新米ライター・ナオの突撃レポート、日本のいい映画できました!映画『柘榴坂の仇討』ティーチイン試写会レポート♪

9月14日、びあカード・衛星劇場・シネマズby 松竹 共催による映画『柘榴坂(ざくろざか)の仇討』と出会うティーチイン試写会&懇親会を開催。今回も「シネマズ」ファンを代表して私 ナオがイベントに参加させていただいた当日の様子をお届けしちゃいます!

映画『柘榴坂の仇討』ティーチイン試写会を新米ライター・ナオが突撃レポート!

柘榴坂の仇討
今回は、9月20日(土)公開を迎える映画『柘榴坂の仇討』より若松節朗監督と小滝祥平プロデューサーをゲストにお呼びして、時代劇を製作する上で心がけられた点や、気になる出演者の素顔。そして本作に込められたメッセージ…等などを、たっぷりお話いただきました。
原作は「鉄道員(ぽっぽや)」「壬生義士伝」などこれまでに数多くの作品が映画化されてきた、浅田次郎氏の同名短編小説。

幕末の安政7年、主君・井伊直弼の御駕籠回り近習役として仕えていた彦根藩士の志村金吾は、桜田門外において目の前で井伊の殺害を許してしまう。切腹も許されず、仇討ちを命じられた金吾は、時が明治へと移り変わってもなお、井伊を殺害した刺客を探し続けていた。やがて金吾は、井伊を討った水戸藩浪士の最後のひとりで、車引きの直吉と名を変えて生きていた佐橋十兵衛を見つけ出すが、その日、明治政府が仇討ち禁止令を発令したのであった…。

「柘榴坂の仇討」試写後、いよいよトークショーがスタート!

今回も、MCをシネマアナリスト・DJの八雲ふみねさんにお任せし、元気にティーチイン・トークショーがスタート!
柘榴坂の仇討
映画を見終えたばかりのお客さまの熱気を前に、若松監督から「こんなに(お客さまとの距離が)近いとは思っていませんでした!出来る限り応えたいと思いますので、何なりと質問してください」とはじまりのご挨拶。
「黙っていると若松さんの話があらぬ方向へ逸れてしまうことが多いので、修正役として今日は参りました(笑)」と小滝プロデューサー。
息ぴったりのお二人ですが、それもそのはず。若松監督の劇場映画デビュー作となった『ホワイトアウト』以来、今回“13年ぶりのタッグ”ということで、期待が高まります。
ちょうどイベント当日の「朝日新聞 朝刊」に見開きの特集記事が組まれており「いやぁ、松竹お金かけてるなぁと感じましたね(笑)」と大喜びの若松監督。なんと会場に新聞を持ってきてくださったお客様もいらっしゃいました!

柘榴坂の仇討雪の降るシーンが美しく印象的な本作。
撮影は今年の1月から2月に京都を中心に行われ、雪のシーンでは本物の雪を使った撮影も行われたそうです。
若松監督は「(『ホワイトアウト』の撮影で)3年分の雪を見てきたので、もう雪の映画を撮る事は無いと思っていました!」と笑いながら話し「登場人物の心情とリンクして雪を降らすように、スタッフにオーダーしたんです」と、こだわりの演出を披露。

お客さまからの“時代劇で気をつけるべき点、演出する上で現代劇と違いがあるのでしょうか?”との質問には「セリフを早く言わないこと」と若松監督。
またセリフだけではなく、着物での生活が主流だった当時の雰囲気を再現するため、立ち座りなどの日常生活の動きも“ゆっくり”したものを意識されたそうです。

小滝プロデューサーは「所作が1番重要ですね」とのこと。
昔は多くの作法が存在しており、障子の開け閉めや食事中のルール、中でも“刀の扱い方”には最も気をつけられたそうで「主演の中井貴一さんも、常々“大きな嘘はいいけど、小さな嘘はやめましょう”と言われており、所作に関しては忠実に表現する事を心がけた」とお話くださいました。

柘榴坂の仇討続いて、本作のキャスティングについて質問が及ぶと「今回は、はじめから“中井さんありき”で決まっていきました」と小滝プロデューサー。「原作を読んだ時から、監督と“主人公・金吾は中井貴一しかありえないね”と話していたんです」とのこと。

その後、中井さんから“たまたま観た映画に出演されていた広末涼子さんのふとした瞬間の表情が、主人公の妻・セツに見えた”と推薦をいただいて広末さんへオファー。
仇となる十兵衛役の阿部寛さんにも、忙しいスケジュールにも関わらず“貴一さんの相手役ならぜひ一緒にやりたい!”と快諾頂き、主要キャストが決まったそうです。

<img src="/wp-content/uploads/2014/09/zakuro0021-600x400.jpg" alt="柘榴坂の仇討" class="aligncenter size-medium wp-image-2996" />大老・井伊直弼を19年ぶりの映画出演で演じられた中村吉右衛門さんは「お茶目な方でした♪」と、語る若松監督。
主人公 金吾が“13年間も”主君の仇を追い続ける行為は「お金も名誉も関係なく、その人のことを“大好きだから”っていう気持ちがなければ成立しないと考えていたんです。」
家来は、主君の顔を直接見ることが許されない作法があった江戸時代。「吉右衛門さんに、主君・井伊直弼が金吾と顔を見合わせるシーンを作りたい、とお願いしたら…“あぁ、それは良いんじゃないの”と快諾いただいて」「“私は監督が右を向けって言ったら右を向きます”って…人間国宝の吉右衛門さんですよ(笑)。そんな風に言っていただけて、とても嬉しかったですね!」と、撮影当時を振り返っておられました。

また、実は作中に“原作者・浅田次郎さんが出演”されている!というサプライズ情報も飛び出し「今日分からなかった人は、公開されてからもう1回観にいってください(笑)」と若松監督。
「やはり原作者の方に来ていただくと、一緒に待ち時間を過ごしたり、同じ時間を共有するので現場の士気が自然と上がりますね!」と、浅田先生の登場で盛り上がった現場の雰囲気をお話しくださいました。

柘榴坂の仇討完成報告会見の席で、若松監督が中井さんと阿部さんを“実はこの二人、仲悪かったんですよ!”と発言したところ…ネットが炎上!大きな話題となりましたが「普通に会見してもニュースで取り上げてもらえないと思って言ったら、ネットが炎上しちゃって(笑)…あとでプロデューサーに怒られました」と話すと、すかさず小滝プロデューサーも、もともと中井さんと阿部さんは普段から仲が良いからこそ「阿部さんから “貴一さんに追われている役柄だから、今回は出来るだけ会わないようにします”と提案されたのは事実です」とナイスフォロー。
「記者会見は時間が短いので細部まで説明することができず、そこばかり使われてしまって…」と反省しながらも、大きな話題となったことに若松監督もニヤリと笑みを浮かべていらっしゃいました(笑)。

柘榴坂の仇討
ひたむきに生きている男に強い憧れがあると若松監督は話し「ひたむきに生きる“矜持”の裏には必ず犠牲があり、特に女性が犠牲になりがちです。」
「やっぱり女性は大切にすべきだと僕は思っているんです。そこで今回 “女性目線もきちんとやろう”とプロデューサーにお願いして、とても素敵な夫婦のシーンが完成しました。皆さんいかがでしたか?」
と問いかけると、お客さまからは大きな拍手をいただきトークショーは終了となりました。

トークショー終了後は、毎度おなじみの東劇ビル地下1階のレストラン「Tsukiji kitchen」に場所を移し、ゲストのお二人に加えMCの八雲ふみねさん、さらに我々運営側スタッフも交えた懇親会がスタート!

柘榴坂の仇討

■今回もお客様へ突撃インタビュー!

ご夫婦でご参加いただきましたお客様。
柘榴坂の仇討(シネマズ) 本作はいかがでしたか?
(奥様) とても良かったです。私は広末さんに感情移入してしまい、ハラハラしちゃって…。帰りを待っている女性の気持ちも考えて!と思ってしまいました(笑)
(シネマズ) そうですよね~すごく分かります。
(旦那様) 実は以前に『武士の献立』ティーチイン試写会にも参加したことがあって、そのときがとても楽しかったので今回も応募させていただきました。
(シネマズ) それは、ありがとうございます!
柘榴坂の仇討(旦那様) あまり、こういった形の試写会って無いので。普通は上映が終われば解散になるけど、監督やプロデューサーに直接感想を伝えたり、作品に対する質問等もできるので、とても良いなぁと思っています。でもなかなか当選しなくて…。
(シネマズ) 申し訳ありません。。。でも、そう言っていただけると大変嬉しいです。これからも皆さまに喜んでいただけるイベントを計画しておりますので、引き続きよろしくお願いいたします!

イベント終了後には、お客さまの熱気を身近に感じていただいた若松監督&小滝プロデューサーから“お客さまの生の声を聞くことが出来るのは本当に嬉しい”と言っていただき“お客様からもダイレクトに感想を伝えることが出来るのは貴重な場ですね”とありがたいお褒めの言葉を頂きました♪

■イベントに参加して

若松監督・小滝プロデューサー、そしてキャスト、スタッフの皆さんが“時代劇の火を消さないように”と思いを一つにされた、ひたむきな作品になっています。
描かれる明治の町並みが素敵で、さらにそれぞれの場面にピッタリな久石譲さんの音楽が本当に印象的でした。
江戸から明治へと大きく変化する時代を生きた、登場人物たちの葛藤が丁寧に描かれており、最後は思わずホロッと涙してしまいました。
世代を超えて楽しんでいただける“本格時代劇”であるとともに、我々 日本人が忘れてはいけない、受け継ぐべき日本の心が描かれていると思いますので、皆さまにはぜひ劇場でご堪能頂きたいと思います!

映画『柘榴坂(ざくろざか)の仇討』は9月20日(土)、全国ロードショー!

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