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2022年01月15日

「駐在刑事Season3」第1話レビュー:帰ってきた”駐在さん”!支援金詐欺&殺人事件を追う(※ストーリーネタバレあり)

「駐在刑事Season3」第1話レビュー:帰ってきた”駐在さん”!支援金詐欺&殺人事件を追う(※ストーリーネタバレあり)



「駐在刑事Season3」の画像を全部見る(全14点)

寺島進主演の金曜8時ドラマ「駐在刑事Season3」が2022年1月14日より放送スタート。

元・警視庁捜査一課の刑事だった江波敦史(寺島進)が、持ち前の洞察力で次々と難事件を解決していく大人気シリーズ第3弾。今度はどんな事件に立ち向かっていくのだろうか?

本記事では、第1話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「駐在刑事Season3」第1話レビュー



寺島進演じる”駐在さん”、江波が帰ってきた!

加倉井管理官(北村有起哉)、奥多摩専任特別管理官の軽部翔平(佐藤寛太)、山岳ガイドで旅館の若女将・内田遼子(笛木優子)など前シリーズから引き続きのレギュラーキャストに加え、警視庁捜査二課刑事の和泉玲香(藤井美菜)が新たに参加。

記念すべき第1話、起こった事件は「支援金詐欺」「殺人」である。

ロボット開発に勤しむベンチャー企業「ロボキャスト」の社長・本郷(今井翼)が詐欺容疑で指名手配。そして殺人事件の容疑までかけられてしまう。歩行支援ロボット開発のため、クラウドファンディングで1億円の支援金を集めたものの、一向に開発に踏み切らないことで支援金詐欺とみなされた。

その後、支援金詐欺の被害者会代表・安西が殺害される。行方をくらませた本郷には、詐欺と殺人、両方の容疑がかけられた。



本郷と過去に付き合っていたという遼子。仮小屋作りの天才だったという父にならい、山中に仮小屋をこさえながら身を隠す本郷を見つけた遼子は、なんとか彼の容疑を晴らそうと苦心する。

本郷は父を亡くしており、母・八重子(かたせ梨乃)とも疎遠だった。「奥多摩に住みたい」という父の意向に沿って越してきたものの、父が亡くなった後も山仕事を続けた八重子は、無理がたたって足を怪我してしまう。

本郷が歩行支援ロボットの開発を試みたのも、母親のためだった。



本郷の身柄を拘束するため、動き出す警察。捜査二課から一課に戻ろうと尽力する和泉の働きにより、ギリギリのところまで本郷を追い詰めることに成功した。しかし、足を滑らせた本郷は崖から転落。生死の淵をさまようことに……。

昏睡状態に陥ってしまった本郷が目を覚ますまでに、事件の真相が明らかになっていく。

奥多摩で”駐在さん”として親しまれている江波。その人脈を生かし、町の人たちに話を聞きながら事件解決のヒントを探っていく。その過程で明らかになった、衝撃の事実とは……。



なんと、黒幕は詐欺被害者の副代表・大和田(田山涼成)だった。

彼が裏で手を引き、ロボキャストの岩城専務と財務担当・戸部を使っていたのだ。1億円を騙し取った挙句、すべてのことに気づき始めた代表・安西を殺害。彼らはこれまで、ロボキャスト以外の会社でも支援金詐欺を繰り返していた。

無事に大和田を捕まえることができたが、「ゆっくり次の計画を考える時間ができたわ!」と悪びれる様子もない。彼は今後も、物語に関係してくるのだろうか。

この一件をきっかけに、疎遠になっていた本郷親子は、その関係を修復することができた。本郷にとっては人間不信になってもおかしくない顛末だったが、江波や軽部のユーモラスなやりとりが、このドラマ全体の味をまとめているように感じる。

次回はどんな事件が巻き起こるのだろうか?


(文:北村有)

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