音楽

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2022年02月23日

SixTONESの魅力:6人の強さを裏付ける10年間の変遷

SixTONESの魅力:6人の強さを裏付ける10年間の変遷

6人で掴んだデビューという夢

そこから半年後、2019年8月8日に東京ドームで行なわれた「ジャニーズJr.8・8祭り〜東京ドームから始まる〜」でSixTONESはSnow Manとの同時デビューが発表された。

そして、2020年1月22日、ずっと願っていた6人でデビューするという夢を彼らは叶えた。

2013年4月に発売された『劇場版 私立バカレア高校』の特典版DVDに収録されているクランクアップのシーンで、田中樹は「このまま終わりたくないというか、撮影終わっちゃったんですけど、見てくれた人たちにバカレアすげーなと認めてもらって、またみんなで撮影したいです」と涙ながらに話している。

松村北斗は「完成して嬉しい気持ちと、またバラバラになっちゃうという寂しい。(中略)絶対またこのメンバーで、もう1回と言うか…やれたらいいなと思っています」と、森本慎太郎は大泣きしながら「みんなと離れるのがすごい嫌です。映画の公開がうまく行ったら、また新たなバカレアを作りたいです」と語っている。

その言葉が現実になる未来が、本当にやってくるなんて。言葉では言い表せないほどに嬉しかった。

彼らのデビューシングル『Imitation Rain』に収録されたカップリング曲『NEW WORLD』のオリジナルセルフカットMVを見てほしい。



3分10秒からのジェシーのパート「あの日の偶然の出会いから 始まった 僕らのストーリー きっと奇跡なんだ」という歌詞を、6人が笑顔で噛み締めている。

初めてこの映像を見た時「誰1人、辞めることなくここまで来てくれてありがとう」そう思いながら、私は泣いた。

6人でいることで生み出す強さ

デビュー発表時、嬉しさと同時に「今までのように彼らは彼らのスタイルを貫けるだろうか…」との不安がよぎった。

しかし、デビューから2年経った今もなお、彼らは彼らのままだし、最強にかっこいい。

自分たちのことを「踊りがそろわない」と言っていた時期もあったが、個性を出しながらも合わせるところでしっかりと合わせたパフォーマンスを見せる姿は健在。さらに誰がメインボーカルでも落ち着いて聞ける歌唱力、6人が織りなす重厚感のあるハモリがたまらなく好きだ。

また個人の仕事が増えても、6人でいることを大切に思ってくれているように思えるのもうれしい。

そんな6人でいる強さが現れているのが「THE FIRST TAKE」の第2弾として公開された動画「SixTONES - Everlasting / THE FIRST TAKE」だ。



歌い出す前、嬉しさのあまり口角が緩みっぱなしの6人。ジェシーの「OKな人から親指立てて」をツッコミながらもちゃんとやる6人。最後に指スマのように指を立てた松村北斗にツッコむことなく始まる通常運転加減…歌が始まる前から好きポイントが渋滞している。

ところが歌唱し始めると空気は一変。息をするのを忘れさせるくらいの圧倒的な歌声で見る人を引き込んだ。かくいう私も、初めて動画を見終えた後は、しばらく放心状態になり、感想を呟くことなく、もう1度、もう1度と繰り返し見て涙を流した。

「付いてきて」「信じて」と言われたから、付いてきた先に広がる景色が想像の何百倍も美しくて「すごいところに来ちゃったな…」とよく思う。

見たことがない輝き放つ6人が大好きだ

誰かのようにではなく、自分たちらしいスタイルを、予想の斜め上を行く方法で表現してくれる彼らが私は最高に好きだ。

彼らの楽曲『光る、兆し』の中に「奇跡のカケラに宿った それぞれの力合わせたら 見たことない輝き放った」という歌詞があるように、彼らを応援していると見たことのない世界って、まだまだたくさんあるんだなという気持ちにさせられる。

きっと私は、これからも「もういいよ」と言われるまで付いていくだろう。そして、SixTONESの6人が大好きなんだろう。

(文:於ありさ)

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