国内ドラマ

REGULAR

2022年02月13日

「逃亡医F」第5話レビュー:相変わらず登場人物と内容が濃すぎて、良い意味で“手に負えない”ドラマ(※ストーリーネタバレあり)

「逃亡医F」第5話レビュー:相変わらず登場人物と内容が濃すぎて、良い意味で“手に負えない”ドラマ(※ストーリーネタバレあり)


>>>「逃亡医F」の画像を全て見る

成田凌がプライムタイム連続ドラマで初めての主演を務める「逃亡医F」が1月15日よりスタートした。

恋人殺しの濡れ衣を着せられ、突如、指名手配犯となってしまう成田演じる天才外科医・藤木圭介。復讐に燃える“殺された恋人の兄”、“国家権力”、そして“事件の裏側で暗躍している敵”の目を欺きつつ、目の前で苦しむ人々を救っていくサバイバル・ドクター・エンタテインメントだ。

本記事では、第5話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

【関連記事】<逃亡医F>最終回までの全話の感想まとめ【※ネタバレあり】

【関連記事】成田凌の魅力:「クズ役を演じる天才」と呼ばれる理由

【関連記事】『くれなずめ』レビュー:青春群像映画の快作!

「逃亡医F」第5話レビュー

どうしても目の前に患者がいると、自分の立場を忘れて助けてしまう天才外科医、藤木圭介(成田凌)。
これまでも、とんでもない状況であっても出会った人(犬も)を助けてきた。

今回、藤木が助けるのは自分の鞄を盗もうとした不法滞在の外国人、チュンヤン(森迫永依)だ。
逃げるチュンヤンの足が真っ青に変色していることに気付いた藤木は、チュンヤンを追いかけた。
しかし、彼女が逃げた先には大勢の不法滞在の外国人が……。
そこで引き返せばいいものの、それでもチュンヤンの足が気になる藤木は「私は医者です!」と素性を明かし、チュンヤンの足を診せてくれとウズウズしている。
自分が置かれている状況よりも、患者を診たいなんて、あなたは神様なのですか?

リーダー格のモー(中村蒼)と一緒につぶれた薬局に薬を取りに行き(犯罪です)早速、チュンヤンの足の治療をはじめた。薬を飲んで体を温めたチュンヤンに全員が安堵。そこへ藤木が「心を落ち着かせてあげて」と無茶ぶりをすると、部屋にいた外国人が一斉にチュンヤンの好きな曲を鼻歌で大合唱。
逆に落ち着きませんが……と思ったのは筆者だけだろうか。

一方、拓兄(松岡昌宏)と美香子(森七菜)、拓兄の後輩の自衛官、今野(山根和馬)はチンピラに拉致された筋川(和田聰宏)と都波教授(酒向芳)を助けることに。
ここからは完全にコントタイムだ。
チンピラにやられた“フリ”をしながら戦う拓兄と今野。
美香子も声だけで応戦し、筋川と都波教授を救出したのだった。
ドラマ「最愛」で行方不明の息子を必死に探す父親を好演した酒向の演技に筆者はどれだけ泣かされたことか。
しかし最近は、酒向が出てくるとコントタイムがはじまるとワクワクしてしまう。

都波教授の講演会があると後輩の長谷川(桐山照史)から聞かされていた藤木は、モーたちに別れを告げ、自転車で会場に向かうことに。
しかし、その途中でチュンヤンがまた倒れたと聞き、引き返す。
今回も藤木のお陰で一人の少女の命が救われたのだった。

どうしても病人がいると助けたくなってしまう天才外科医、藤木。
早く殺人の容疑が晴れて病院に戻ってもらいたいと筆者は切に願う。

そして、ここにきて桐山照史演じる長谷川が真犯人では?とSNSでは盛り上がりを見せているが、実際はどうだろうか?
相変わらずバイオネオフェローの佐々木(安田顕)の気持ち悪さは絶好調。
前田敦子が演じる烏丸京子は、どうも信用できないタイプ。

とにかく登場人物が濃すぎて解説が追い付かない逃亡医F。

来週から後半戦に突入だが、どんな展開が待っているのか楽しみだ。

(文:駒子)


【関連記事】<逃亡医F>最終回までの全話の感想まとめ【※ネタバレあり】

【関連記事】成田凌の魅力:「クズ役を演じる天才」と呼ばれる理由

【関連記事】『くれなずめ』レビュー:青春群像映画の快作!

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

© 日本テレビ

RANKING

SPONSORD

PICK UP!