察官になった新人の最強ペアが繰り広げる、リアルな交番エンターテインメントだ。

cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

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もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話ストーリー



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「警察官にさえなれば一生安泰」そんな安易な考えから警察官になった新人・川合麻依(永野芽郁)は、通称“ハコヅメ”こと交番勤務に配属されて二週間。心身共にキツい警察の仕事に限界を感じ、早々に交番所長の伊賀崎秀一(ムロツヨシ)に辞職願を出すタイミングを狙っていた。

そんな矢先、川合は“問題”を起こして交番に飛ばされてきたという刑事課の元エース・藤聖子(戸田恵梨香)とペアを組むよう言い渡され、辞職願を出し損ねてしまう。飛ばされた理由が“パワハラ”と聞きビビる川合をよそに、藤はパトロール中に早速その能力を発揮!ある“気づき”から、不審な男(モロ師岡)を鮮やかに捕まえて……!?

一方、係長の北条保(平山祐介)率いる刑事課捜査一係では、連続窃盗犯の男・篠原を必死に追っていた。藤の同期・源誠二(三浦翔平)と、そのペアで後輩の山田武志(山田裕貴)、藤の後任で新撰組オタクの新任刑事・牧高美和(西野七瀬)と、個性あふれるメンバーが揃う刑事課捜査一係だが、そこに交番から連絡が。それは、藤が篠原を確保したという一報!実は藤が捕まえた男こそ、刑事課の追っていた窃盗犯だった!

その日、藤と川合はその後も相次ぐ通報に追われて休む暇なく駆け回る。さらに、「今から自殺する」という通報が!それは川合が配属されてからすでに15回は同じ内容で110番通報している常習者・坂本(森田甘路)で……。そして翌朝。ようやく当直勤務を終えた二人の元に警察署副署長・吉野正義(千原せいじ)から招集が入る……。

“交番”を舞台に、藤と川合、最強女性警察官ペアが誕生!!未だかつてない、“お巡りさん”の日常を描く交番エンターテインメントが幕を開ける!

第1話レビュー



戸田恵梨香演じる元エース刑事と、永野芽郁演じる新米刑事のコンビ、爆誕!

元エース刑事の藤聖子は、パワハラ問題で刑事部にいられなくなり交番勤務に移ったという噂。だが新米刑事・川合とのやりとりを見る限り、パワハラをしそうな上司には見えない。

ムロツヨシ演じる交番所長・伊賀崎はこう言っていた。

「藤さん、パワハラするような人じゃないでしょ」
「交番に来たのも、あの事件が関係してるんじゃないの?」

どうやら藤が刑事部から交番勤務に異動になったのは、パワハラではなく、とある事件が関係しているようだ。この辺りも今後明らかになっていくと思うと楽しみでならない。そして関係ないけれど、「藤聖子」って名前は妙に昭和の女優、もしくは演歌歌手っぽい。

そんな元エース刑事・藤と新しくコンビを組むことになったのが、新米刑事の川合。父親の言葉「安定した公務員になれ!」を胸に、公務員試験を受けまくった結果警察官になったという彼女。警察官であることに特別な誇りはなく、物語の初っ端から「辞めたい……」を連呼する有様だ。

確かに、交番勤務のブラック加減を見てると、辞めたくなる気持ちもわかる気がする……。私自身も新卒で葬儀会社に勤めていたことがあり、似たり寄ったりな環境だった。夜中でも休日でも関係なく呼び出しの電話がかかってくる点など、一致している。このドラマを見ていると、苦い過去が蘇ってくる……。

辞職願をポケットに、いつ辞めることを言い出そうかタイミングを図る川合。そんなとき、「自殺してやる!」と何度も虚偽通報をしてくる坂本という男性の件が問題に。通報がある手前、警察官として無視するわけにもいかず、問題が発生するたびに坂本の自宅へ向かうのだが……毎回のごとく本人はケロッとしているのだ。

そんなことが何度も続いたため、いざ改めて例の坂本からの「自殺する!」通報が入ってきたとき、川合はまともに取り合わなかった。ペアとして共に坂本の自宅へ向かった藤は、そんな川合の態度を少したしなめる。

「通報内容にはイタズラや虚偽通報、くだらないものだって多い」
「でも、それに対応する私たちはいつだって本気じゃないとダメなの」

結果、坂本は本当に自殺しようと首を吊っていた。ギリギリのところで助け、病院に搬送する藤と川合。なんとか一命を取り留めたものの……あまりのショックに、川合はとうとうポケットに忍ばせていた辞職願いを提出する。「藤さんがいたから坂本さんは助かった、でも私だけだったらどうなっていたか」ーーこの坂本の一件が、警察官としての責任を重く感じるきっかけになったのだろう。

仕事を始めた当初は、誰だって壁にぶつかるものだ。無知で経験も浅いがゆえに、くだらない失敗をしてしまうことも多い。ミスはただのミスだ、と自分の中で整理をつける場数も少ない。人格まで否定された気になってしまって、「退職」という形で逃げてしまいたくなる気持ちはすごくよくわかる……!

もう辞めようと決意を固めつつあった川合に対し、藤は言う。「警察官なんてみんなしょうもないよ、普通の人間なんだよ」と。

「せめて制服を着てるときだけは、その面構えでいようってだけ」
「川合はその面構えでさえできてないけど、でも、それでいいんだよ」
「警察官の顔をしてない川合だからこそ、できることがある」
「少しずつ警察官になっていけばいいよ」

上司として川合を導く藤の姿を見ていると、とてもパワハラをするような人には見えない。やはり、刑事部でいられなくなる何かしらの事件があったのだ。だって、こんなに理想的な上司はレアでしかない……! こんな人の下でなら、何があっても働ける気さえしてくる。

元エース刑事と新米刑事のコンビ。これからの水10、面白くなりそうだ。


※この記事は「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」の各話を1つにまとめたものです。

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