2017年11月26日

『覆面系ノイズ』はバンドマンイケメン祭! アニメ版との比較でキャラの魅力を総おさらい

『覆面系ノイズ』はバンドマンイケメン祭! アニメ版との比較でキャラの魅力を総おさらい




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11月25日(土)より上映されている映画『覆面系ノイズ』。本作では中条あやみさんが主役のニノを演じ、劇中では歌声も披露しています。また、アニメ版が2017年4月に全12話で放送されていました。

覆面系ノイズ ニノ



映画のイケメンたちをフィーチャーする「シネマズ女子部」では、今回、主人公・ニノを取り巻くイケメンキャラクターたちを紹介。ぜひ、お気に入りのキャラクターを見つけてください!

杠 花奏(ゆずりは かなで)  <演・志尊淳 / CV・山下大輝>


覆面系ノイズ ユズ



「ユズ」という愛称で、幼い頃に主人公・ニノの歌声に惹かれて以来、ニノのために曲を書き続ける高校生です。

ニノがボーカルを務めるバンド「in NO hurry to shout(イノハリ)」で、ギターを担当しています。自身は、のどの病気で歌えないということが明かされています。愛らしく、可愛らしいキャラクターで、頭のてっぺんで髪の毛をキュっと結んでいるのがトレードマーク。

映画版のユズは…


映画で花奏を演じた志尊淳さんは、ニノが好きだという気持ちを隠しながらもニノを第一に想いつづける、不器用だけどまっすぐな高校生を演じていました。

とくに終盤の海岸のシーン、ひとりで気持ちを爆発させるところに、ユズの人間性が集約されていました。ギターを弾く姿や、天然で純粋すぎるニノを、たびたび見つめる目線も男らしさがあって素敵です。

アニメ版のユズは…


アニメで演じた山下大輝さんは、とにかく声の音域が豊かで、それがユズの可愛らしさを際立てていました。

照れる様子や、ニノへの想いを隠そうとする仕草などがとても愛らしく映っています。映画では描ききれなかったニノとのエピソードからは、長い間一途に思い続けてきたことがわかります。

榊 桃(さかき もも)<演・小関裕太 / CV・内山昂輝>


覆面系ノイズ モモ



ニノの幼馴染で、初恋の相手です。

隣同士の家に住んでいましたが、ある日突然いなくなって以来、会えずにいました。音痴ですが、作曲の才能があり、”桐生桃”名義で仕事をしながら、親が抱えた借金を返すことに追われています。

映画版の桃は…


小関裕太さんは、ご自身の甘いマスクを封印してモモを演じました。現在放送中のドラマ『奥様は、取り扱い注意』や過去の作品で見せてきた紳士的なイメージが強かったので、同一人物とは思えないほどです。

全身黒一色、制服を含めタイトな服装が印象的で、そこからもモモの性格が垣間見られます。ユズとは違い、暗くて孤独を選ぶタイプなので、ニノへの想いが見えづらいですが、キュンとするシーンもありますよ!

アニメ版の桃は…


アニメで内山昂輝さんが演じたモモは、幼少期を含め”音痴”の歌声を披露する場面があります。内山さん自身は歌が下手な訳ではありませんが、音を外しまくっている歌唱シーンはアニメならではです。

さらに、アニメでは青ベースの水玉のリュックを背負っていますし、ダジャレ好きです。ダジャレを言ってから「フフっ」と満足そうに笑うモモも、アニメだけで見られます。

モモは映画版とアニメ版で、いくつか設定に違いがあるので、違ったとらえかたでモモを楽しむことができます。

悠埜 佳斗(はるの よしと)<演・杉野遥亮(ようすけ) / CV・ 小野大輔>


覆面系ノイズ ハルヨシ



「ハルヨシ」、「ハルヨシ先輩」という愛称で親しまれており、唯一、1学年上です。イノハリではベースを担当しています。さらに、金髪にオネエな口調だけど、クールで冷静という個性的なキャラクターです。

映画版のハルヨシは…


実年齢は、ユズ役の志尊さんやクロ役の磯村さんのほうが杉野遥亮さんよりも年上ですが、高身長な杉野さんの存在感やキャラクターのクールな性格から、しっかり先輩らしさを感じることができました。

気になっていたオネエ言葉も、さりげなくさらっと発していて、普段も使っているのでは!?と思うほど。アニメよりオネエな口調をノーマルにした分、高校生らしさと人間味が増しました。男気を見せる部分もあって、キュンとするポイントもあります。

アニメ版のハルヨシは…


オネエな口調を最大限に活かしていたのが、アニメ版のハルヨシです。キャラクターとして際立っていながら、責任感の強さ、イノハリの元ボーカルに恋をしながらも、バンド活動に私情ははさまない姿勢が年上らしく、高校生離れしているようにも見えました。

ユズのことをよく理解しながらも、ユズをいじる遊び心もアニメでは印象的です。周りのみんなを気遣う姿勢も大人っぽくて、イノハリには欠かせないバランスを保つキャラクターでした。

黒瀬歩<演・磯村勇斗 / CV・福山潤>


覆面系ノイズ クロ



イノハリのドラムを担当。「クロ」の愛称で親しまれ、登場人物のなかでもっとも陽気で、ひょうひょうとしています。関西弁で周りを和ませる、ムードメーカーでもあります。

映画版のクロは…


磯村勇斗さんのドラム演奏は、本当に素晴らしかったです。ドラムは楽器自体が大きく、全体を映すためにもご本人が演奏しないわけにはいかないのですが、ドラムを叩きながらのお芝居も素晴らしかったです。さらに、関西弁(和歌山弁)を話すクロのひょうひょうとした雰囲気を表現しつつ、バンドの危機にはアツくなる姿にも引き込まれました。

アニメ版のクロは…


演じた福山潤さんは大阪育ちだそうで、さすがの関西弁を披露されていました。そして、映画では描ききれなかったクロの人間的な部分をより深く味わうことができます。

普段のひょうきんでニコニコとしている様子からはいっぺんして、状況を判断して悟ったような表情を見せる瞬間もあって、その緩急が際立っていました。

『覆面系ノイズ』を語るうえで欠かせない女性キャスト


覆面系ノイズ 深桜



主人公・ニノを演じた中条あやみさん、イノハリの元ボーカルでユズに想いを寄せる深桜(みおう)を演じた真野恵里奈さん。ふたりの見どころは、なんといっても歌唱シーン。

人気急上昇中バンドのイノハリとして歌う深桜の歌声、見せ方はアーティストとして活動されてきた真野さんならではの完成度でした。

一方、ニノは歌唱力の向上が必要で、体力トレーニングをしたり、正しい歌声を見つけていくなかで、どんどん成長します。全身でぶつかって、歌で思いを表現する様子を演じた中条さんも、キャラクターにぴったりでした。

ふたりも恋に悩む場面がたくさん盛り込まれているので、ぜひそこにも注目してください。

『覆面系ノイズ』の魅力


覆面系ノイズ 福山リョウコ


原作である福山リョウコさんの同漫画は、『花とゆめ』(白泉社)にて連載中です。単行本は既刊14巻で、まだ完結していません。

完結していない作品を映像化することは少なくありませんが、今作の場合、映画、アニメとも、ストーリー的にすっきりとした結末を迎えているわけではありません。恋の行方も、まだまだこれから、といった感じです。




だからこそ注目したいのが、「言葉にできない想いを音楽に乗せる高校生たち」です。直接伝えることができない状況、言葉にできない想いを音楽に置き換えて、等身大にもがく高校生の話であるという部分に目を向けてみてください。




作品ではごく普通のこととして描かれていますが、作詞作曲の技術があったり、プロとして売り出せるような歌唱力、バンド力を高校生の時点で持っているのは奇跡のようなことで、そんな高校生たちが集結しているので、そのパワーに押されてしまうと、近づきづらい作品になりかねません。

でも、一人ひとりの心情や揺れ動く気持ち、曖昧であやふやな高校生らしさが随所に散りばめられています。キャラクターそれぞれのそんな一面に、共感したり、一緒になって応援することで楽しさが生まれてくるはずです。

ぜひ映画もアニメも楽しんで!





今回は映画とアニメの両方をご紹介しましたが、少しずつ設定が違ったり、ストーリーにも変化があったりします。その両方見て、また、話が進行している原作も読んで、と、いろんな角度から楽しめる作品です。

『覆面系ノイズ』の魅力のひとつである音楽も、映画とアニメで違いがあるので、そこにもぜひ注目してください。現在、アニメはHuluにて全話視聴可能、映画は劇場上映中です。

(文:kamito努)

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(C)2017「覆面系ノイズ」製作委員会 (C)福山リョウコ/白泉社・花とゆめ

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