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2021年10月12日

「サムライカアサン」第1話レビュー:城島オカン最高!愛情いっぱいのハートフルコメディ開幕(ストーリーネタバレあり)

「サムライカアサン」第1話レビュー:城島オカン最高!愛情いっぱいのハートフルコメディ開幕(ストーリーネタバレあり)



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城島茂主演の「サムライカアサン」が、2021年10月11日(月)放送スタートした。

板羽皆原作の同名コミックをドラマ化。
反抗期の高校生息子にウザがられながらも、その大きすぎる愛でみんなを巻き込み大暴走する大阪のオカン・よい子を城島茂が演じる。共演は大西風雅(Lil かんさい/関西ジャニーズJr.)、井頭愛海、有野晋哉ら。回を追うごとにパワーアップしていくオカンと愛らしい登場人物たちが送る、全力愛情コメディ。

本記事では、その第1話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

「サムライカアサン」第1話レビュー

このドラマの原作は板羽皆による同名漫画。2005年に連載が始まった当初からその突き抜けた面白さで話題を集めた作品で、かくいう筆者も大ファンだった。しかし、まさか実写化されるとは思いもよらなかった。主人公・よい子の強烈なキャラクターを実写でやるのは相当厳しいだろう…という印象があったからだ。

しかし、今回のドラマ化でよい子役=城島茂だと聞いたときは「その手があったか…」とただただ唸らされてしまった。確かにあのパワフルなオカンは男性が演じるのがむしろしっくりきそう。そして、アイドルグループ・TOKIOの最年長で、ときにTOKIOのお父さんあるいはお母さんのように慕われている“リーダー”こと城島茂はまさにはまり役では…と思えた。

そんなこんなで期待もしつつ見守った第1話。オープニングでパーマに割烹着姿で「あかん!」と走ってくる主人公・よい子。正直この姿を見ただけで、絶対面白くなる…と確信した。

2話構成になっている本作。ここから、それぞれの話を振りかえっていく。

①「オカンと弁当」

3人暮らしの伊佐木家で、朝から夫と息子のためにせっせとお弁当を作るよい子。反抗期真っ最中の息子・たけしはせっかくのお弁当に「いらん」と邪険な態度。それでも弁当を持たせて送り出すよい子だったが、その後、たけしがおかずを忘れたのに気づく。おかずを届けようと学校へ走るよい子。しかし、母親が学校に来たことにたけしは激怒。二人は喧嘩になってしまう。

よい子にしてみれば、息子のためを思っておかずを届けにきただけでなぜこんなに責められるのか…とつらかっただろう。だが、見ている方からすると、たけしの気持ちもよくわかる。思春期真っ最中の高校生。母親といるのを友だちに見られて恥ずかしいと思ってしまうときもある年頃だ。学校にオカンが来て、しかも授業中に「た~け~し~」と呼ばれたら、そりゃ恥ずかしいし腹も立つだろうと思う。

とはいえ、昼休みに友人や彼女と話す中でたけしはオカンの優しさに気づいていく。そして、傷心のよい子の元に「ごめんな」というたけしのメッセージが届くのだった。

たけしのメッセージを見て思わず泣き出すよい子。よかったね…とこちらもほろりとした気持ちになる。ただ、よい子はそこで終わらなかった。再びたけしの学校に行き、「今日の晩ごはんは、エ・ビ・フ・ラ・イやで~」と声高らかに叫ぶ。これも愛情ではあるが…さすがにたけしがなんともいたたまれなかった。

②「たけしの恋とオカンの愛」

たけしが彼女と歩くのを目撃したよい子は、刑事ドラマさながらにたけしを問い詰める。取り調べの定番アイテム・カツ丼まで作ってなかなかの徹底ぶり(ちなみに、刑事に扮した際のドスの利かせ方は完全にオッサンだった)。ただ、しつこくあれこれ聞こうとしたせいで、たけしはブチ切れて出て行ってしまう。

またも喧嘩してしまった母と息子。ただ、今回はよき仲裁役が登場。伊佐木家の父親・ジョージである。息子と並んでブランコに座りながら、ジョージはよい子の真意を伝える。ママはたけしが誰かを好きになったことが嬉しかったのだ…と。信じられないというたけしに、よい子が作ったカツ丼のご飯が赤飯だったこともジョージは明かす。

このジョージを通して語られたよい子の思い、とても尊いものに感じられた。刑事の真似ごとをしたり「Aまでしたんか?」などぶしつけに聞いたりしたので、たけしが怒るのは当然といえば当然だが、あの暴走の奥にあったのはオカンの愛。息子が恋をしたことを祝おうとしていたなんて、なんて素敵なお母さんなのだろうと思う。そして、母の思いを息子に伝えて「カツ丼、あったかいうちに食べておいで」と促すジョージも温かいいい父親だなあ…としみじみ感じた。

家へ戻ったたけしはテーブルの角でお尻を打って痛がっていたよい子に「アホやな」と笑って仲直り。お腹をすかせた息子によい子はかつ丼を振舞う。トンカツと赤飯は合わないらしく「まずっ」という声をあげるたけしだったが、これもまたオカンの御愛嬌だ。

* * *

この第1話、愛情にあふれて突っ走るオカンを表情豊かかつ人間味たっぷりに演じる城島茂に「さすがリーダー」「城島オカン最高!」と思いながら、とても楽しませてもらった。息子・たけし役の大西風雅も等身大の演技が非常にはまっていたし、よい子の夫・ジョージを演じた有野晋哉の温厚な語り口も心にしみいった。

この3人が織り成すハートフルコメディが、今後も非常に楽しみ。愛すべきオカン・よい子はこれから人気者になっていきそうだ。

「サムライカアサン」第1話ストーリー

 

『オカンと弁当』
よい子(城島茂)は、今日も家族みんなに“愛情たっぷり弁当”を作るが、反抗期のたけし(大西風雅)は「いらん」とそっけない。それでも何とか弁当箱を鞄に押しこみ、さて次はお掃除……と思ったら、おかずの箱が一つ残っている! 「あかん!忘れてるやん!」 よい子は即座に走りだす、たけしの高校へと――!?
 
『たけしの恋とオカンの愛』
よい子は商店街で、女の子(井頭愛海)と仲よく歩くたけしを目撃する。え、彼女…!? 証拠写真をカメラに収めたよい子はたけしを問いつめるが、あまりのウザさにたけしは激怒、家を飛び出していく。帰宅したジョージ(有野晋哉)は、よい子が泣いているのを見つけて……。

(文:田下愛)


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