結婚して良かったと思える映画―リチャード・ロンクレイン監督インタビュー

――撮影現場での2人のやりとりの様子はいかがでしたか?

監督:
2人ともお互いに気付いていたのが、ブロードウェイが大好きだということ。だから現場では椅子に座ってよくデュエットで歌ってハモっていました。2人とも歌うのがすごく好きらしくてテイクの途中でも2人で歌っていました。

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――監督から見てモーガン・フリーマンはどのような俳優だと思いますか?

監督:
モーガンは世界で一番セクシーな声の持ち主です、男性女性問わずに。彼の声は本当に素晴らしいですね。また、彼の在り様をそのままスクリーンが伝えています。誰もモーガンのことを嫌いになれない。実際に会っても誰もが好きになるんです。俳優というのは現実に会うとスクリーンとは違う人がいますよね。モーガンに関して言うと、そういうことは無くて、まさに見た通りの人です。

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――ダイアン・キートンに憧れる大人の女性は多いですが、素顔のダイアンはどのような人ですか?

監督:
とにかく彼女はとても知的な女性です。写真や建築が大好きで、そういう分野の本も書いていますね。実のところ意外にもシャイだけどおしゃべりなんです。1対1だと本当に楽しめる素敵な人です。彼女と一緒にいることを楽しめる知的な人です。

――ダイアン・キートンは恋多き女性としても知られています。男性はダイアンのどんなところに惹かれると思いますか?

監督:
若い時の彼女はとても快活な人でしたね。今までの彼女の恋愛関係では、きっと強い男性でなければ無理だと思いますね。彼女はタフな人だから。その強さも彼女の魅力だと思います。そこに男性は惹かれるのではないでしょうか。

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――ドロシー役の犬は名優でしたね。動物ならではの演出の苦労やハプニング、主演2人とはどんな関係だったのか教えてください。

監督:
メス犬のドロシーを演じた犬は実はオスなんです。犬の演出は悪夢でした(笑)言ったことをやってくれませんからね。怖がるシーンの撮影とか寒がる撮影があったりして、おなかを出すシーンでは震えていたので、皆同情していました。モーガンもダイアンも動物が好きなので撮影はうまくいきました。とてもかわいくて忍耐強い犬でしたよ。

結婚して良かった、人生まだまだワクワクさせてくれると思える映画

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――監督にとって理想の家とはどのような物件でしょうか?

監督:
いま私はロンドンの新しいに住んでいます。それまではヴィクトリア調のテラスハウスに住んでいたのですが、引っ越そうということになって、いまはオフィスビルのような建物です。ニューヨークなんかによくある天井がむき出しになったような雰囲気の物件で、マンションですが、1フロアが300平方くらいあるので、広くて一軒の家のような感じです。自分で作ったので理想の家に近いですね。夢に見る理想の家としては、フランスの16世紀風の田舎家なんて良いなぁと思いますね。

――最後にこれから映画を観る日本の観客にメッセージをお願いします。

監督:
私はこの原作を知った時に、絶対に映画化しなければと思いました。年をとることは楽しいことでもあります。この映画は年を取ったら人生は終わるのみという気持ちには全然ならない、楽天的になれる映画です。結婚して良かった、これからの人生まだまだワクワクさせてくれることがあると思える映画です。若い人にとっては自分の親がどのように思っているかとか想像しながら観てもらえるのではないでしょうか。私としても文化の違ういろいろな国の方に映画を観ていただけるなんて、監督として素晴らしい経験です。日本の皆さんがどう観てくれるかとても楽しみにしています。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります リチャード・ロンクレイン監督 インタビュー

映画『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』は2016年1月30日より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、109シネマズ二子玉川ほか全国順次公開。

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