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2021年08月11日

「プロミス・シンデレラ」第5話レビュー:成吾の笑顔と壱成の目、どっちもたまらん(※ストーリーネタバレあり)

「プロミス・シンデレラ」第5話レビュー:成吾の笑顔と壱成の目、どっちもたまらん(※ストーリーネタバレあり)



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二階堂ふみ主演のTBSドラマ「プロミス・シンデレラ」が、2021年7月13日放映スタートした。

本作は、突如バツイチの無一文、無職、宿無しになってしまったアラサー女子が、ひょんなことから出会ったイケメン男子高生と“リアル人生ゲーム”を繰り広げていく物語。TBSドラマ初主演となる二階堂ふみが、人生崖っぷちとなってしまった主人公・桂木早梅を演じる。共演は眞栄田郷敦、岩田剛典ら。

本記事では、その第5話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

「プロミス・シンデレラ」第5話レビュー





成吾(岩田剛典)と早梅(二階堂ふみ)がついに急接近! 成吾に食事に誘われ、悩んだものの悦子(三田佳子)や吉寅(高橋克実)の後押しもあり行くことにする。

敬語から昔のようなタメ口に戻る二人がとてもよかった! 今までは早梅を助けてくれた王子様的なぼんやりとした回想だったが、具体的なエピソードを知ることができた。

最後の約束の日、父親から暴力を振るわれ家から出してもらえず行けなかったこと。成吾は3時間待ち、諦められず数日探したこと。恋愛に発展するかしないかの微妙な距離感と甘酸っぱさが感じられるシーンや、父に手をあげられそうになったところ、成吾が家に乗り込んで連れ出したシーンなどがあった。「僕の家に来て、余っている部屋もあるし家族もきっとわかってくれる」という成吾だったが、あんな父でも自分の父親だから見捨てられないと家に戻る早梅。学費もバイトで稼いでいたみたいでえらすぎるし壮絶……。

また成吾と壱成の母が出ていった話は前回出てきたが、出て行った半年後に亡くなったらしい。おそらくすでに余命宣告されていて、彼女なりに気遣って出ていったのではないかというのが成吾の推測だ。元仲居だった母は身体が弱く、とくに壱成を産んだ後は体調が思わしくなく家族みんなに休むよう言われていたが、責任感が強い性格から無理して働いており、他の仲居さんたちと合わないストレスもあったらしい。

早梅は早梅だけが助けられていたように感じていたが、ちょうど二人が会っていたころはそんないざこざが起こっていた頃で、成吾もまた早梅の存在に助けられていたのだ。

今まで、回想と旅館での姿以外、あらためて成吾の魅力を知る機会がなかった。なのでどうしてもいろいろな一面が見える壱成に肩入れしてしまっていたが、こうして成吾の気持ちやエピソードも聞くと、こちらもまた応援したくなってしまう。何より今まで見せなかった10年前に戻ったような笑顔がとてもいい。個人的に、この笑顔、岩田剛典~~! とかみしめていた。

うーんしかし、壱成も可愛いし応援したい。兄弟+早梅の三角関係、どちらとくっついてもつらい未来だな(気が早い)などと考えてしまった。

食事中の成吾と早梅のやり取り、盗聴器(!)を仕掛けた壱成がすべて聞いていたのだ。厳密に言うと、二人を尾行しようとする壱成を見かねて無理やりついてきた洸也(金子ノブアキ)も一緒だ。洸也、軽い人だけど前回といい、何かあったときのさりげない対応が結構大人でいいな。

弟が変なゲームを強要していることを詫び、ありえないという成吾に「でもそのおかげで助けられたし、あいつにもいいところあるし」という早梅。彼女のこういうところ、すごく好きだ。その後家を出るなら力を貸すと言う成吾に遠慮すると、それとも弟と離れなくないとか、異性として見ているの? と聞かれる。「10歳も違うし向こうがないだろうし」と言うが「早梅はどうなの」と言われ「恋愛対象じゃないよ」と答える。

いやでもこれはそう言わざるを得ないよなあ……早梅は離婚したばかりで次の恋を考えられる段階じゃないし、相手未成年だし、仮にそういう気持ちがあったとしても本人とそんな話にもなっていない段階で第三者には言わないと思う。

予想通り壱成は大荒れ。二人の席に乱入して成吾に静かにキレられ、洸也にもあれはないと言われ、初任給が入って何か御馳走したいと話しかけてきた早梅にひどい言い方をし、最後のゲーム、出ていったら借金はチャラと言う。1~6、サイコロのどの目が出ても同じ選択肢。

「お前がそうしたいならそうしろよ」というセリフを言いながら、捨てられた犬のような目で行かないでと訴えているのがなんとも……。眞栄田郷敦、目でお芝居できる人なんだな。ただそれは早梅には伝わらないのよね。本気で出て行けって言われてるんだと思ってしまうよ。自分で言っておいて出て行ったことに傷つくタイプの壱成、自業自得なんだかかわいそう……。

このまま家から出たままになっちゃうのかな~。二人とも意地張っちゃうタイプだけどちょっと考え直してほしい……。

菊乃(松井玲奈)、今回も怖いよ~。結局靴を隠したのは彼女だったらしい。ええ、結構やることしょぼい。そしてラスト、彼女に言われて旅館の前に立ったのは正弘(井之脇海)!!? いやお前どの面下げてきたんだよ帰れよ……。旅館のことめっちゃにらんでたけど、あなたは自業自得でしかないからね??

次回も波乱の予感しかしないが、どうなる……?

「プロミス・シンデレラ」第5話ストーリー 




早梅(二階堂ふみ)はここ数日の壱成(眞栄田郷敦)の態度に困惑していた。
不機嫌なうえに、自分をからかうようなことを突然言い出し、仕掛けてくるゲームも明らかにいい加減だ。
旅館ではその壱成の話題で持ちきりだった。
先日の宴会で、彼の着物姿に心奪われた仲居たちは、成吾(岩田剛典)から壱成に乗り換え始めていたのだ。

そんな中、早梅は成吾から食事に誘われる。
早梅は壱成に内緒で出かけるが、察しのいい壱成は何かあると感じ、こっそり後をつける。
早梅と成吾がレストランに入っていく姿を目撃した壱成は、道中でバッタリ会った黒瀬(金子ノブアキ)とともに、早梅たちのテーブルの近くで監視することに…。

一方、成吾の心が自分から離れていると感じた菊乃(松井玲奈)も、密かに行動を起こしていた。

(文:ぐみ)

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