楽しい!面白い!3連休に見てほしいゾンビ映画3選

ゾンビ映画はお好きですか?ストリーミングで観られる映画を毎週紹介する“金曜映画ナビ”、今回はそれぞれ異なる魅力を堪能できる、オススメのゾンビ映画3作をご紹介します。

1. ゾンビスクール!

ゾンビスクール!(字幕版)
邦題の通り、学校にゾンビが溢れかえっちゃうという大変シンプルな内容。うだつがあがらない教師たちが子どものゾンビたちに立ち向かう!という内容を期待すれば、そのまんまの楽しい映画を観られてとても幸せになれるでしょう。

本作の何が素晴らしいかって、日頃から子どもの教育に悩まされている教師たちにエールを送っていること。何せ、生意気なク◯ガキどもがゾンビと化したので、ぶっ殺してもOKという大変愉快な状況になるのですから。不謹慎極まりないなあ。

なかでも、いい年になっても作家の夢を諦めきれない主人公がつぶやく、“未来ある子どもへの嫉妬”は、多くの大人が共感するのではないでしょうか。
その想いに応えるべく、この映画では子どもをゾンビ化させてその未来を根こそぎ奪ってやるんです。こんなことしていいの?(映画だからいいんです!)

主人公を演じているのは『ロード・オブ・ザ・リング』でおなじみのイライジャ・ウッド。彼の低めの身長(168cm)をイジるネタがあったり、『パラサイト』で見せたヘタレオーラが健在なのがうれしいですね。
もうひとりの主人公格の男を演じるのは、『スーパー!』のレイン・ウィルソン。頭じゃなく筋肉で行動するオヤジな感じがもう最高。彼の吹き替え声優が、若本規夫さんというのも素晴らしいです。

ちなみに原題は『Cooties』で、その意味は“シラミたち”。アメリカの子どもたちはCootieを “バイ菌”いう意味で使うようになっているらしく、「誰かにバイ菌がうつった!」とうイジメにもつながることもあるのだとか。
この映画では、まさに女の子をバイ菌のように呼んだク◯ガキをしっかりと始末してくれます。うーん、本当にこんなことをして(倫理的に)いいのかなあ……。まあ劇中の子どもたちがとても楽しそうにゾンビを演じているからいいのでしょう。

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『コマンドー』好きには、たまらないシーンもありますよ。
なお、本作を観たあとは、確実にチキンナゲットが食べたくなくなりますのでご注意を。

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ゾンビスクール!| 2014年 | アメリカ | 88分 | (C)2014 Cooties, LLC All Rights Reserved | 監督:ジョナサン・ミロ、カリー・マーニオン | イライジャ・ウッド/レイン・ウィルソン/アリソン・ピル/ジャック・マクブレイヤー/リー・ワネル |

2.ゾンビ・ガール

ゾンビ・ガール [DVD]
愛しの彼女がゾンビになるばかりか、いわゆる“ヤンデレ”化をしてしまう愉快な映画です。
(ゾンビに限らず)はた迷惑な女の子とどうやって別れたらいいのか?を模索するストーリーとなっているので、男子にとっては、かなり共感しやすいでしょう。

ゾンビ映画愛もたっぷり感じさせる作品です。クライマックスで上映される映画は、ゾンビ映画ファンなら「待っていました!」な気分になれるのではないでしょうか。

ちなみに原題は『Burying the Ex(元カノを埋めろ)』。本作のゾンビの元カノはマジで埋めたくなるほどにウザい存在なので、このタイトルにも大納得できるでしょう。

ちなみに、2016年6月19日に亡くなったばかりの俳優アントン・イェルチンの主演作でもあります。この映画ではヒゲを生やした“ちょっと大人の雰囲気(だけど中身はヘタレ)”なアントンの魅力を堪能できます。

そのほかのキャストも、ゾンビ・ガール役が『トワイライト』シリーズのアシュリー・グリーン、まともな今カノ役が『パーシー・ジャクソン』シリーズのアレクサンドラ・ダダリオと超豪華。かわいい女の子が好きな方にもオススメです(でもゾンビ化した元カノは怖い!)

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ゾンビ・ガール| 2014年 | アメリカ | 89分 | (C)2014 BTX Nevada, LLC All Rights Reserved. | 監督:ジョー・ダンテ | アントン・イェルチン/アシュリー・グリーン/アレクサンドラ・ダダリオ |

3.ゾンビ・リミット

ゾンビ・リミット(字幕版)
ジャケットはアクション映画のようですが、じつは人間ドラマを主体とした、格調高い作品です。

本作の大きな魅力となっているのはその設定です。
この世界では、ゾンビウィルスに感染しても、ワクチンを注射することで発症を抑制することが可能となっています。しかし、そのワクチンを36時間毎に打たなければ、問答無用でゾンビ化してしまいます。
このワクチンにより発症を抑えている人間は“リターンドReturned”と呼ばれています(この『Returned』が本作の原題です)。
そして、世の中には、このリターンドを危険視する“反対派”が現れ、とある凶悪な事件を起こすようにもなっていくのです。

本作の根底には“差別”というテーマがあります。
ゾンビ化の可能性があるリターンドは“時限爆弾”と呼ばれてしまうほどに危険な存在で、高額な医療費が一生に渡ってかかることになります。
しかし、そのリターンドたちを隔離するような政策は人権無視になるのではないか、不当に差別する行為そのものではないかという問題も浮上してきます。
これは、現在公開中のアニメ映画『ズートピア』にも通ずるところがありますね。

結末は賛否両論かもしれませんが、自分は気に入りました。このラストであるからこそ、大切なことを学べるのではないでしょうか。

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ゾンビ・リミット| 2013年 | スペイン=カナダ | 98分 | (C)2013 CASTELAO PICTURES, S.L. AND RAMACO MEDIA I, INC.. ALL RIGHTS RESERVED. | 監督:マヌエル・カルバージョ | エミリー・ハンプシャー/クリステン・ホールデン=リード |

まとめ ゾンビ映画でも多様なメッセージ性があるんだ!

紹介した3作品が、まったく異なる魅力を持っている、それぞれ違うメッセージ性を持っていることをわかっていただきましたでしょうか。

・『ゾンビ・スクール』→教師の皆さんお疲れさま!この映画でストレス発散してね!
・『ゾンビ・ガール』→ヤンデレ気味の彼女に嫌気がさしている?でもこの映画のゾンビ・ガールよりはマシだよ!
・『ゾンビ・リミット』→恋人が病気になってしまったカップルには、想うところがあるかも……。

ゾンビ映画だからって、“ゾンビたちをぶっ殺せ!”な単純明快なものばかりとは限りません。そこには、さまざまな想いが交錯する人間ドラマも、存分にあるのです。

まあ『ゾンビ・スクール』は徹頭徹尾くだらない(超褒めてる)からでこそ幸せになれる内容だったけどね。やっぱりゾンビ映画って大好きです。

(文:ヒナタカ

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    ヒナタカ 「カゲヒナタの映画レビューブログ」運営中のフリーライター。All Aboutでも映画ガイドとして執筆中。映画に対しては毒舌コメントをしながら愛することをモットーとしています。

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