『ラ・ラ・ランド』がGG効果で2位へ急浮上!今週の全米興収ランキング速報![1/13・14・15版]

全米興収ランキング(1/13〜1/15)

1位(→)『Hidden Figures』
2位(↑)『ラ・ラ・ランド』
3位(↓)『SING/シング』
4位(↓)『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
5位(NEW)『The Bye Bye Man』
6位(↑) 『Patriot Day』
7位(NEW)『Monster Trucks』
8位(NEW)『Sleepless』
9位(↓)『Underworld: Blood Wars』
10位(↓)『パッセンジャー』
(速報値/Box Office Mojo参照)

 マーティン・ルーサー・キング・デーの今週が終わると、バレンタインデーの週末まで1ヶ月に渡り閑散期に入ることになる。しかし、その間にも第89回アカデミー賞のノミネートが発表(現地時間24日)され、2月9日からはベルリン国際映画祭が始まるなど、映画イベントは目白押しだ。

 さて、先週の速報値では2位に敗れたセオドア・メルフィの『Hidden Figures』だが、火曜日に発表された確定値では遂に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を首位から引きずり下ろした。そしてこの週末も引き続き好調を維持して2週連続の1位を獲得。今週は速報値と確定値で入れ替わることは考えにくいほどの快勝である。

 国内興収ではメルフィ監督の前作『ヴィンセントが教えてくれたこと』を早くも上回り、4500万ドルを突破。先日発表されたアメリカ製作者組合賞の作品賞にノミネートされたことで、ますますアカデミー賞への弾みがついたと言えよう。次週末からヨーロッパを始め、世界興行がスタートするだけに、この勢いを維持したまま各国のチャートを賑わせるに違いない。

 一方で、遂に首位を明け渡した『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は4位に急降下。金曜日に『ファインディング・ドリー』を抜いて2016年公開作のNo. 1興収となったが、5億ドルの大台を目前にして少々息切れムードも漂い始めているが、これの原因は後述しよう。せめて国内5億ドルと、世界興収10億ドルの壁は超えておきたいところだ。

ラ・ラ・ランド

(C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.

 『ローグ・ワン』失速の原因は、間違いなくゴールデン・グローブ賞を席巻した『ラ・ラ・ランド』の存在だ。13日から140以上の国内IMAXシアターが、『ローグ・ワン』から急遽『ラ・ラ・ランド』の上映へ鞍替え。その影響もあり、同作は一気に2位にランクアップを果たした。来週仮に1位を獲ることがあれば、公開から1位獲得までの遅さで歴代6位タイの珍しい記録が生まれる。しかも、これまで7週目で1位を獲得した3作のうち2作は『プラトーン』、『ドライビングMissデイジー』というオスカーウィナー。これは受賞への良いジンクスとなるか。
 ちなみに興行収入は7000万ドルを超え、1億ドル超えも見えてきた。アカデミー賞への関心が高まる向こう2ヶ月は、主役たるこの作品の興行が弱まることはまずないだろう。

 今週から始まった新作や、拡大公開作はいずれも凡庸な結果となった。新作勢では、『最後の晩餐 平和主義者の連続殺人』のステイシー・タイトル監督最新作『The Bye Bye Man』が、まずまずの好成績でスタートするも、やはり金曜日の成績に偏りを見せ、土日は降下気味。クリス・ウェッジの実写挑戦作『Monster Truck』も、ジェイミー・フォックス主演の『Sleepless』も、いまひとつ伸びを欠いた。

 『ハンコック』、『バトルシップ』で大いに映画ファンから愛されたピーター・バーグの最新作『Patriots Day』は、公開4週目の今週から一気に拡大公開し、6位まで急浮上。それでも、アベレージ的には凡庸であり、秋に公開された『バーニング・オーシャン』の6000万ドルを超える可能性は薄いだろう。

 また、3週目にして4館から3000館弱までシアター数を増やしたベン・アフレックの『夜に生きる』、同じく700館まで増やしたマーティン・スコセッシの『沈黙-サイレンス-』は、いずれも拡大公開で花開くことはなく。高評価を集めるものの、興行的には今ひとつといったところだろう。

沈黙-サイレンス- 仮メイン

(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.

 来週はヴィン・ディーゼル主演のアクション映画『トリプルX』の12年ぶりとなる3作目『XXX<トリプルX>:再起動』、そしてM.ナイト・シャマランとジェームズ・マカヴォイがタッグを組んだスリラー『Split』が3000館規模で封切られる。また、マイケル・キートン主演でマクドナルドの創業者を描く『The Founder』も公開となる。

(文:久保田和馬)

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