「ビルド新作のために声をあげて!」撮影秘話満載の「武田航平ナイト」で熱いメッセージ

2019年1月27日(日)、東京・新宿バルト9にて『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』の公開を記念したイベント「武田航平ナイト」が開催。


左から、監督の山口恭平、武田航平、高田夏帆

このイベントでは、この日の主役・武田航平さんのトークのほか、仮面ライダーグリス/猿渡一海を演じた「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」、紅音也を演じた『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』の上映、さらに監督やプロデューサーを招いて『仮面ライダービルド』47話「ゼロ度の炎」のコメンタリー上映が行われた。

『仮面ライダーキバ』の主題歌をBGMに客席から登場した武田さんは、ファンの悲鳴の中、ステージへ。

「どーもどーも、僕です!」と笑いを誘った武田さん、「俺、キャーキャー言われたいのに…」と言いつつも、男性陣の威勢のいい声援に、「ディズニーシーのタートル・トークみたい。お前ら最高だぜ!」と、しっかり男性ファンともコミュニケーションを取って、そのハートを鷲掴みにしていた。

そして、石田秀範監督が撮った『GOZEN』に出演しているという話から、今度は『仮面ライダーキバ』で音也の孫にあたるキャラクターとして最終話に登場した正夫のネーミングについての話題に。

主人公の紅渡を演じた瀬戸康史さんから、音也の名前から音楽にちなんだ名前がいいということで、奏と提案を受けたものの、奏というイメージのキャラではないということで田﨑監督の「うーん、正夫」という鶴の一声で名前が決まったという。ギャル男風な正夫のビジュアルは武田さんがプロデュースしたそうで、「こういうことをやりたい、というのがかなり実現するのが仮面ライダーです」と熱く語っていた。

そして、1人目のゲスト、「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」のメガホンを取った山口恭平監督が登場。この日、『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』の舞台挨拶で地方から帰京してきた山口監督は、共に舞台挨拶に立った仮面ライダークローズ/万丈龍我役の赤楚衛二さんを引き合いに出して、「淀みがない! すごい! エンターテイナー!」と武田さんのトーク力を絶賛! 赤楚さんのトークについて山口監督が「淀む、淀む!」と笑いを誘うと、武田さんも舞台挨拶中の赤楚さんについて「たまに人を殺しそうな顔をしてますよね。たまに心配になるんですよ」と舞台挨拶中の赤楚さんを再現して、さらに場を盛り上げた。

また、助監督を務めた『仮面ライダーキバ』当時の武田さんについては、「アドリブもあの頃からできあがってた。だけど、あの頃は若さゆえの暴走もしてた。それが音也としてはいい味付けだったと思う」と話し、一海の役作りについては「しっかり役としてまとめてきたので、今だから任せて大丈夫と思った」ということを明かすと、「音也の頃に任せられなるわけがない」と武田さんも苦笑していた。

さらに、『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』で監督を務めた田﨑竜太さんからのメッセージが読み上げられた。

「航平くんと脚本家井上敏樹さんが生み出した紅音也は、まさに奇跡の出会いを果たした組み合わせだと思います。ですが、この役を自分のものにするために実はかなりの努力をしていらっしゃったのではないかと思ってます」とのメッセージに、武田さんは「全然何もしてないですけどね」とおどけながら、「現場にいた山口さんが一番わかってると思うんですけど、いろんなスタッフさんたちが力を合わせてできあがったキャラクターなので、決してひとりで作ったキャラクターではないと思います」とコメントした。

田﨑監督からのメッセージがすべて読み上げられたところで、MCからサプライズゲストの参加を告げられると、高田夏帆さんが登壇。「テッテレー!」とドッキリ大成功の効果音を口にしながら花束を贈呈した。

武田さんは驚きながらも、「明日頑張ってね、って普通に連絡きたよね?」というと「バレないように」と高田さん。「逆に怪しいなと思っちゃうよ。普段こんな連絡こないのにって」と、武田さんは実はうっすら勘付いていたようで、嘘がつけない高田さんのかわいらしい一面が明らかになった。

さらに、大森敬仁Pと谷中寿成Pに加えて、東映撮影所から駆けつけたという上堀内佳寿也監督もサプライズで参加して、コメンタリー上映が行われた。

上堀内監督は変身前の「Are you ready?」に対して、「覚悟はいいか?」という解釈を伝えていなかったにも関わらず、同じように読みとっていた武田さんに「この人怖いな」と思ったと撮影時を振り返った。

オープニングで仮面ライダービルド/桐生戦兎を演じた犬飼貴丈さんが映り、悲鳴が上がると武田さんは「キャーっていうな! 貴丈にモザイクかけてください!!」と、笑いを取る一幕がありながらも、グリスが最期を迎えるシリアスな回だけに、登壇者たちもつい見入ってしまう場面が度々あった。

そのほか、脚本の初校では実はこの回で水上剣星演じる仮面ライダーローグも死ぬ予定だったことや、それがなくなったことによって、越智友己演じる内海成彰がサイボーグだったという設定が加わったことなど、ファン必見の秘話が明かされた。

コメンタリー上映終了後、武田さんたちの挨拶で締めくくりとなるところ、なぜか告知タイムに。上堀内監督は自身がパイロット監督を務める3月スタートの『騎士竜戦隊リュウソウジャー』を、谷中Pは『科捜研の女』を、大森Pは東映の新プロジェクトとして発足した『GOZEN』をPRした。また、武田さんは「将来、仮面ライダーじゃない作品でも上堀内監督と一緒にやりたいな」とラブコールを送り、上堀内監督も「いろんな作品で出会いたい!」と返していた。

最後に「仮面ライダーはみなさんのおかげで支えられている作品だと思っていて、その中で『ビルド』という作品が自分も大好きなんだなと、思っております。もしまたビルド関係の続編があればぜひ、声かけてほしい。続編ほしいな、撮らせてほしいなと思ってます!」と上堀内監督。

高田さんは「改めてすごい作品に関わらせていただけたんだなと感謝の気持ちがすごくわいてきました。こんなに大勢の人たちとすすり泣くことができて、みんなと同じ気持ちになれてうれしかったです。でも、こういう場ができたのは武田航平さんのおかげだと思うので、本当にありがとうございます!」と感謝を述べた。

武田さんは「ここに立ってるメンバーをはじめ、たくさんの人が携わって、支えられて作っています。今やっているジオウもそうです。いろんな人の力で支えられているのが仮面ライダーです。そしてそれを一番応援して、作品を完成させてくださるのはみなさんだと思います。今日ここに来れなかった方々も含めて、いろんな方々のおかげで仮面ライダーは進んでいます。そんな作品に僕も出演させていただいてます。その僕が偉そうにいうことではないんですが、仮面ライダーは日本が世界に誇る作品だと思ってます。その作品に関われることに感謝しています」とメッセージを。

続けて、「『ビルド』の世界は一旦、『クローズ』で終了してると思いますが、僕は一旦だと思ってます。そして、僕は言ったことをすべて仮面ライダービルドでは成し遂げてきたつもりです。それは、みなさんの応援とスタッフさんの支えがあってです。だから、きっとまた作品ができるでしょう。そのためにみなさん、声をあげてください」と締めて、イベントは幕を閉じた。

田﨑竜太監督からのメッセージ全文

・『仮面ライダーキバ』出演時の武田航平さんの印象や思い出に残っているエピソードをお聞かせください。

紅音也というのは今から振り返ってみればかなりの難役だったと思います。台本ヅラだけで読めば、歯が浮きまくってしまうようなセリフの連続、しかも子供番組としてはギリギリの大人っぽい世界観ですが、航平くんの音也がそれを口にするとなぜか許せてしまうし、胸の中にストンと落ちていく感覚がありました。

航平くんと脚本家井上敏樹さんが生み出した紅音也は、まさに奇跡の出会いを果たした組み合わせだと思います。ですが、この役を自分のものにするために実はかなりの努力をしていらっしゃったのではないかと思ってます。今回、「平成ジェネレーションズ FOREVER」では「紅音也」という固有名詞が飛び出してきたので、映画の詳細を知らないタサキとしては、「まさか、紅音也登場か?」とひとり、客席でわくわくしてしまったことを、ぜひ航平くんにお伝えください。

・『仮面ライダービルド』で久々に仮面ライダー作品でご一緒した時の武田さんの印象や変化を感じた部分をお聞かせください。

紅音也と猿渡一海は随分違う人物だと思います。ですが、やはり航平くんの持っている「男」としての魅力を下敷きにしたキャラクターでは共通しているのかもしれません。

こちらの役では思いを寄せる女性には冷たくあしらわれ続けていますが、「カシラ」と慕う男たちからは大人気。コメディ的なお芝居をしてもちゃんと熱い「カシラ」の軸はブレず……航平くんの進歩、成長を間近に実感することができました。

が、一方で……幻徳のことを「ひげ」と呼ぶことなど、田﨑は随分「ビルド」では航平くんを甘やかしましたが、その後「アドリブ禁止令」を食らったと聞きました。そういう部分は変わっていないなぁとも思っています。

・本日武田航平ナイトに集まったファンの皆様へメッセージをお願いします。

仮面ライダーの世界の航平くんを愛してくださってありがとうございます。音也と一海、両方の、そしてまったく違う魅力を存分に楽しんでいって下さい。そして…、実はどんな役をやっても武田航平の持っている独特「光沢」は隠すことはできません。その「光沢」を存分に味わってください。

(撮影:井嶋輝文、取材・文:大谷和美)

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    ライタープロフィール

    大谷和美

    大谷和美

    高校2年の時に観た「バトルロワイアルⅡ」に衝撃を受け、映画の道を志すも、縁あって雑誌編集者に。特撮誌、若手俳優グラビア誌等の編集・ライター、WEB編集者を経て、現在はフリーランスで活動中。社会の闇を描いた邦画が好きで、気づけばR指定のDVDばかり借りていることも。一方、元々好きだったライダー・戦隊などの特撮作品やコメディ映画も好んで観ます。

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