”うなぎ屋の看板娘”から”透明な女優へ”―松本若菜 独占インタビュー

松本若菜 無伴奏 インタビュー

――憧れの女性という意味では、松本さんは以前、天海祐希さんを挙げてましたよね?そんな風に具体的なイメージみたいなのは今回の役ではありましたか?

イメージは特には持たなかったですね。あえて言うなら響子(成海璃子)とは真逆な雰囲気みたいなのを目指しました。矢崎監督からも「とにかく嫉妬されるような女性でいてくれ」と要望があったので、高校生である響子には出せない、落ち着き感みたいなのを意識した感じです私、普段本当に色気がないので、色気を出したいっていうのは、今回のテーマでもありました。

――色気がないと仰ってますけど、過去のグラビアとかみるととてもセクシーじゃないですか。

いや、もうね、あれはね、もうね(笑)なんでしょうね。あれもひとつの役として頑張った感じですよ(笑)

「うなぎ屋の看板娘」から「透明な女優」へ

――そういえば「美人」というワードでいえば、松本さんは「うなぎ屋のかわいい看板娘」として話題になりましたよね。

ほんと、全然そんなことないんですけどね(笑)

――今回インタビューする時に、いろいろ調べてて「あ!この人かー!」って興奮しました(笑)そのあと役者としてデビューされて、初めて出演された「仮面ライダー電王」の時もお姉さん役でしたよね?割りとこう、ずっとお姉さん役だなって。

ああ、言われてみれば確かにそうですね。

――実際に私生活でもご兄弟は?

いや、実は末っ子なんですよ(笑)姉が2人いて。

――じゃあ、お姉さん役を演じるのって大変ですか?

そうですね。でも、逆に一番客観視できるというのもあります。姉だから出せる下の子への愛情とか接し方というのは、誰よりも多分、末っ子が分かっているんじゃないかなと。こうされたら嬉しいとか、実際に体験してきているので。

松本若菜 無伴奏 インタビュー

――お姉さまたちは地元ですか?

そうですね。

――地元っていうと、鳥取県米子市。同じ米子市出身の役者さんだと、山本舞香さんとかもいらっしゃいますね。

あっそう!同じ中学出身なんですよ。なんとか2人で米子を盛り上げたいですね!まだ、お会いしたことはないんですけど……(笑)

――やはり故郷・米子への想いは強いですか?

私、地元には22歳までいて、就職して働いていたこともあったので、地元愛は強いんです。だから、デビュー当時から「絶対いつか米子を舞台に映画を作る」ってずっと言い続けてるんです。

――就職までされていて、どうして東京で役者の道を選ばれたのですか?

一番大きな理由は、15歳の時にスカウトされたことです。ただ、その時はまだそんなこと意識できなかったんですけど、18歳で就職して、そこから自分の存在価値みたいなのを徐々に意識するようになった時に、その当時していた仕事は、私じゃなくてもできるんじゃないかな?と思うようになってきたんです。その時に、心の奥底に残っていた「女優」というワードがどんどん大きくなってきて。それで、22歳のときに挑戦するなら今が最後かもしれないと思い、そこからは早かったですね。自分で東京の住まいを見つけてきて、親には事後報告で「もう決めてきたから」みたいな感じでした。

――行動派なんですね。

そうじゃないと「もう私、前に進めない」と思ったんです。親も厳しかったので。

――『無伴奏』をはじめとして、今とても多くの作品に出演されていますが、今後こんな役をしてみたいとかありますか?

常に思っていることですけど、毎回違う役がきて、そこでいかに監督の意図に合ったものを作り込めるかが、私が目指すところです。そういう意味では、いつも“透明な女優”でいたいと思っています。それが今後も続いていく私の永遠のテーマですね。

松本若菜 無伴奏 インタビュー
スタイリスト:江頭三絵 ヘアメイク:山崎惠子
ブラウス、パンツ:paratiisi forme de l’eau,lac

映画『無伴奏』は、新宿シネマカリテほか全国ロードショー中。

(写真・文/黒宮丈治)

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