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2021年11月08日

鬼滅の刃「無限列車編」第4話:「俺の家族を侮辱するな!」炭治郎の心の強さに泣いた

鬼滅の刃「無限列車編」第4話:「俺の家族を侮辱するな!」炭治郎の心の強さに泣いた




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テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編が2021年10月10日(日)より放送スタート。

竈門炭治郎 立志編、遊郭編それぞれと繋がる「無限列車編」がテレビアニメとして再構成されて放送される。

本記事では、第4話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

鬼滅の刃」無限列車編 第4話レビュー



炭治郎・善逸・伊之助の夢の中、無意識領域に入りこむ人間たち。

何度も言うけど、炭治郎の心の中(無意識領域)、まじウユニ塩湖……! 
美しすぎて泣きそうになる。そりゃ泣きたいくらい優しい音がするわけだ。

無意識領域が洞穴? 洞窟? のような伊之助は上裸で忍び込んだ子を食べようと(?)する。怖い。

善逸の無意識領域は真っ暗で、頬と目がこけた善逸が両手で持つくらいでっかいハサミをもって登場。

「何で男なんかが入り込んでやがる クッソ害虫が」
「ここに入っていいのはなぁ、禰豆子ちゃんだけなんだよ」
「殺すぞ」

こっわ!!! 視聴者は善逸を知ってるからいいけど、ほぼ初対面(?)の状態でこんな感じだったら鬼と遭遇した並みに怖いと思う。もちろんそもそも入り込んでるほうが悪いんだけど、炭治郎との落差が激しい。

でも「殺すぞ」が低音イケボでいいんだよな……。汚い高音から低いイケボまで、下野紘さんの声の幅は本当にすごい。捨て子だったり独特だったり暗い部分があるのは知ってるけど、あんなかわいいお顔して無意識領域真っ暗なのがたまらんな、善逸……。あと「クッソ害虫が」っていうボキャブラリーが出てくるのすごいな。

でも先日Twitterで「真っ暗なのは禰豆子ちゃんのためでは?」という説をみかけてなるほど! と思ってしまった。そちらだとするとかなりニュアンスが変わる。優しさ……どっちにしてもたまらんな、善逸。


自力で目を覚ました炭治郎。なでなでを要求する禰豆子がかわいい。
夢に入り込んでいた人たちの話を聞いて、本人たちに怒らず人の心につけこむ鬼の卑怯さに怒っているの、とても炭治郎。鬼に指示されたとはいえ、普通ならこの人たちにも若干ムカついてしまいそう。

「幸せな夢の中にいたいよね、わかるよ」

「俺も、夢の中にいたかった」

「これが夢だったらよかったのに」

自分以外の夢に入った3人を手刀で気絶させた後、彼らに共感を伝える炭治郎。優しいし、切ないし、夢に逃げなかった炭治郎の彼らとの違いと表してもいる。「これが夢だったらよかったのに」は家族が殺された現実に対して言っていて、つらい。

炭治郎の心に触れて改心した結核の青年、落ちそうなところを炭治郎の無意識領域の小人たちに支えられているシーン(に見えたけどシチュエーションが違ったらごめんなさい)や表情が追加されていた。

「ありがとう、気をつけて」と炭治郎に声をかけた青年の表情は晴れやかだった。

「いい夢を見せてやったのに」「幸せな夢を見せた後で悪夢を見せてやるのが大好きなんだ」と言う魘夢(えんむ)。ほんとーに性格腐ってるなこいつ……。

「人の心の中に土足で踏み入るな! 俺はお前を許さない!」

と現れた炭治郎。魘夢は何度も催眠術をかけるが、炭治郎は眠らず向かってくる。術が効かないのかと思ったが、そうじゃなかった。

「何度も術にかかりながら、かかった瞬間にかかったことを認識して覚醒のための自決をしているのだ 」

「夢の中でも自決するということは、自分で自分を殺すということは、相当な胆力がいる」

「このガキはまともじゃない」

精神力も勇気もスピードもすごいし、そもそもいくら訓練受けてるとはいえ人間なのに、走る列車の上に立って戦えるの物理的にすごすぎる。

炭治郎がまともじゃないと気づいた魘夢がさらに見せる夢、許せない内容だった。

血まみれの家で弟妹たちに「何で助けてくれなかったの」「俺たちが殺されているとき何してたんだよ」「自分だけ生き残って」と責められ、

父親に「何のためにお前がいるんだ、役立たず」
母親に「あんたが死ねばよかったのに よくものうのうと生きてられるわね」
と言われる。二人とも、こんな表情をしているの見たことない。夢だとわかっていてもつらい言葉だ。

険しい顔になる炭治郎。だがそれはかけられた言葉に対するショックではなく、怒りだった。

「言うはずがないだろうそんなこと! 俺の家族が!」
「俺の家族を侮辱するな!」

炭治郎の脳裏に浮かぶのは、温かい笑顔の家族だった。

炭治郎の、心の強さに泣いた。
普通なら、例え嘘だとわかっていてもショックを受けてしまいそうだし、「ごめんなさい」となってしまいそうだ。
前回、炭治郎は「たくさんごめんと思うよ」「どうか許してくれ」と詫びていた。それでも、家族がそんなこと言うわけがないことをわかっているし、信じていた。

一方で、この状況でも断言できるほど素晴らしい家族を持ち、信頼している炭治郎にうらやましさも感じた。どんな状態でもひどい言葉を投げかけるようなことはしない人たちだったのだろうな。

魘夢、そういう怒りが何も響いてないし、頸を斬ったのに死なない。
炭治郎のこと、「存在自体がなんかこう、とにかく癪に触ってくる感じ」というのは、個人単位の話なのか、先祖も含めた第六感なのか。

「素敵だねその顔。そんな顔が見たかったんだよ」

なんと魘夢は、寝てる間に汽車と融合したのだ。
魘夢の内面を表しているようで合ってはいるのだが、ほんと気持ちわる!!
次回、炭治郎以外の3人の隊士(と禰豆子ちゃん)の活躍が見られそうで楽しみだ。

大正こそこそ噂話の、伊之助の鎹鴉(かすがいがらす)の名前がどんぐり丸なのも、伊之助に食べられそうになってから隠れてるのもかわいい。

「鬼滅の刃」無限列車編 第4話ストーリー



魘夢の血鬼術により眠りに落ちてしまった炭治郎、善逸、伊之助、煉?獄。
魘夢は協力者を利用し、精神の核を破壊することで炭治郎たちを倒そうとしていた。自身が夢の中にいることに気づいた炭治郎は、夢から覚める方法を探す。
そして目覚めるため、自らの頚を斬るのだった。

(文:ぐみ)

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