女人禁制!50代以上でエロスを語る『赤い玉、』トークイベント

奥田さんが若き日の後悔を語る?

赤い玉、 高橋伴明監督 奥田瑛二 崔洋一

「今回の映画では、意図的に徹底してバイオレンスを排除しているように感じた」という崔監督に高橋監督は「性を描いた作品ではあるけど、老いを描いた面が大きいので、一回は老いた奥田がぐちゃぐちゃにやられるようなシーンも考えたんだけど、それでも老いと性を全面に出したいなというのがあったんで、シナリオにしませんでしたね」と答えます。

「これだけ聞くと枯れたふたりのように聞こえますが、そんなことないんですよ。最後の炎を灯して消えようなんてタマじゃないです、このふたりは」と力強く語り、「劇中の赤い玉の形状にも注目してください。単純に真ん丸の赤い玉がぽろっと落ちて、そこから先にある種の風雅、雅がある、つまり枯れた雅があると思っちゃ大間違い!」と気になるコメントも。

最後に設けられた質問コーナーでは、事前に集められた中から抽選で54歳(もちろん男性)の「人生全体を振り返って、あなたにとってエロス、性、セックスの本質、エッセンスはなんですか?」という質問が選ばれました。

高橋「赤玉寸前のこの時に、今更ながらだけど、愛を伴うセックスが究極なんじゃないかと思ってる」

奥田「ずっと少年の頃から、もう女陰回帰だね。母親の胎内に入りたいんじゃなくて、女陰回帰への執着心がずっとある。絵を描き始めてから思うようになったんだけど、女性の身体というのは地上にあるものすべて備わっている。胸が山で、ヴァギナがクリークで、すべてが備わっているという美しさにすごくエロティシズムがある。水がないと人は生きていけなくて、つまりヴァギナから滴り落ちる愛液というのが命のもとだったりする。そこに女性に対する憧れっていうのがとんでもなく充満していて、妄想もあり、実体もあり、ずっと憧れ続けている。どんなに経験していってもおなかがふくれることがないという感じはいまだに持ち続けてますから、とても危険な考え方かもしれないけど、どこまで続く、ぬかるみぞ、という感じですね。だから30代の頃とかに70代のおばあちゃんとやっておけばよかったなぁと反省していたり。まぁ、女性はすばらしい、それはいまだに変わりないね」

「30年前だったら、ここから乱闘だったり大バトルになって面白いところだと思うんだけど、時間が来てしまったので仕方ないですね」と名残惜しそうに、崔監督が締めくくりました。

お酒を飲みながら旧知の3人が赤裸々に語りあうイベントは、まるで飲み会をのぞいているような心地よい空気感が漂っていました。

映画『赤い玉、』は本日2015年9月12日(土)より、テアトル新宿、シネマ・ジャック&ベティほかで公開です。

(文・写真:大谷和美)

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    ライタープロフィール

    大谷和美

    大谷和美

    高校2年の時に観た「バトルロワイアルⅡ」に衝撃を受け、映画の道を志すも、縁あって雑誌編集者に。特撮誌、若手俳優グラビア誌等の編集・ライター、WEB編集者を経て、現在はフリーランスで活動中。社会の闇を描いた邦画が好きで、気づけばR指定のDVDばかり借りていることも。一方、元々好きだったライダー・戦隊などの特撮作品やコメディ映画も好んで観ます。

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