『仮面ライダーエグゼイド』を振り返る! 視聴者を惹きつけた4つのポイントとは?

1.ゲームと医療と仮面ライダーの組み合わせで化学反応が起きた

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医療というテーマだけだと、暗い作風になってたかもしれないところにゲームという要素を入れることで、子供も惹きつけるポップさが加わりました。

また、ポップな見た目なのに、命の重さを痛感させられる展開が多い作風なので、このギャップにやられたんではないでしょうか。

近年の仮面ライダーではタブー視されていた、改造人間という仮面ライダーの根幹の要素。これも医療というテーマによって、適合手術として取り入れたところが本当に上手かったと思います。

敵である“バグスター”の参謀・パラドの力を借りてエグゼイドに変身する宝生永夢(飯島寛騎)も、ショッカーに改造された体で正義の為に戦う、仮面ライダーのスピリッツをしっかりと継承しているんです。

外側は最新なのに、内側はしっかり昭和ライダーの哀愁や孤独を持ってるというところに、ライダーファンは心を鷲掴みにされてしまったんではないでしょうか。

エグゼイドを、見た目だけで「こんなのは仮面ライダーじゃない」と言ってた方々、一度その「エグゼイド」のスピリッツに触れていただければ、そんなことはないとわかってもらえるはずです。

2.一度引き込まれたら最後。もう離れられない脚本家・高橋悠也の構成

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「エグゼイド」の1話目から最終話までの脚本を、なんと全部ひとりで書き上げた高橋悠也さん。

この方の構成がいちいち素晴らしい。

前半で振ってる決め台詞が、後半で効果的に活かされたり、何気ない設定が実は伏線だったりと、この1年間、何回「してやられた!」と思ったことか。

10話に1回くらいの割合で、デカい爆弾がストーリーに組み込まれ、ファンを「エグゼイド」中毒にしていきました。

仮面ライダーで大事なのは、ストーリーとアイテムがいかに絡むかです。

エグゼイドは全てのアイテムにきっちりと理由づけがされており、「これいらんやん」というのがひとつもないんです。

レベル1の可愛い姿にも意味をもたせ、患者と“バグスター”を切り離すのにはレベル1でないとダメ、と設定した点が秀逸でした。

後半も後半、いろんな最強フォームが出尽くした中、このレベル1がまさかの大活躍を見せたことは「エグゼイド」の名シーンのひとつです。

3.魅力的な悪役

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当初謎の人物だった檀黎斗(岩永徹也)。

ちょっと怪しくなってきたなという時でも、まだ爽やかさは少しありました。

しかし、その爽やかさが一気になくなっていき極悪のキャラクターに。

岩永徹也さんの怪演はエスカレートしていき、遂に死んだと思ったら、まさかの復活。

復活してからは、キャラクターの濃さに更に拍車がかかり、何故か笑えるキャラクターに。

こんなに愛される敵キャラは初めてかもしれません。

そして、そんな檀黎斗に全く引けを取らなかったのが親父の檀正宗。

檀正宗を演じたのは貴水博之さん。

そう、あのaccessの貴水さんです。

当たり前なんですが声がめちゃくちゃいい。

セクシーなのに怖さも感じさせる部分が役とガチッとはまり、後半は檀正宗なしでは語れません。

魅力的な悪役のおかげで、「エグゼイド」の面白さが何割も増したのは揺るぎない事実でしょう。

4.音楽がいい

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僕はこれが「エグゼイド」の腰の部分だと思います。

名シーン、名シーンで、必ず流れてくる音楽があるんですが、このピアノの音色がとても綺麗なんです。

本当にいい曲で、涙を誘うんです。今ではこの曲を聴くだけで、反射的に涙腺が緩んでしまいます。

そのほか、九条貴利矢(小野塚勇人)の復活劇や花家大我(松本享恭)と西馬ニコ(黒崎レイナ)の関係性、鏡飛彩(瀬戸利樹)の百瀬小姫(中川可菜)への想い、と挙げれば枚挙に暇がないですが、その辺りは「アナザーエンディング」を見終わってからにでも、また書かせていただきたいと思います。

(文:オジンオズボーン・篠宮暁)

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