『メアリーの総て』美しい衣装&美術に目を奪われる!ヨーロッパが舞台の豪華絢爛な映画5選

© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

200年にわたり愛され続けてきたゴシック小説の金字塔「フランケンシュタイン」で知られる女流作家メアリー・シェリーの人生を初めて映画化した『メアリーの総て』が2018年12月15日(土)より公開される。彼女の壮絶な人生を彩る豪華な衣装と美しい美術の数々にも注目が集まる本作にちなみ、豪華絢爛な世界観を楽しめるヨーロッパが舞台の映画をご紹介する。

『メアリーの総て』(2018年12月15日 公開)

© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

「フランケンシュタイン」の、恐ろしくも哀しい“怪物”を生み出したのは、わずか18歳の少女メアリー・シェリーだった。ティム・バートン、ギレルモ・デル・トロ、デヴィッド・リンチら、今世紀の鬼才たちにも絶大な影響を与え、リドリー・スコット、スティーヴン・スピルバーグ、ジェームズ・キャメロンなどの巨匠たちも深いリスペクトを表明。メアリー・シェリーは、「高慢と偏見」のジェーン・オースティン、「ジェーン・エア」のシャーロット・ブロンテと並び、イギリス文学史に名を残している。

本作の監督は、『少女は自転車にのって』(12)で第86回アカデミー賞外国語映画賞サウジアラビア代表に選出、各国の批評家から絶賛を浴びたハイファ・アル=マンスール。エル・ファニングを主演に迎え、哀しくも美しいメアリーの人生をスクリーンに焼き付ける。

© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

本作で注目なのは、女流作家メアリー・シェリーの壮絶な人生を彩る豪華な衣装と美しい美術の数々。執筆活動に励むメアリーの持つ羽根ペンや、父・ゴドウィンが営む、生まれ育った書店の店内、「フランケンシュタイン」の着想を経たバイロン卿の邸宅など、細かい装飾品の数々にもこだわって製作されており、1880年代の実際の写真を参考に、当時の町並みを再現している。エル・ファニングを始め、キャスト陣が身にまとう衣装も美しいものばかりとなっていて、劇中、彼らを収めたショットはまるで絵画のような華麗な世界観を映し出している。

絶望と逆境を跳ね除け、時代を切り開いた一人の女性の生き様にパワーを貰えるのはもちろん、19世紀イギリスが舞台だからこその、極上の映像美も楽しめるこの冬の注目作だ。

© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

『ファントム・スレッド』

1950年代のロンドンが舞台。
オートクチュールのドレスが導く、禁断の愛。

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英国ファッションの中心に君臨し、社交界から脚光を浴びる天才的な仕立て屋のレイノルズ。ある日、レイノルズはウェイトレスのアルマと出会い、彼女を新たなミューズに迎え入れる。彼はアルマの“完璧な身体”を愛し、彼女をモデルに昼夜問わず取り憑かれたようにドレスを作り続けた。しかし、アルマの気持ちを無視して無神経な態度を繰り返すレイノルズに不満を募らせたアルマは、ある日朝食に微量の毒を混ぜ込む…。やがてふたりは、後戻りできない禁断の愛の扉を開き、誰もが想像し得ない境地へと向かう――。

『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』

17世紀オランダが舞台。
絵画から生まれた愛と裏切りのヒューマン・ミステリー。

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希少な品種の球根1個が邸宅1軒分に相当し、世界最古の経済バブルとして知られる「チューリップ・バブル」がピークを迎えていた。親子のように年の離れた、裕福なコルネリスと結婚したソフィア。二人の間に燃えるような愛はなかったが、孤児となり修道院で育った彼女にとって、それは初めて味わう豊かで安定した暮らしだった。夫は優しく特に不満もなかったが、彼が切望する跡継ぎができないことが、唯一の悩みだった。そんななか、夫が夫婦の肖像画を、無名の画家のヤンに依頼する。キャンバス越しに見つめ合うヤンとソフィアが、恋におちるのに時間はかからなかった。若く情熱的な画家と、許されない愛を貫きたいと願ったソフィアは、ある計画を思いつくが、ヤンが二人の未来のために、希少なチューリップの球根に全財産を投資したことから、思わぬ運命が立ちはだかる――。

『ヴィクトリア女王 最期の秘密』(2019年1月25日 公開)

19世紀イギリスが舞台。
女王の晩年を輝かせた、インド人従者との絆――。
一世紀もの間、隠されてきた<真実>の物語。

©2017 FOCUS FEATURES LLC.

1887年、ヴィクトリア女王の即位50周年記念式典。記念硬貨の贈呈役に選ばれたアブドゥルは、英領インドからイギリスへとやってくる。最愛の夫と従僕を亡くし、心を閉ざし生きてきたヴィクトリア。孤独で気難しい彼女が心を許したのは、王室のしきたりを無視し、真っ直ぐに自分へ微笑みかけてくる名もなき使者、アブドゥルだった。初めて触れる異国の文化…新しい世界に人生が輝き、身分も年齢をも超えた絆が芽生えていく。しかし、周囲はそんな二人を引き離そうと大反対。英国王室を揺るがす騒動へと発展していく――。

『女王陛下のお気に入り』(2019年2月15日 公開)

18世紀イングランドが舞台。
孤独な女王とその寵愛を取り合う二人の女――。
王室を舞台に描く歴史サスペンス。

(C)2018 Twentieth Century Fox

(C)2018 Twentieth Century Fox

ルイ14世のフランスと戦争中のイングランド。揺れる国家と女王のアンを、幼馴染のレディ・サラが操っていた。そこに、サラの従妹で上流階級から没落したアビゲイルが、召使として宮廷で働くことになる。サラに気に入られ、女官に昇格したアビゲイルだったが、生き残りをかけてその野望が芽生えはじめる…。

『メアリーの総て』ストーリー概要

19世紀イギリス 小説家を夢見るメアリーは“異端の天才”と噂される、妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会う。互いの才能に強く惹かれあった二人は、情熱に身を任せ、駆け落ちする。愛と放蕩の日々は束の間、メアリーに襲い掛かる数々の悲劇。失意のメアリーはある日、夫と共に滞在していた、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた──。

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