映画好きの食指をそそる!? 先取り、秋シネマ

ドローン・オブ・ウォー

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2015年10月1日からTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
監督:アンドリュー・ニコル
出演:イーサン・ホーク、ブルース・グリーンウッド、ゾーイ・クラビッツ、ジェイク・アベル ほか
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昨今、あらゆるメディアで話題となっている、無線無人機・ドローン。
災害発生地での現地調査、僻地への荷物の配送、映像撮影など、その用途は多岐にわたります。
その一方で、ホワイトハウスの敷地内や日本の首相官邸での落下事件は世界的にも大きなニュースとなり、法整備の緊急性も叫ばれています。
この映画に登場するドローンは、無人戦闘機。
2001年の9.11同時多発テロ以降、米軍が対テロ戦争の兵器として使用してきた無人戦闘機ドローンによる「現代の戦争」をリアルに映し出した問題作です。

アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐のミッションは、ラスベガスの基地に設置されたコンテナ内で無人戦闘機ドローンを遠隔操作し、1万キロ以上離れた異国での空爆すること。
1日の任務を終えると、車でラスベガスの歓楽街を駆け抜け、愛する妻と息子が待つ家へ戻り、平和を絵に描いたような日常に戻る。
戦地に行かずして起こる現実味のない“戦争”と日常を行き来する生活から、イーガンはPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患うようになる…。

主演は『6才のボクが、大人になるまで。』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、人気実力ともにハリウッド随一のイーサン・ホーク。
職務上の使命感と現実の狭間でさまよう“異常な日常”に、徐々に心を病んでいく主人公を生々しく体現しています。

1万キロ以上離れた異国をクリックひとつで空爆する。
まるでゲームをプレイしているようなその姿に、映画を見ている我々も、正直、これが「戦争」だという実感が湧いてこない。
しかし本作で描かれている世界こそ、現代の戦争の実態。
背筋が凍る思いがします。

 

 

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