新米ライター・ナオの突撃レポート、男はつらいよ45周年記念!映画『男はつらいよ(第1作)』ティーチイン上映会レポート♪

8月23日、びあカード&衛星劇場&シネマズby SHOCHIKU共催による、映画『男はつらいよ(第一作)』と出会うティーチイン上映会を開催!

映画『男はつらいよ(第1作)』ティーチイン上映会を新米ライター・ナオが突撃レポート!

男はつらいよ45周年記念
8月23日、びあカード&衛星劇場&シネマズby SHOCHIKU共催による、映画『男はつらいよ(第一作)』と出会うティーチイン上映会が開催。今回も「シネマズ」ファンを代表して、私ナオがイベントにお邪魔させていただきました!

2011年10月よりスタートした、このティーチインイベント。記念すべき20回目を迎えた今回は、やっぱり松竹ならこの作品という事で、今年シリーズ誕生45周年となる『男はつらいよ』(第1作)を上映♪
ゲストに、松竹株式会社OBで 山田組 チーフ助監督としてご活躍された五十嵐敬司さんと“寅さん博士”こと娯楽映画研究家 佐藤利明さんをお呼びして、ステキなお話をたっぷりお伺いいたしました。

「男はつらいよ」(第1作)上映後、いよいよトークショーがスタート!

男はつらいよ45周年記念!
まずは五十嵐さんから「今日は、どんな質問をいただけるか楽しみにして来ました、よろしくお願いします」とご挨拶。
そして今から45年前の8月、松竹銀座劇場で第1作目を観たのが“全ての始まり”だったと語る佐藤さんからも「今こうして皆さんの前に立ち、寅さんの話が出来ることを幸せに思います」と “寅さん愛”たっぷりにご挨拶をいただきました。

この日は“寅さん好き”の皆さんにお集まり頂いた客席より、五十嵐さん・佐藤さんへのご質問を募集!

男はつらいよ45周年記念!お客さまからの「撮影現場での渥美清さんはどのような方でしたか?」という質問に対し、五十嵐さんは「オンとオフがはっきりしている人」とご回答。「待ち時間には隅でじっとしておられたが、テストが始まるとまるで別人のように、急にスイッチが入る」と役者・渥美清さんの素顔をお話くださいました。

そんな中、佐藤さんから「実は、五十嵐さんは渥美さんのスタンドイン(代役)をされたことがあるんです!」と意外な事実が公表。まさかの暴露に、五十嵐さんも「恥ずかしいから、あんまり大っぴらに言わないで欲しい」と大慌て!?
五十嵐さんが演じられたのは、第11作 『寅次郎忘れな草』にて寅さんが釧路原野を独り歩く1シーンとのことですので…皆さま、ぜひチェックしてみてください♪

「山田監督からの注文で1番難しかったことは何ですか?」という質問に対しは「いつも難しかったですね(笑)」と五十嵐さん。
皆さまご存知の通り、『男はつらいよ』の定番として、シリーズ全48作のうち34作が“寅さんの夢”シーンから物語が始まります。時代劇に西部劇、さらにはSF…等など様々な冒頭劇が登場しますが、実はこの“夢シーン”は本編の撮影が終了してから別途、撮影が行われていたんだそうです!

男はつらいよ45周年記念!
“夢シーン”の撮影になると山田監督のテンションがグッと上がり「無茶ぶりが多くなる…」そうで、当時の五十嵐さん等スタッフの皆さんにとっては“ここから本番のようなもの”という思いがあったんだそうです(笑)。

五十嵐さんが中でも特に「印象的だった」と語られた、第16作『葛飾立志編』にて西部劇仕立てで行われた“夢シーン”では「2~3人のスタッフで御殿場の高原へ行き、偽物のサボテンを植えたりもしました(笑)」と、当時の大変な苦労を笑ってお話いただきました。

男はつらいよ45周年記念!寅さんと言えば、やはりロケ地の事も欠かせません!「ロケ地の選定はどのように行っていたのですか?」と、お客さまも興味津々にご質問。
「神社とお茶屋さんに関しては特に慎重に選定していた」と五十嵐さん。街並みについても、寅さんのイメージに合うよう“都会ではなく”風情が感じられる場所を常に探して、撮影用にキープされていたんだそうです。

男はつらいよ45周年記念!「シリーズを重ねる中で、日本各地から“うちに来てほしい!”とオファーが届くようになり、なるべく行ったことのない土地を選ぶように心がけていましたね!」と、五十嵐さんも当時を思い起こされたご様子で、大変懐かしそうにお話されていた事が印象的でした。

今回のイベントには『男はつらいよ』シリーズで衣装を担当されていた「松竹衣裳」の本間邦仁さんもご参加。上映もご覧いただき、楽しい時間をお客さまと一緒にお過ごしいただきました。

男はつらいよ45周年記念!本間さんからは、ご挨拶とともに“寅さんのジャケット”にまつわる貴重なウラ話も披露♪
なんと!スタート当初は、あのお馴染みの格子柄のジャケットは貸衣装からレンタルされており、確認するとすでに生産されていない事が判明。
第11作『寅次郎忘れな草』の撮影に合わせて格子柄の生地を特注で織ってもらい、一からジャケットを作る体制を整えたんだそうです。
特注の生地はジャケット約10着分。新しいジャケットは、目安として“襟が立たなくなる”と新たに用意していたそうで「残り生地が、いよいよ“ジャケット1着分”になり、また生地を織ってもらわないと…なんて話していた時に、渥美さんが亡くなられたんです。生地の切れ目が“縁の切れ目”になってしまったように感じて、なんだか寂しかった事を覚えています」と、衣裳にまつわる知られざるエピソードを披露いただきました。

「今の時代、寅さんのような人が求められていると思いますか?」という質問には、佐藤さんは「渥美清さんが演じた“車 寅次郎という一人の人間”が今の時代に必要とされていると思います」とキッパリ。
劇中で寅さんが残した数々の言葉には、全シリーズを通して描かれた車 寅次郎の人生そのものが反映されており「寅さんだからこそ出てきた言葉」。時代に色あせることなく、今もなお、こうして多くの皆さまに愛されている理由は“人の幸せが自分の幸せ”といつも寄り添ってくれる、そんな寅さんの人柄が、やっぱり皆さまに必要とされているのです。

男はつらいよ45周年記念!そして、なんと!この日は更なるサプライズとして、第8作『寅次郎恋歌』にて旅一座の花形女優 大空小百合役を演じられた岡本茉利さんも登場♪

岡本さんも、この日をとても楽しみにしてくださっていたそうで「まだまだ知らない事がたくさんあって、私自身とても勉強になりました!こうして1つの作品を、皆さんと同じ空間で共有できる事はとても幸せだな、と感じました」と、イベント趣旨も絶賛いただいて我々スタッフも嬉しい気持ちでいっぱいに♪

最後に恒例のお楽しみ抽選会を行い、五十嵐さん・佐藤さん、本間さん、岡本さんもお客さまと一緒に記念写真をパチリ!
五十嵐さんからは「忘れていたことを思い出す、良いきっかけになりました!」とのお言葉をいただく事ができ、とっても貴重で、濃厚なイベントを無事終了することができました。

男はつらいよ45周年記念!

イベントに参加して

今回ご参加された方のうち、約1/3が“この日はじめて「男はつらいよ」(第1作)をご覧になった”お客さま。私自身も劇場公開当時は生まれていなかった世代なのですが、昔の作品だなんてまったく感じる事もなく、たっぷり作品を楽しみました♪
なかでも、劇中の音楽にはとても心惹かれ、お馴染みのオープニング・テーマが流れた途端すっかり『男はつらいよ』の世界へ。シリーズ終了から約20年経った今もなお、寅さんが幅広い世代から愛されている理由が、私にも少し分かった気がします。

寅さんファンのお客様からいただいた「まだまだ知らないことがいっぱい」との言葉と同じく、すっかり寅さんの魅力にハマった私もこれから寅さんの世界を勉強していきたいと思います!

男はつらいよ45周年記念!
衛星劇場では、『男はつらいよ』シリーズ誕生45周年を記念して、佐藤利明さんが番組MCをつとめ“寅さん”の想い出やとっておきの撮影秘話をお送りしてきた番組「私の寅さん」を総集編として放送。
さらに、シリーズ第1作目からの放送もスタートしております!

松竹からは、全48作+特別編のHDリマスターDVDが“スペシャルプライス”になって登場!お求めやすい価格になって、あの感動が鮮やかによみがえります。

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