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2022年05月12日

<汝の名>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<汝の名>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

©テレビ東京


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明野照葉の同名小説を原作に、山崎紘菜と北乃きいがW主演と務める「汝の名」が4月5日より放送開始。
山崎演じる姉の陶子と北乃演じる妹の久恵は、「女王様」と「奴隷」のような関係を築き上げ、憎しみ合いながらも心の奥底で依存し合う。女の感情の「負」が惜しげもなく散りばめられた新感覚ホラーサスペンスだ。

cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

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もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・「汝の名」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー



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美貌と才能を兼ね揃えた若き社長・麻生陶子(山崎紘菜)。一方、妹の久恵(北乃きい)は姉とは真逆の性格で、失恋を機に陶子の家で引きこもっていた。陶子は久恵のことを都合のいい存在として扱うが、久恵は陶子の役に立てることに喜びを感じ、お互い奇妙な共存関係を築いていた。しかし壱岐亮介(EXILE NAOTO)と陶子が出会ったことで、二人の隠していた過去が明らかになり、姉妹の立場も逆転していく……。

第1話のレビュー

冒頭、よろめきながらフラフラと歩く女性。口元からは血が流れているが、誰なのかはわからない。
立ち止まる彼女の先にいたのは、いいものを身につけメイクもきちんとし、電話をしている女性。彼女に向かって手を伸ばす。

次の瞬間、舞台は5年後へ。
いきなりベッドシーン、裸で男にまたがっているのは陶子(山崎紘菜)。激しいな。
どうやら相手・河島(眞島秀和)は恋人ではなく、仕事で援助してくれた人らしい。陶子は会社の社長のようだ。

帰宅すると別の男・恭平(京典和玖)が待っていたが、妹がいるのを理由に帰ってもらうように言い、キスをする。目的のために複数の男と関係を持つタイプなんだろうか。

家には妹の久恵(北乃きい)が。以前いた会社で恋人にひどい振られ方をしてから、陶子の家に居候しつつ家事をしているらしい。恭平には「たった一人の妹なんだから、面倒見るのは当たり前でしょう」と言っており、面倒見のよい姉に見えたが、それにしては久恵はずっとおどおどし、陶子の顔色を伺っては「ごめんね」と言っている。「お姉ちゃん」ではなく「陶子ちゃん」と呼んでいるのも、なくはないが珍しい。本当に姉妹なのだろうか?

陶子の会社のビジネスは、依頼者が陥れたい人を騙すため、その周りの人物になりきる人を派遣するというもの。夫から慰謝料を取って離婚したいから不倫をでっちあげたり、会社から厄介払いしたい人を追い出すため、嘘の転職を持ちかけたり……。限りなくグレーというかもはやアウトだと思うが、大丈夫なのだろうか……。めちゃくちゃいい部屋に住んで豪華な暮らしをしているが、この仕事でそんなに儲かるのだろうか。

しかも、陶子は騙した人たちのことを楽しそうに食卓で話す。「騙されるほうが悪いんだから」と、罪の意識はないようだ。

機嫌よく久恵に話しかけたと思ったら、ちょっとしたことでキレて「ご飯いらない」「ジメジメが私にもうつる」と言う。さらには、頼んだクリーニングを忘れていた久恵をひっぱたき、頭からワインをまるまる一本かける。確かに久恵は陶子が働いている間引きこもっているだけなので、腹が立つのもわからなくはないが、いくらなんでもやりすぎである。

夜、古いアパートにきて「また逃げてきちゃった……」という久恵。元住んでた家なのだろうか? ここの家賃を払い続けられるなら居候しなくてもいいのでは……? という気がしなくもないが。

久恵にとって、陶子はいつも優しくてかっこいい、憧れの人らしい。さっきあなたにワインかけてましたけどマジ? と思うが、久恵が思い出したのは「うちに来る? そんな男きれいさっぱり忘れて、うちでのんびり暮らせばいい。行きたくもない会社なんか、今すぐ辞めれば? 久恵一人ぐらい、どうってことないから」と声をかけてくれた陶子の姿だった。確かに優しい。久恵も久恵で、陶子に執着がありそうだ。

陶子、いいところもあるのかな……? 家の前で心配そうに待っているかと思えば「朝イチでスーツ取ってこさせないと」と電話する。心配してるのか利用したいのか、どっちだ……?

するとその前に現れたのは、見た目からしてあきらかにヤバそうな女(長井短)。しかも、陶子のことを「りやこさん」と呼んだ。ど、どういうこと……?

陶子と久恵の関係、陶子の会社、陶子と謎の女の関係、名前の秘密など、気になりすぎることばかりで終わった初回。次回、少しは謎がわかるのだろうか?


※この記事は「汝の名」の各話を1つにまとめたものです。

→元記事はこちら

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