妄想でつくる話題作?この世にない映画を語らうカードゲームが面白かった

映画トーク大好きなライターのゆうせいです。自分の好きな映画はもとより、友人知人のおすすめ映画トークなどはいくら時間があっても足りません。

そんな中、行きつけのバルの店長から面白いゲームを教えてもらいました。それが「知ったか映画研究家スペシャル」です。

ありもしない映画をみんなで知ったかぶりするカードゲーム

ルールは以下の通り。

・2枚のカードを引き、単語を組み合わせて映画タイトルを作る
・さも内容を知っているかのように語る
・他プレーヤーはどんな内容でも肯定しなくてはならない
・順番に全員が知ったかぶりで語る
・最後に「ほんと、いい映画!」と言って終わり
・誰の発表が良かったかを全員で投票

ようするに、ありもしないタイトルの映画を知ったかぶりして全員で語り合うというカオスなゲームです。

このゲームのポイントは、どんな内容でも肯定するってところです。また、発表してないプレイヤーは合いの手やフォローを入れることも可能。そして、そのアシストも評価していいのです。

私は、映画には人それぞれ千差万別の楽しみ方があると思っています。同じ作品でも、同じシーンでも、受け取り方が違うことがあるわけで、そのあたりをトーキングアバウトするのが大好きなんです。でも映画に詳しい人とのトークは下手なことが言えないから緊張しますよね。

でも、このゲームなら条件は同じ。だって、この世に存在しない映画ですからね。誰もが知識ゼロの状態です。さらに前の人の語った内容を否定せずに乗っかって説明しなくてはいけない。

映画通なら前の人の条件にプラスしてすてきな設定を語りたいですよね。つまり、映画をあまり見ない人も、普段から見まくっている人も楽しめる最高の映画コミュニケーションツールなんです。

たった2枚のカードが生み出した奇跡の映画とは?

実際にプレイしてみました。メンバーは、私を含め当「シネマズby松竹」の映画ライター3人に加え女性3人の6人です。

男女比率が同じになったことでアクション映画に傾きすぎる懸念も少なくなりました。

引かれた2枚のカードがこちらです。

完全にヤバイ感じです。

そして、サイコロを振って決まったタイトルが、

「姉冷やし」

でした。

カード無しなら絶対に出てこないタイトルです。ホラーな感じもあれば、少しエロスも感じる絶妙なタイトルが生まれました。

果たしてこんなタイトルでゲームが成立するのか不安になりましたが、全くの杞憂でした。完璧に成立したので以下、ダイジェストでご覧ください。

「姉冷やし」とは……

・風邪で熱を出した姉を冷やすスマホアプリが原作
・熱を出す姉を演じるのは松雪泰子さん
・姉を必死に冷やす弟は小栗旬さん
・姉を冷やすあまり熱を出す弟を冷やす末っ子は芦田愛菜さん
・兄妹に間違った知識を与えるヤブ医者にモーガン・フリーマンさん
・姉を冷やしすぎてしまい絶体絶命に
・兄妹が出した結論は、姉を暖めるために兄を燃やす
・「姉冷やし」に対してまさかの「兄燃やし」爆誕
・姉は一命をとりとめて終了

スマホアプリが原作というありえそうな展開から、知ったかゆえの豪華キャストを勝手に盛り込み、しまいにはオスカー俳優のモーガン・フリーマンさんまで起用とやりたい放題。さらには姉を冷やしすぎる凡ミスから兄を燃やすというホラー展開からの悲しい結末に。

たった2枚のカードから即興で生み出された作品とは思えない仕上がりに一同びっくり。

まあ最後の着地は悲しかったですが、それも含めて参加者みんな笑いっぱなしでした。誰もが平等であり、肯定し合う感じはたまらなく、このゲームの虜になりそうです。

最後に

正直なところ、なんだかんだ言っても映画に詳しい人の方が有利だと思っていましたが、そんなことはありませんでした。逆に詳しくないからこそ大胆な発想が生まれますし、それをフォローする喜びも味わえます。

映画だけでなく、海外ドラマや小説が好きな人も一緒に楽しめるゲームはそう多くはないと思います。また、このカードがなくても辞書の適当なページを開いた単語を組み合わせることでも楽しめそうですよね。

それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。

(文:ゆうせい)

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