TSUTAYA店員でもエッチな映画やAVを簡単に借りられるわけではない

TSUTAYAでアルバイトをしていたことのあるライター、ゆうせいです。TSUTAYAでアルバイトを始めた理由は、大好きな映画に囲まれて仕事ができるから。だけでなく、アダルトビデオも借り放題なのでは?といった淡い期待からでした。

しかし、TSUTAYA店員でもアダルトビデオを借りることは容易ではなかったのです。

店員特典としてお得にレンタルできるけれど…

TSUTAYAでアルバイトを始めて嬉しかったのは、割引価格(お店によっては無料)で借りられることでした。

当時、私が働いていたお店では1本100円でレンタルすることができ、出勤する度に3~5本ほどレンタルし、次の出勤日に返却し、また同じように数本レンタルすることを繰り返していました。普通なら1,000~1,500円かかるところ、300~500円程度になるわけですから、学生としてはかなり嬉しかったです。

洋画、邦画、アニメを始め、海外ドラマも何もかも100円です。もっと言えば、エマニエル夫人みたいなムフフ系作品も100円です。

そして、この割引価格はもちろんアダルトビデオにも適用されます。

女優モノ、企画モノ、洋モノ、すべてが100円でレンタル可能というわけです。若い盛りの男子学生は諸手を挙げて喜び、狂喜乱舞していい話です。

しかし、これがそう簡単にはレンタルできないのです。

なぜなら、一緒に働くバイト仲間の女子の目があるから…

女子店員のいないシフトにすべてを賭ける

「ゆうせい君って、そういうの見るんだ…」

なんて言われようものなら、人によってはご褒美かもしれませんが、当時は死活問題でした。学校かアルバイト先くらいしか女子との出会いがないのに、そこでアダルティな印象を植え付けるわけにはいきませんからね。

だから、男子しか出勤していない日にすべてを賭けるしかないのです。

普通に考えたら、男子しかいない日の出勤なんて何も面白くありません。仕事の合間に女子と話をすることが何よりの喜びでしたから。映画の話、ドラマの話、そして美味しいスイーツが食べられるお店の話。今度いっしょに行く?なんて言い合いながらのアルバイトは最高すぎますからね。

でも、男子だけの日は別の意味で楽しみが待っているのです。

最後のお客様が退店され、閉店業務をする数十分の間にアダルトビデオを選ぶのです。慣れてくると普段の業務中にアタリをつけておくようになります。

みんな考えることは同じですから、閉店間際のレジがいろんな意味で賑やかになります。

「お!そんなのあった?」
「お前、センス悪いなぁ」
「次それ借りよっと」

みたいな、とても女子には見せられない光景が深夜に繰り広げられるのです。

返却のタイミングを逃すとすべてが終わる

さて、無事にレンタルできたからといって気を抜いてはいけません。借りたものは返す。つまり返却するタイミングが必ずやってくるからです。

いつもなら出勤のタイミングで返却するのですが、アダルトビデオの場合はそうはいきません。その日に女子が出勤している可能性があるからです。お店のルールとして(防犯的な意味合いで)返却作業は誰か他の人にやってもらうことになっていましたから、そう簡単に返却することはできないのです。

男子店員にこっそりと渡し、ささっと返却処理をしてもらう。

それができないと、自分の性癖というか、趣味趣向が女子店員にバレてしまうことになるのです。

実際、返却のタイミングを間違えてしまった先輩を何度も見たことがあります。女子がレジにいるときにバッグを持ってきてしまい、「あとで返却するから」と言っても聞き入れてもらえず、「いまレジが空いてるから」とバッグを開けられてしまった先輩を。

こんなに苦労するくらいなら他店に行って正規の価格でレンタルする方が何倍も簡単なんですけど、目の前にアダルトビデオがあって、それを借りずにはいられない悲しい男の性が招く悲劇としか言えません。

さいごに

今ではこんな苦労をすることもなく、ネットですぐに見られるようになりました。誰にも知られず好きなだけ借り放題ですし、返却の概念すらなくなりつつあります。

でも実店舗ならではの出会いってあるじゃないですか。何気なく歩いていて、ふと目に止まった作品に惹かれることが。その瞬間だけに訪れるめぐり合わせが。

そんな一期一会の出会いしかなかった時代の話ですが、面白おかしく思って頂けると幸いです。

それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。

(文:ゆうせい)

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    ゆうせい

    ゆうせい

    人生のいろはを映画から学ぶ男。悪に鉄槌を下す映画が大好物であり、胸がかきむしられる映画に影響を受けやすい。いつか映画館で前後左右の席も買って、映画に心から没入したいと思っている。

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