「駐在刑事Season3」第6話レビュー:「リタ・ヘイワーズ」を名乗る謎の男!?バッグアーティスト・真澄との関係は(※ストーリーネタバレあり)
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寺島進主演の金曜8時ドラマ「駐在刑事Season3」が2022年1月14日より放送スタート。
元・警視庁捜査一課の刑事だった江波敦史(寺島進)が、持ち前の洞察力で次々と難事件を解決していく大人気シリーズ第3弾。今度はどんな事件に立ち向かっていくのだろうか?
本記事では、第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「駐在刑事Season3」第6話レビュー
奥多摩のキャンプ場で発見された変死体。犠牲となったのは森神琢磨(河原健二)という男性であることがわかった。彼は過去に麻生つむぎという女性にストーカーとしてつきまとっていた過去がある。
なんとも痛ましいことに、麻生は森神から逃げる道中で車に轢かれ、そのまま亡くなってしまった。事前に警察に相談していたにもかかわらず、死を免れることはできなかった。同時期に殺人事件が起こっていたことにより、警護にまで人員を割けなかったのだ。
森神さえ何とかしていれば、麻生が亡くなることはなかったかもしれない。しかし、なぜ今になって森神の変死体が奥多摩で見つかったのか……?
ここで、捜査線上に浮かんできた人物がいる。日比野達矢(竹財輝之助)だ。
彼は軽部刑事(佐藤寛太)の元家庭教師で、麻生とは恋人同士だった。森神の変死体が見つかったタイミングで、奥多摩にソロキャンプをしに来ていた。麻生が亡くなった間接的な原因として、森神に恨みを抱いていてもおかしくない。
加えて、日比野には、もうひとつの疑惑がある。
ネット上を騒がせている「リタ・ヘイワーズ」と呼ばれる謎の存在。ひたすらに警察の怠慢を糾弾するような内容を投稿し続けているSNSのアカウントだ。このリタ・ヘイワーズも日比野ではないかと思われている。
麻生の警護のために、たった一人でも警察の人員を割いてくれていたら、悲しい事故は起きなかった。森神に向ける恨みが、等しく警察に向いていても何らおかしくはないだろう。
森神殺人容疑と、リタ・ヘイワーズ。双方とも、黒幕は日比野で間違いなさそうだ。少なくとも、現場に残されたすべての証拠がそう物語っている。
しかし、何かがしっくりこない……。
軽部は言った。あまりにも証拠が揃いすぎている。まるで周到な罠が張り巡らされているかのようだ。このやり方は、過去に日比野から教えを受けていた軽部にとっては、感覚的に覚えがあるものだった。
外堀を埋められ、気づいたら時すでに遅し……。今回の事件も、何か裏があるに違いないと思わせられる。
加えて、筆者にとってまったくノーマークだった、とある女性の存在が気になり出す。前回いきなり登場した、バッグアーティストの真澄(映美くらら)だ。
バッグアーティストとして腕に磨きをかけ、将来は個展を開くことを夢見ている女性。奥多摩でソロキャンプをしながら、バンライフ(車中泊)を楽しんでいる。
奥多摩の駐在さん・江波(寺島進)とも気が合い、互いに独身であることが分かって以降は、なんだか良い雰囲気になったりも。ちょっとした恋愛要素を入れ込むためのキャラクターだと思い、事件には関係しないと思い込んでいたのだが……。
警察は、状況証拠から日比野が犯人だと断定し、逮捕状を発令。しかし、日比野は「顧問弁護士が来るまでは一切なにも話さない」と断固たる態度。やがて、日比野には完璧なアリバイがあると判明し、森神の殺害は物理的に不可能であることがわかる。
果たして、森神を殺害した真犯人は? リタ・ヘイワーズとの関係性は?
そして、バッグアーティストの真澄が、奥多摩へやってきた本当の理由とは?
次回、早くも最終回。
(文:北村有)
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