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2022年08月04日

<石子と羽男―そんなコトで訴えます?―>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<石子と羽男―そんなコトで訴えます?―>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】



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有村架純と中村倫也のW主演ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」が2022年7月8日スタートした。

本作は、誰にでも起こりうる珍トラブルに正反対のようでどこか似た者同士の“石羽コンビ”が向き合っていく姿を描いた異色のリーガルエンターテインメント。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒のパラリーガル・石田硝子(いしだ・しょうこ)を有村架純が、司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男(はねおか・よしお)を中村倫也が演じる。

cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・第10話ストーリー&レビュー

・「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー


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石子(有村架純)は父・綿郎(さだまさし)が営む「潮法律事務所」で働くパラリーガル。

ある日、ぎっくり腰になった父の代理でやって来た弁護士の羽男(中村倫也)が、依頼人に対して強気な発言と独特のテンションで接する様子をみた石子は「依頼人から訴えられるのでは?」と不安を覚える。
「二度と会うことはない」と思った矢先、羽男が綿郎の采配で「潮法律事務所」に採用されたことを知る。

そんな中、羽男に相談の依頼が入った。カフェで携帯電話を充電していたら、店から訴えられたという会社員・大庭蒼生(赤楚衛二)の話を聞き、石子と羽男はカフェを訪れる。意気揚々と店長(田中要次)と対面した羽男だったが…

第1話のレビュー

新たなリーガルドラマがスタートした。

父・綿郎(さだまさし)が営む潮法律事務所でパラリーガルとして働く石田硝子(有村架純)、通称石子。そこに採用されたのが、弁護士の羽根岡佳男(中村倫也)だ。

そんなふたりのもとに舞い込んだのが、大庭蒼生(赤楚衛二)からの依頼。カフェで携帯電話を充電していたら、店から訴えられる、助けてくれ、ということだったが、実はもっと大きな悩みを抱えており……。

テンポ感が良く、一気に作品に引き込まれた。

大庭は自身が勤めている中古車販売「カーキャプテン」で支店長からパワハラを受けていた。
そんな中でかばってくれた同僚・沢村(小関裕太)が今度はいじめの標的になる。
会社に告発するが、結果的に大庭だけが左遷。大庭は未だに沢村がパワハラを受けているのでは、と思い、証拠を見つけるため、店舗の向かいにあるカフェで撮影(というか盗撮)をしていた。が、そのカフェの店長から訴えられそうになった、というわけだ。

パワハラの証拠を掴むために石子たちが奔走するかと思いきや、途中、大庭が沢村にパワハラをしており、そのせいで左遷されたのだという話まで飛び出す。真実はいかに?



高卒の弁護士で一発で司法試験に合格の羽根岡。登場時から余裕たっぷりの態度、さぞや「型破りな天才弁護士」……ではなく、「型破りな天才弁護士になりたい弁護士」だった。司法試験に一発合格ができたのは、写真のように見たものを記憶するフォトグラフィックメモリーの持ち主だから。本当は想定外のことが起きるとうまく話せなくなり、フリーズしてしまう。

無理めの案件だと分かるとすぐにあきらめようとしてしまうが、そこで踏ん張るのが1話の石子である。突破口を見つけ、羽根岡をサポート。この石子がなんともカッコイイ。
が、石子もパーフェクトというわけではなく、頭が固い、おそらく融通も利かない。そんな石子が思いつかないようなことをしていくのが羽根岡というところだろうか。

羽根岡は想定通りに物事が動くなら問題はない。「型破り弁護士」を気取る羽根岡、フリーズする羽根岡、お調子者の羽根岡……といろんな顔が見られるのがなんとも楽しい。

石子と羽男のやりとりもスピーディーかつ、コミカルで聞いていて心地よい。

そして、実は石子の高校の後輩だという大庭は、事件解決後に会社をやめて潮法律事務所にアルバイトとして入ることに。おそらく石子に淡い恋心を抱いているであろう大庭がどのように物語に絡んでくるのか。願わくば、恋愛の当て馬とかはやめてほしいが……。

細かな演出も心惹かれる。

たとえば、向かい合って座っていた石子と羽根岡。石子が羽根岡の隣に座ろうとしたときに、テーブルに足をぶつけて、飲み物が少し零れるだとか。
羽根岡がペットボトルのフタを外すのを忘れて水を飲もうとしたシーンだとか。
そういう何気ない、生活感とか、リアルがより物語を深くしてくれる。

 
社会には「そんなことで訴えます?」と思って弁護士に頼れることができないケースも多い。しかし、石子が言っていた。

「人間関係を円滑にするためのルール、それが法律」

もしかしたらこのドラマで、今持っている悩みを解決する糸口も見つかるかもしれない。


※この記事は「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」の各話を1つにまとめたものです。

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