映画コラム

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2021年11月03日

『ARASHI 5×20 FILM』、「嵐のエンタメ最強説」と「夢のつづき」への期待

『ARASHI 5×20 FILM』、「嵐のエンタメ最強説」と「夢のつづき」への期待




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2021年の11月3日(水・祝)に嵐“初”のライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が公開。全国7か所のドルビーシネマで先行公開後、11月26日(金)に全国公開される予定です。

本記事では、『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』をレビューしつつ、嵐そのものの魅力について筆者の独断を交えて語っています。

※1ページ目では5×20のセットリストに若干触れています。

※2ページ目(記事後半)では『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』の内容に深く触れた部分があります。ご注意ください。

ぜひ1ページ目を鑑賞前に、2ページ目(記事後半)を鑑賞後にご覧ください。

とにかく映画館で観てほしい

『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』の公開日はドルビーシネマ先行公開が11月3日(水・祝)、全国公開が11月26日(金)。
嵐ファンにとって重要イベントである、CDデビュー日とリーダー大野智の誕生日に合わせてくるあたりが、ファンのことをよく分かっている気がします。

【関連記事】『ARASHI 5×20 FILM』をドルビーシネマで観るべき絶対的な理由

ドルビーシネマの公開は全国7スクリーンのみ。チケットの倍率は考えたくありませんが、嵐のコンサート並みのプレミアムチケットでしょう。もちろん、ドルビーシネマで観れば最高の没入感を体験できますが、まずはとにかく映画館で観てほしい。映画館で観るからこその感動があると1人のファンが約束します。

とはいえ、実はライブフィルムを観る前は「運良くコンサートにも参戦できたし、DVDも持ってるし、わざわざ映画館に足を運ぶ理由とは……?」なんて失礼極まりない考えが頭をよぎっていました。

一瞬でもそのように考えてしまったことを全方面に謝罪したいし、過去の自分を背負い投げしたい気分です。

誰にも邪魔されない“映画館”という環境で嵐のエンタメをたっぷり浴びられる機会なんて他にありません。“日本最高峰のエンターテイメント”と言われることも多い嵐のライブを映画として残す意味があったのです。

改めて思う「嵐」最強説。



『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』について、誤解を恐れずに感想を一言でまとめるなら……

「泣いた」____ただその一言に尽きます。

2020年12月31日の「This is 嵐」オンライン配信以降、コンサート離れしている人も多いでしょう。久しぶりに嵐5人の映像を観た瞬間に、すべての感情を置き去りにして涙が溢れてきました。

冒頭、観客の大歓声で泣いて、1曲目「感謝カンゲキ雨嵐」で既に号泣。(「感謝カンゲキ雨嵐」の始まりで天使が最高の笑顔を向けてくるので、尊さのあまり思考停止しないように気をつけてください)

全編を通して泣いていた気がします。「Lucky Man」や「Troublemaker」など、本来泣くはずがない曲でも泣いていたから「君のうた」や「5×20」では文字通り涙腺崩壊。

あれほど泣いた理由は、やはり「嵐が嵐のエンタメをやっていた」からでしょう。嵐が活動休止して以降、メンバー個人の活動は追っていても、心のどこかで嵐5人が揃っていないことに対する寂しさはあったはずです。

嵐5人が揃って笑顔で歌って踊る姿を観られることがどれだけ幸せなことなのか、実感させられます。(特にリーダー・大野智が歌って踊る姿は涙なしには観られません)

“大宮”が尊かったとか、“櫻葉”が尊かったとか、“モデルズ”が尊かったとか、ここで語るのは野暮なので控えますが、いつも通りわちゃわちゃしているのでぜひ映画館で堪能してください。

ただ、1つだけ……後半の「Troublemaker」については、瞬きすることなく観るのをおすすめします。映画館の大画面で貴重な翔潤の“アレ”を観られます。

『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM "Record of Memories"』は声出しのほか、うちわやペンライトももちろんNG。我々ファンは「Oh Yeah!」「Lucky Man」「a Day in Our Life」などC&Rがある曲に無条件で反射してしまうので、ぐっと堪えて我慢する必要があります。(コロナ禍でなければ応援上映も開催されたかもしれないのに……)



この世のアーティスト、アイドル、役者etc……“推し”という存在はすべて尊く、尊い存在に優劣や大小はありません。それでもあえて、ここでは「嵐と嵐のエンタメ最強説」を声を大にして叫びたいのです。

嵐5人でのパフォーマンス、メンバー1人1人の輝き、考え抜かれたセットリスト、舞台構成、演出、ライブ中に流れる映像……どれを挙げてもハイクオリティで観た人を魅了する。まさしく“日本最高峰のエンタメ”であるといえます。

精一杯考えて嵐が最高であることを伝えようとしてみたけれど、筆者の陳腐な言葉では何を書いても上手く伝えられません。20周年のドームツアーが50本も実施されて、嵐のライブフィルムが劇場公開されること、その他にも様々な偉業を成し遂げていること……。いや、偉業など関係なしに大勢の人間を笑顔にして幸せにしている時点で嵐は最強なのです。


映画館で『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』を観ていたはずが、いつの間にか気分は東京ドーム。148分間、嵐をたっぷりと堪能できる、まさに「夢のつづき」を共有できる時間。

そしてクレジットまで観終わった瞬間に、すべての嵐ファンは未来に希望を持てるはずです。

11月3日じゃなくても、11月26日じゃなくても、ぜひ映画館で観てください。


※以降は、映画の内容に深く踏み込んでいます。ライブフィルムを100%楽しむためにも、ぜひご鑑賞後にご覧ください。

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